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価格:7,140円
CEROレーティング:C (15歳以上対象)
PS2「流行り神2 警視庁怪異事件ファイル」は、2004年8月に発売された「流行り神 警視庁怪異事件ファイル」シリーズ第2弾。真偽の程はさだかではないが、誰もが気になる噂話「都市伝説」。本作は、そうし都市伝説が色濃くからんだ怪奇事件を、科学もしくはオカルトいずれかの見地で追い求めていくホラーアドベンチャーゲームとなっている。捜査にあたるのは、警視庁の地下五階にあるとされる警察史編纂室のメンバーたち。前作をプレイしていた人には、なんとも懐かしい顔ぶれだ。 ゲーム本編は、4話+αからなるオムニバス形式で展開。プレーヤーは主人公の警部補「風海純也」となり、表示されるテキストに目を通しつつ、所々で出現する選択肢から好きなものを選んでいく。各話ごとの捜査の状況は“推理ロジック”に随時まとめられていく。推理ロジックとは、各話における登場人物の相関図を完成させることを目的としたもの。捜査で得られた新情報を“キーワード”とし、推理ロジックを少しずつ埋めていく。 前述の選択肢によっては得られないキーワードがあるほか、科学、オカルトといった立ち位置でも大きくわかれるため、繰り返しプレイすることでまた違った展開が楽しめる。推理ロジックの正解率は、各話の最後に表示される「捜査評価」に影響する。高評価を得るためには、ストーリーの全容を把握して、正確な推理ロジックを完成させる必要がある。 本作は、通常の選択肢とは別に“セルフ・クエスチョン”、“カリッジポイント”というオリジナル要素がある。セルフ・クエスチョンは、次々と連なる選択肢に対して、自問自答形式で答えていくというもの。それまでの捜査状況を整理するために必要とされる場合が多く、ストーリーの分岐に関わることもあるという。 “カリッジ・ポイント”は、特定の選択肢は選ぶときに消費されるもの。ポイントは各話ごとに得られ、使用するたびに1ポイントずつ減っていく。カリッジ・ポイントが必要とされる選択肢は、いつ、どのタイミングで発生するかわからず、序盤で使いすぎると終盤でポイントが足りずカリッジ・ポイントつきの選択肢が選べないといったこともある。ただし、カリッジ・ポイントを消費するからといって、それが必ずしも正しい選択肢とは限らないという。
ストーリー中に登場した、都市伝説、怪談、心理学、民俗学、法律などの専門用語は「F.OA.F.ファイル」と呼ばれる「データベース」に記録される。これら専門用語は、データベースを呼び出せばゲーム中いつでも参照できる。データベースの総数は200用語にのぼるといい、詳しくない人はもちろん、オカルトファンも十分楽しめる内容となっている。
今作では、シナリオ、グラフィックなどの演出面以外にも、快適にプレイできるようさまざまな改良が加えられている。既読文章の高速スキップ、次の選択肢まで、すべてが以前読んだことがある箇所であったなら「次の選択肢までスキップ」を選ぶことができる。また、ゲーム中に到達したことがないシナリオを視覚的に判断できる「分岐ツリー閲覧機能」も追加されている。
近年、特に注目を集めている「都市伝説」。ホラーゲームが好きな人はもちろん、最近の流行で興味を持った人にも「流行り神2 警視庁怪異事件ファイル」は十分楽しめる作品といえそうだ。
(C)2007 NIPPON ICHI SOFTWARE INC. ※画面は開発中のものです。
□日本一ソフトウェアのホームページ (2007年10月25日) [Reported by 豊臣和孝]
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