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日本一ソフトウェア、都市伝説を扱ったホラーADV
PS2「流行り神2 警視庁怪異事件ファイル」

11月15日 発売予定

価格:7,140円

CEROレーティング:C (15歳以上対象)

パッケージ画像
 株式会社日本一ソフトウェアは、プレイステーション 2用ホラーアドベンチャー「流行り神2 警視庁怪異事件ファイル」を11月15日に発売する。価格は7,140円。CEROレーティングはC(15歳以上対象)。

 PS2「流行り神2 警視庁怪異事件ファイル」は、2004年8月に発売された「流行り神 警視庁怪異事件ファイル」シリーズ第2弾。真偽の程はさだかではないが、誰もが気になる噂話「都市伝説」。本作は、そうし都市伝説が色濃くからんだ怪奇事件を、科学もしくはオカルトいずれかの見地で追い求めていくホラーアドベンチャーゲームとなっている。捜査にあたるのは、警視庁の地下五階にあるとされる警察史編纂室のメンバーたち。前作をプレイしていた人には、なんとも懐かしい顔ぶれだ。

 ゲーム本編は、4話+αからなるオムニバス形式で展開。プレーヤーは主人公の警部補「風海純也」となり、表示されるテキストに目を通しつつ、所々で出現する選択肢から好きなものを選んでいく。各話ごとの捜査の状況は“推理ロジック”に随時まとめられていく。推理ロジックとは、各話における登場人物の相関図を完成させることを目的としたもの。捜査で得られた新情報を“キーワード”とし、推理ロジックを少しずつ埋めていく。

 前述の選択肢によっては得られないキーワードがあるほか、科学、オカルトといった立ち位置でも大きくわかれるため、繰り返しプレイすることでまた違った展開が楽しめる。推理ロジックの正解率は、各話の最後に表示される「捜査評価」に影響する。高評価を得るためには、ストーリーの全容を把握して、正確な推理ロジックを完成させる必要がある。

 本作は、通常の選択肢とは別に“セルフ・クエスチョン”、“カリッジポイント”というオリジナル要素がある。セルフ・クエスチョンは、次々と連なる選択肢に対して、自問自答形式で答えていくというもの。それまでの捜査状況を整理するために必要とされる場合が多く、ストーリーの分岐に関わることもあるという。

 “カリッジ・ポイント”は、特定の選択肢は選ぶときに消費されるもの。ポイントは各話ごとに得られ、使用するたびに1ポイントずつ減っていく。カリッジ・ポイントが必要とされる選択肢は、いつ、どのタイミングで発生するかわからず、序盤で使いすぎると終盤でポイントが足りずカリッジ・ポイントつきの選択肢が選べないといったこともある。ただし、カリッジ・ポイントを消費するからといって、それが必ずしも正しい選択肢とは限らないという。

 ストーリー中に登場した、都市伝説、怪談、心理学、民俗学、法律などの専門用語は「F.OA.F.ファイル」と呼ばれる「データベース」に記録される。これら専門用語は、データベースを呼び出せばゲーム中いつでも参照できる。データベースの総数は200用語にのぼるといい、詳しくない人はもちろん、オカルトファンも十分楽しめる内容となっている。

- 第零話 『黒闇天』 -
「黒闇天と吉祥天」をご存知だろうか? わかりやすく言い換えるなら「貧乏神と福の神」である。ある経典ではふたりは姉妹であり、その存在は常に共にあるという。つまり、良いことと悪いことは表裏一体で、人生はそのバランスの上で成り立っているという真理である。
警視庁の地下5階、警察史編纂室に勤務する本作の主人公、風海純也は帰宅の際、偶然高校時代の初恋の同級生「春日雪乃」と出会う。夫が自殺を図り、その遺品を受け取りにきた彼女は憔悴した様子だった。彼女を自宅まで送り届け、招かれた部屋の壁に見つけたものは、暗褐色で描かれた女性の姿のように見える“シミ”だった。
どことなく気味の悪いシミ。帰りの車中で同行した同僚の小暮宗一郎巡査部長は呟いた。「春日さんのご主人は本当に自殺だったでありますか?」不気味なシミと春日雪乃の夫の死、その因果関係はあるのだろうか?

- 第一話 『予知夢』 -
「夢と違うことをするな」というセリフが印象的な都市伝説“予知夢”。夢は深層心理にある将来の願望や不安が投影されたものという説がある。しかし、正夢やデジャヴに代表される予知夢にも、その説が必ずしも当てはまると言い切れるだろうか? ましてや、他人が自分の夢の内容まで知っている都市伝説“予知夢”には、未だ解明できない謎が満ちていると言えるだろう。
夢占いを生業としている宮本舞は、1日の行動を分単位で記録された手紙を投函してくる奇怪なストーカーにおびえて、警視庁に相談に来ていた。最近では、夢でストーカーらしき人物に殺されるシチュエーションを見た後、現実に同じシチュエーションになることを感じ、恐ろしさのあまり逃げ帰ると、自宅のドアに血文字で“夢と違うことをするな!”と書かれていたこともあったらしい。
警察史編纂室のメンバーは、なかば現実離れした内容に疑問を持ちながらも、彼女の警護を開始する。ストーカーからの手紙は、多いときには2日に1回の割合で直接郵便受けに投函される。ドアに描かれる血文字も「目を閉じ、耳を塞げ」、「過去の亡霊を目覚めさせるな」など、奇怪な内容のときもあるようだった。彼女を狙っているストーカーの正体とは、果たして何者なのだろうか?


 今作では、シナリオ、グラフィックなどの演出面以外にも、快適にプレイできるようさまざまな改良が加えられている。既読文章の高速スキップ、次の選択肢まで、すべてが以前読んだことがある箇所であったなら「次の選択肢までスキップ」を選ぶことができる。また、ゲーム中に到達したことがないシナリオを視覚的に判断できる「分岐ツリー閲覧機能」も追加されている。

 近年、特に注目を集めている「都市伝説」。ホラーゲームが好きな人はもちろん、最近の流行で興味を持った人にも「流行り神2 警視庁怪異事件ファイル」は十分楽しめる作品といえそうだ。

【スクリーンショット】


(C)2007 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
※画面は開発中のものです。

□日本一ソフトウェアのホームページ
http://www.nippon1.co.jp/
□「流行り神」公式サイト
http://hayarigami.com/index.html
□関連情報
【7月2日】日本一ソフトウェア、iモードサイトを「日本一GAMES」にリニューアル
「流行り神MOBILE ~警視庁怪異事件ファイル~」を配信
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070702/no1g.htm

(2007年10月25日)

[Reported by 豊臣和孝]



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