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バンダイナムコゲームス、AC新製品商談会を開催
「鉄拳6」を新筐体とともに出展

2007年 稼動開始予定

プレイ料金:未定

残像感はあまり感じられない快適なプレイが可能な新型筐体とのセット販売が中心となる。カードリーダーはまだ未搭載
 株式会社バンダイナムコゲームスが開発中のアーケード用対戦格闘ゲーム「鉄拳6」。先日まとめ記事をお伝えしたこのタイトルだが、19日に行なわれた新製品プライベートショウに、新筐体とともに出展された。

 操作体系は今までのシリーズ同様、四肢に対応した1レバー4ボタン+スタートボタン。HD解像度(720p)の32インチ液晶モニタを搭載したこの筐体の2台セット、もしくは42インチ液晶を搭載したライブモニターとの4台セット(DXセット)で販売される。出力解像度は720pとなっている。


■ キャラ数は合計40?

 プライベートショウバージョンでは、キャラクタのセレクトは8×5ブロックの40キャラのエリアが設定されていたが、4キャラ分のスペースが「?」になっていた。各ブロックのキャラクタ配置と「?」の位置は以下の通り。左上から右下の順になっている。

?
ペク
レイ
ニーナ
クマ
?
JACK-5
ブライアン
マードック
ポール
レイヴン
フェン
エディ
クリスティ
シャオユウ
デビルジン
カズヤ
レオ
ミゲル
ジン
アスカ
?
ザフィーナ
リリ
ドラグノフ
アーマーキング
キング
ジュリア
ファラン
ヘイハチ
リー
スティーブ
アンナ
ロウ
ガンリュウ
?
ブルース
ヨシミツ
ワン
ロジャーJR

 「?」のスペースがすべて新キャラクタになるのか、ランダムセレクトが入るのかはまだわからない。この時点でもうすでに最大40キャラのスペースは確保されているということになるのだが、シリーズお約束のモクジンの姿が見えないなど、まだ気になる要素は残されている。それぞれのキャラクタには新技が追加されたほか、既存技もモーションの見直しや性能の変化が見受けられた。

 操作体系の補足としては、基本的に前作にあたる「鉄拳5 DARK RESSURECTION」を踏襲。ダッシュやジャンプ、しゃがむ動作は一緒。横移動も↓(ちょい入れ)と↑(ちょい入れ)で、2回同方向に入力し、レバーを入れっぱなせば歩く。受け身もボタン受身で画面奥/手前に横転し、レバー受け身では後転受け身とクイック受け身となっていた。軸移動からスムーズにしゃがみステップできるなどの操作感覚も「鉄拳5」同様といっていいだろう。ガード関連はニュートラルガードとしゃがみガード(レバー1方向)と、下段さばき(レバー3方向)というこれまた「鉄拳5」同様になっていた。

■ 新システム続々! 「レイジシステム」と「アイテム技」

ブルースに装備した「チキン」。画面下にひよこたちが……
 また、AOUショーでブライアンがショットガンを撃っていたことを覚えているだろうか? あれは「アイテム技」で、キャラクタに特定のアイテムを装備することで、特別な動作(主に挑発)や技を繰り出すことができるようになる。

 これはどうやら使いどころを考える必要がありそうだ。例えば銃器の場合、地上では攻撃はヒットしないが、空中コンボに組み込むことはできそうだ。また、「鉄拳3」にあった「チキンマーク」が形を変えて復活していたり、ロウがヌンチャクで攻撃できたりする。

【アイテム技】
レオのアイテム技。短銃を空に向かって発砲する。このステージは木漏れ日もキャラクタに反映される
デザイナーの永野 護氏が「3」の頃からプランを出していた、アンナのヒールでの攻撃がついに実装!

