いつでもどこでもポケモンゲットが楽しめる! タカラトミー「ポケモンアドベンチャー さがしてゲットDP」
「ポケモンアドベンチャー さがしてゲットDP」 |
発売 |
タカラトミー |
価格 |
3,675円 |
電源 |
単4電池×3(別売) |
発売日 |
発売中 |
タカラトミーから発売されるポケモン玩具は、これまで比較的低年齢層向けのアイテムが多かった。しかし、この「ポケモンアドベンチャー さがしてゲットDP」は違う。ポケモン好きなら、大人でも十分に楽しめる面白さを兼ね備えているのだ。ちなみに筆者は、すっかり楽しんだ。原稿を書いている今もポケモンをゲットしたくて手がうずくほどの面白さだ。
■ テーブル、壁、カーテン、生活空間の色をスキャンする!
「さがしてゲットDP」は、リビングやダイニングなど生活空間の中でポケモンをゲットできる。本体にはカラースキャナーが内蔵されており、液晶画面に表示された「あお!」や「こげちゃ!」などの色の上でスキャンをすると、ポケモンをゲットできる仕組みだ。くわしくは後ほど詳細に紹介するが、生活空間全体が遊び場になるという仕組みが面白い。
本体は、「モンスターボール」と「スーパーボール」の2種類が発売されており、筆者は「モンスターボール」タイプを入手した。
モンスターボールは手でにぎるとしっくり来る手頃な大きさで、表面にはカラースキャナーが内蔵されている。裏面には液晶画面が設けられ、基本はこの画面を眺めながらゲームを進めていくことになる。基本的なセッティングは、別売の単4電池を3本入れることと、時刻合わせをするだけ。これだけの準備ですぐに遊び始められる。
遊ぶ前には付属品のスタートプレートを使って、色設定を行なう。液晶画面に「スタートプレートのしろいめんをスキャン」と表示されたら、それを実行する。
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パッケージ。「100匹のポケモンが登場!!」というキャッチコピー。キミの好きなポケモンは登場するかな? |
「さがしてゲットDP」本体正面。中央のレンズで色をスキャンする |
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「さがしてゲットDP」の頭頂部。スキャンをするときに押すボタンがある |
液晶のドットは細かく、ポケモンもよく描けている。これは何もしていない状態の「待ちうけ画面」 |
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スタートプレート。表は黒、裏は白。「さがしてゲットDP」の色調整に使用する |
色をスキャンする方法はこうだ。まず最初に液晶画面を上に向け、頭頂部にあるスキャンボタンに指を当てて、しっかりと握る。次にスキャンレンズが対象物に平行になるように水平に当て、スキャンボタンを押す。成功を示す確認音が鳴ったら、レンズを対象物から離す。説明を聞くと、難しそうに感じるかもしれないが、実際は簡単。スキャンレンズを対象物に当てて、スキャンボタンをカチリと押すだけだ。
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テーブルをスキャンしているところ。無事に目当ての色をスキャンできるかドキドキ…… |
「スタートプレートのしろいめんをスキャン」を終えたら、今度は「スタートプレートのくろいめんをスキャン」を行なう。これが成功したら、どんなモードでも遊べるようになる。
■ ポケモンをゲットするために3つの試練がプレーヤーを襲う
モードは「トレーニングモード」、「ゲットモード」、「ゲットリスト」、「ミニゲーム」、「オプション」の5種類からなる。「トレーニングモード」と「ゲットモード」は、ほぼ同じ遊びなので、「ゲットモード」を中心に紹介する。
「ゲットモード」をスタートさせたら、壁やテーブル、棚、じゅうたんなど、いろんな場所をスキャンしてみよう。すると、まもなくポケモンが見つかるはずだ。液晶画面には「ポケモンをみつけた!」と表示される。
ここからポケモンをゲットするための試練が始まる。試練にはA~Cの3種類がある。
試練Aは「色をスキャン!」。画面には「あお!」や「ベージュ!」など、色名が表示される。そこから60秒以内に生活空間の中から青色やベージュ色のものを探し出し、スキャンをするのだ。
制限時間があるためか、見慣れた生活空間でも、いざ「青色」や「ベージュ」を捜そうとしても、見つからないものだ。「青色はどこ?」、「ベージュはどこ?」と口にしながら、必死に部屋中を見回すスリルがたまらなく面白い。見事に指定された色をスキャンすることができれば、ポケモンをゲットすることができる。
