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バンダイナムコゲームス、PSP「テイルズ オブ リバース」
2つの種族が織り成す再誕の物語がPSPで復活

2008年初頭 発売予定

価格:未定

 株式会社バンダイナムコゲームスは、PSP用君が生まれ変わるRPG「テイルズ オブ リバース」を2008年の初頭に発売する。価格は未定。

細かいところまで描き込まれたグラフィックは必見
 「テイルズ オブ リバース」は、2004年にプレイステーション 2で発売され、好評を博した作品。2D作品の中ではシリーズ最高峰との呼び声も高い本作が、PSPでリメイクされることが決定した。画面比率に対して、キャラクタが大きくなったことで迫力のある戦闘シーンや、美麗ムービーで綴るイベントシーンなど、PSPだからこそ可能となった違いが随所に見られる。

 タウンマップ・ダンジョンマップは、手書き感のある「テイルズ オブ」シリーズならではの、落ち着いた暖かみのあるグラフィックを採用。PSP版となる本作は、従来の作品と比べ、高解像度で緻密な表現が可能となり、より細かな世界観表現が可能になっている。また、本作ではアウトドアのタウンマップ表現が従来のクォータービューから、サイドビューに近い視点になっているほか、表示方法もキャラクタの位置や移動方向に応じて拡大縮小されるようになっているという。

カットインの演出がバトルシーンを盛り上げてくれる
 戦闘システムは、「テイルズ オブ」シリーズの代名詞ともいえる「リニアモーションバトルシステム」を継承しつつ、奥行き感を表現した新たな戦闘システム「3ラインリニアモーションバトル」を採用。「3ラインリニアモーションバトル」とは、敵味方ともに3つのラインを使った戦闘システム。この戦闘システムは、従来の「リニアモーションバトルシステム」よりも戦略性が高く、戦いのバリエーションや緊張感あるバトルを楽しむことができる。バトルフィールドが3ラインで構成されたことにより、パーティキャラクタをどのラインのどの位置に配置するかが重要となってくる。

 本作の大きな特徴として「フォルスゲージ」と呼ばれるものがある。これは従来のシリーズでいう「TP(テクニカルポイント)」の代わりとして、画面下部に4つの四角いゲージとして表示されている。この4つの四角いゲージは、それぞれ十字ボタンにセットされた「技」や「術」などの「フォルス」の量を示し、ゲージが一杯になってから発動させると「技」や「術」などの威力が増すことになる。「フォルス」は、使いきりの「TP」とは異なり、戦闘時間の経過とともに蓄積され、「技」や「術」の難易度によって蓄積する早さも変化する。

 バトルシーンの鍵となるのは「フォルスゲージ」のほかに、戦闘中のキャラクタの感情値を攻撃や防御に反映させる「ラッシュゲージ」がある。「ラッシュゲージ」は、ゲージが一定以上の数値になると攻撃力がアップし、防御力がダウンするというシステム。メリットとデメリットが同時に発生するため、使いどころがポイントになるだろう。

【フォルスとは】

 フォルスとは、ヒトの生命と精神のパワーが生み出す特殊な能力の総称。すべて6つの属性因子で構成されており、その組み合わせに応じて様々な現象を引き起こすことができる。発現する力は、能力を持つ者の潜在能力や性格によって決まり、ひとりの能力者が複数のフォルスを行使することはできない。

 強いフォルスを操ることのできる能力者は強力な存在だが、彼らとて大きく精神が乱れれば、己のフォルスによって自滅する危険に、常にさらされている。もともと、フォルス能力者はガジュマで占められ、その数も非常に少なかったが、ある時を境に人種を問わず急増し、それが王国の不安要素となっている。



【スクリーンショット】
暖かみのあるグラフィック、リアルタイム戦闘、ムービーシーン、豪華声優陣など、シリーズならではの特徴を踏襲しながらも、シリーズ最高のクオリティであの感動が蘇る



【BACK GROUND STORY】

 知的活動に優れたヒューマ、身体的能力に優れたガジュマが共存するカレギア王国。

 2つの種族は互いに協力することで古代の困難を乗り越え、この王国を築いた。建国以来、王国は代々ガジュマの王を戴き、その統治のもと、平穏に暮らしていたが、王家には秘密があり、それはカレギアの運命に密接に関係していた。また長いこと続いていた平和と繁栄とは裏腹に、見えないところで常に存在していた影があった。影は次第にゆっくりと、だが確実に王国を包み始めていた。影の存在に気付いているのは、未だ限られたごく少数の者たちだけだった。この事態に対して、彼らは行動を開始したが……。



【キャラクタ紹介】

■ ヴェイグ・リュングベル(Veigue Lungberg)

 年齢:18歳
 性別:男性
 身長:183cm
 体重:71kg
 種族:ヒューマ
 CV:檜山修之

 本作の主人公。厳しい寒気と美しい景観の同居する、北辺の村スールズ。そのスールズで生まれ育ったヒューマの若者。幼い頃に両親を亡くし、幼馴染みのクレアの家に引き取られ、実の家族同然に育てられた。だが一年前の事件をきっかけに、心を閉ざし、周囲と言葉を交わすこともなくなってしまった。そのため、ともすると他人からは冷たい男と思われがちだが、本当は間違ったことを見過ごせない、熱いものを秘めている。

 村の暮らしは平和で、冒険など考えたこともなかった。だが彼とその周囲を襲った出来事は、彼からそんな穏やかな日々を根こそぎ奪い去ることになる。

■ クレア・ベネット(Claire Bennett)

 年齢:17歳
 性別:女性
 身長:163cm
 体重:45kg
 種族:ヒューマ
 CV:安田未央

 本作のヒロイン(※ノンプレイアブルキャラクタ)。スールズに住むヒューマの娘。幼い頃に引き取られてきたヴェイグとは、人情篤い両親のもとで家族同然に育てられた。ヴェイグにとっては数少ない気を許せる存在で、無口で無愛想な彼もクレアの前では表情を和らげる。

 村でも評判の器量よしの彼女は、他人を思いやる優しい心根と精神的な芯の強さを併せ持った娘。他人の欠点よりも長所に気付き、誰とでも分け隔てなく接することができることもあって、皆から好かれている。生まれ育ったスールズを離れる事などほとんどなかったクレアだが、思いがけない運命が彼女を故郷から引き離す。それでも逆境にあってもなお、彼女は明るさを忘れず、周囲に希望を与え続ける。

(C) いのまたむつみ (C) NBGI
※画面は開発中のものです。

□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□テイルズチャンネルのページ
http://namco-ch.net/taleschannel/
□関連情報
【7月20日】バンダイナムコゲームス、「テイルズ オブ」シリーズ
2007年度ラインナップ発表会を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070720/tales.htm

(2007年8月6日)

[Reported by 志賀康紀]



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