 今回のプライベートショウで明らかになったのは、残り体力が一定以下となると、従来の「気合ため」のような炎のエフェクトがキャラクタの両腕に付き、攻撃力が上がるという「レイジシステム」が導入されたこと。これで逆転性が上がっている。

【レイジシステム】
ある程度ダメージを受けると(左)両腕に炎のエフェクトが付く(中央)。この「レイジシステム」中は、攻撃力がアップする


 ボスキャラに関しては、過去最大級の大きさを誇るというキャラクタが会場内に上映されていたプロモーションムービーに登場。見た目、過去タイトルに登場していた「オーガ」に匹敵する大きさに見えたが、ゲーム画面での登場ではなかったため、具体的なところはわからない。

 720pに対応したグラフィックスは、PS3「鉄拳5 DR」で次世代機向けとしては1080pに対応していたが、イチから作り直した「鉄拳6」のグラフィックスはさらに細かい作りこみが行なわれており、キャラクタモデルはもとより、ステージグラフィックス、そして空間がゆがむようなヒットエフェクトはやはり綺麗だと感じられた。セルフシャドウ、HDRといった次世代機でのお約束ともいえる効果によって、キャラクタの存在感は一気に高まっている。新ステージである湖(仮称)やネオン(仮称)のステージは必見だ。

空間がゆがんだように見えるヒットエフェクト
 特にヒットエフェクトは、従来のコミック的アニメーションと同時に空間がゆがむようなレンズの形をしたエフェクトが付き、さらに破片が飛び散るような細かいエフェクトが連続して起こる。今までのシリーズからするとさらに派手になった印象だ。また、魔神拳のエフェクトはその後に青い雷エフェクトが起こるなど、それぞれ役割に応じていろんなエフェクトが用意されているようだ。

【ヒットエフェクト】
従来のヒットエフェクトに、さらに追加表現が加わった「6」のヒットエフェクト

■ ステージ総数は12! 崩落する仕掛けも

 ステージの総数は12になるもよう。また、ステージの特定の場所には時間の経過やキャラクタを叩きつけることによって、床や壁が崩壊し、別エリアに移動できるような仕掛けも用意されている。

【ステージ】
 
【ステージ崩落】


■ さらに細かくなったカスタマイズ

1P、2Pの差別化に加え、カスタマイズでさらに細かくいろんなパーツが選択できるようになった
 カスタマイズ要素も今作ではかなり凝ったものになっている。各キャラクタのコンセプトにあわせたアイテムが用意されており、同じアイテムにも複数のカラーを用意。カスタマイズできる部位も細分化されている。

【キャラクタカスタマイズ】

■ 褒章システムの追加や「TEKKEN-NET」もパワーアップ

 さまざまな条件を満たすことで、「褒章メダル」が授与される。連勝記録といったわかりやすいものから、特定の技やプレイスタイルに関わるものなど、そのジャンルはさまざま。また、キャラクタ固有のものや、条件非公開の隠し褒章なども用意されているという。褒章は「TEKKEN-NET」で閲覧できる。

 さらに「TEKKEN-NET」も強化される。プレーヤー同士のチームを作成でき、チーム対抗戦なども行なえる。チームに課せられたミッションをクリアすると、特典がゲットできたり、チームでしか得られないものも用意されるという。

■ 「湾岸ミッドナイト」最新作、「MotoGP」も展示

「湾岸ミッドナイト MAXIMUMTUNE3」
 このほか、会場内には「湾岸ミッドナイト MAXIMUMTUNE3」、「MotoGP」の2つのレースゲームが展示されていた。

※画像はすべて開発中のものです
(C)1994-2006 NAMCO BANDAI Games Inc.

□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□「鉄拳」シリーズオフィシャルサイト「TEKKEN OFFICIAL」
http://www.tekken-official.jp/
□関連情報
【6月8日】バンダイナムコゲームス、AC「鉄拳6」
3人目の新キャラクタなど
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070608/tk6.htm
【2月16日】AOU2007ブースレポート ~バンダイナムコゲームス編~ 「鉄拳6」ほか、レースゲーム2タイトル、キッズ層向けビデオゲームも出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070216/aou_bn.htm
【2月16日】バンダイナムコゲームス、AC「鉄拳6」のAOU出展動画を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070216/tk6.htm

(2007年6月19日)

[Reported by 佐伯憲司]



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