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試練A「色をスキャン!」。「おうどいろ!」という指示に本棚の側面をスキャン。見事にパチリスをゲットすることができた |
試練Bは、「ボールを探せ!」。モンスターボール、スーパーボール、ハイパーボール、プレミアボール、ヒールボール、ダークボールの6種類がドット絵で表示され、その色を捜してスキャンするのだ。この試練を乗り越えるには、モンスタボールが赤色、スーパーボールが青色、プレミアボールが白色……とモンスタボールの色合いに対する知識が必要となる。モンスターボールにくわしくないと解けない試練だ。
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試練B「ボールを探せ!」。これはプレミアボールなので、白い壁やテーブルをスキャンすればオーケー |
試練Cは、「クイズ出題」。「ナエトルはなにタイプのポケモン?」と、ポケモンのタイプに関する問題が出題され、正解すると見つけたポケモンをゲットできる。これなど、ポケモンファンからすれば、楽勝問題。筆者はすべて答えられたし、当のユーザーである少年少女たちにとっても“常識”といえる問題だろう。
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試練C「クイズ出題」。「ニャルマーはなにタイプのポケモン?」。正解はノーマルタイプだ |
3つある試練の中で、抜群に面白いのが「色をスキャンだ」。指定された色であるなら、壁やカーテン、ふとん、雑誌の表紙、じゅうたん、パソコン本体、テーブル、ペンなど、ありとあらゆるものをスキャンできるのだ。小さなモンスターボールひとつで、生活空間が“遊びの空間”に切り替わる感覚が面白い。筆者は、ポケモンをゲットしまくり、十分に堪能した。
登場するポケモンは、特別な条件を満たさないと出現しないものがいる。例えば、ランク1のポケモンを30匹ゲットしたらポッタイシのような第一進化形態のポケモンが出現するようになったり、ケーシィ、ユンゲラー、フーディンのように「ミニゲーム」をがんばると出現するものもいる。あるいは早朝のリオル、夜のゴース、ゴースト、ゲンガーのように時間帯によって出現する種類もいる。実に奥深く作られているのだな……と感心させられた。
これとは別に、「ミニゲーム」は、「きおくゲーム」と「リズムゲーム」の2種類が用意されている。「きおくゲーム」は、覚える色がターンごとに1色ずつ増えていき、その順番と色をいくつまで覚えられるか記憶を競うゲームだ。
「リズムゲーム」は、表示された色をリズム良くタイミングに合わせてスキャンしていくゲーム。ターンが進むとリズムが早くなり難しさを増す。
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「きおくゲーム」。どんどん覚えてスキャンしなければならない色が増えてくる |
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「リズムゲーム」。画面下部の黒い丸と白い丸が重なった瞬間に、指定された色をスキャンする |
「ゲットリスト」は、つかまえたポケモンを確認できるモード。「オプション」は、時間やサウンドの調整、色合わせの再設定などが行なえる。
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「ゲットリスト」。100匹まで登録が可能だ。「さがしてゲットDP」を極めれば、あの伝説のポケモンも登場! |
「オプション」。時間やサウンドなどの調整やコントラストの変更などが行なえる |
筆者の総括は、今さら書く必要はないだろう。十二分に楽しんだ。すべてのポケモンファンにお勧めできる傑作トイだ。
(c)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (c)Pokemon
□タカラトミーのホームページ
http://www.takaratomy.co.jp/
□タカラトミー「ポケットモンスター」関連商品のページ
http://www.takaratomy.co.jp/products/pokemon/
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(2007年5月24日)
[Reported by 元宮秀介]
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