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会場:ANAインターコンチネンタルホテル東京
また直近の目標として、「マカオで開催された2007年アジア室内競技大会には日本選手を送り出せなかった。2008年のベトナムには日本選手団を送り出したい」とも語った。 平方氏は続いて、発足記念イベントの「eスポーツ日韓戦」についての説明を行なった。12月1日12時30分より、東京お台場メディアージュ6F特設会場にて、日本と韓国のeアスリートによる日韓戦およびエキシビジョンマッチが行なわれるというもの。主催はJESPA、共催として韓国e-Sports協会(KeSPA)となっている。 種目は、プレイステーション 3用「ワールドサッカーウイニングイレブン2008」、PS3用「鉄拳5 DARK RESURRECTION ONLINE」、Windows用「フリスタ! -Street Basketball-」の3タイトルを使用。韓国サイドと協議の上で決定したものだという。またWindows用「StarCraft」で、韓国のプロ選手によるエキシビジョンマッチが行なわれる。 出場する選手は、PS3用の2タイトルについては、各タイトルのメーカーが行なっている大会の上位者を日本代表として選出。「フリスタ! -Street Basketball-」はチームとして参加できる日本選手を一般募集し、その中から選抜をかけるという。 一般来場については、基本的には入れず、報道関係者などに限定したクローズドな形で行なうという。これについて平方氏は、「一般の方を入れると、どういう場所が一番いいのか、プレス対応がどうなるかなど問題が増える。まだ脆弱な団体で、予算的な問題もある」と説明。しかし観戦を熱望する人がいれば、「今後、eスポーツ協会を支えてくれるメンバーと考えているので、見ていただけるようにはしたい」とも語った。
JESPAを運営するにあたってのスポンサーについては、「ゲームメーカーよりも、eスポーツにご理解いただけるスポンサーを探している。ゆくゆくは個人会員なども募り、とにかく広くやっていきたい。日韓戦では数社、今後のご協力などを含めて内諾のような形をいただいている。その辺りの発表も当日行ないたい」とした。
さらに委員長としての自らの立場についても触れ、「元々、経済産業省時代にゲーム業界やスポーツ業界を担当したことが縁となった。経済産業省、総務省、文部科学省、それぞれの視点で見てくれていると思うが、協会の立ち上げ、またこういう動きが広がっていくことにぜひ協力していただきたいし、働きかけもしている。そういうことを期待されての準備委員長なのかなとも思う」と語った。 協会の立ち上げのスケジュールについては、「今は準備委員会の準備段階のような状態。ぜひ準備委員会を早急に開いてスケジュールを立てていきたい。来年半ばくらいをめどに、できれば設立したい」とした。
このほか会場には、日本のeスポーツ界の看板的な人物である犬飼博士氏も来場していた。犬飼氏はJESPAの委員にもなっており、準備委員会の立ち上げについて、「AOGC2007で電通の竹田恒昭氏と行なった講演がきっかけ」と語ってくれた。また従来のeスポーツを知る人からすると、「eスポーツ日韓戦」の種目はやや異質なところもあるのだが、犬飼氏は「ようやく、やりたいことができるようになった」と肯定的な姿勢を見せた。
(2007年11月22日) [Reported by 石田賀津男]
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