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【シャイニング・ウィンド】 価格:7,329円
CEROレーティング:B (12歳以上対象)
発売記念イベントは、本日発売のPS2「シャイニング・ウィンド」のゲームソフトを、秋葉原の対象店舗で購入した人を対象にした抽選会。抽選会場は秋葉原GIGOの外で、記者が取材に訪れたときにはちょうど雨が激しくなってきたにも関わらず、数人が抽選の順番を待っていた。 抽選会のスタッフによると、1人で複数回引く、すなわち複数購入している人が目立っていたそうで、中には1人で40回以上も引いていた人もいたという。1等の賞品がイラストパネルなだけに、熱狂的なファンを抱えるキャラクタデザインのTony氏の影響といえるだろう。 そして、この日に秋葉原を訪れていた、「シャイニング・ウィンド」のプロデューサー・澤田剛氏と、キャラクタデザインを担当したTony氏から、発売直後の感想や手ごたえなどを伺った。 ――発売日を迎えての心境は? 澤田氏: 今日は天気が大荒れの中、たくさんの方に来ていただき、抽選会も大盛況で嬉しいです。 Tony氏: 正直、雨でさらに平日と、かなりおっかなびっくりの発売日で緊張していたのですが、大盛況でよかったと思います。 ――お気に入りのキャラクタは? 澤田氏: 全部のキャラクタです。キャラクタを楽しめるゲームに仕上げていますので、1人でも好きなキャラクタがいて、1人でも好きな声優さんがいたら、絶対に満足させるゲームにしてありますので、全キャラクタへの愛に差はありません。 Tony氏: 僕も同じようにすべてのキャラクタが同じくらい好きなのですが、今回は特に気持ちを込めて描いたのは実は獣人だったりします(笑)。ヒョウウンなどはかなり命を賭けて描き込んだりしていたので愛着があります。 ――発売を無事に迎えた感想は? 澤田氏: 前作の「シャイニング・ティアーズ」からは2年くらいかかっていますので、結構長かったかなというのがありますね。今回は特にキャラクタの数やボリュームも多いので、それを組み上げてゲームに仕上げるのは時間がかかったので、今日は終わったな……やったなという感じです。 Tony氏: そうですね。今回は本当にキャラクタデザインとか絵を描くにしても、自分なりにのびのびできたので、今日発売されて充実した気分でいっぱいです。 澤田氏: ユーザーさんの反応がどうなのかなというのはありますが、好きになってくれると嬉しいなと思います。 ――声優さんの選考の基準などは? 澤田氏: キャラクタをデザインするときから、ある程度声優さんはこの人でいこうって決めてありました。声優さんがいままでやってこられた役の中で、「この声優さんだったら、このキャラクタをやるとファンが嬉しいに違いない」というコンセプトで作っています。正直、これだけの声優さんを集められたのは自分でも驚きました(笑)。 Tony氏: 僕も初めて聞いたときには、こんな声優陣はあるのかって思いました。 澤田氏: 選ぶときは最初から水樹さんだったらこのキャラクタというように、声優さんを決め打ちでキャラクタデザインも含めて作り上げました。そういう点では、最初のコンセプト通りの声優さんが当てはめられて、ほんとに満足しています。1人1人のキャラクタが、キャラクタデザインもそうですけど、声とストーリーの中での立場とかキャラクタ性などを含めたトータルのキャラクタがうまくてきたかなと思います。そこが一番楽しんでもらいたいところですし、自信があるところでもあるので、“キャラクタを楽しむ”っていうところを集中してプレイしていただきたいです。 ――自分の絵に声が付くというのはどういう感覚ですか? Tony氏: 収録のときに音声だけ聞いても「ああ、上手いなぁ」と思うんですけど、ゲームの中で絵と音声が一緒になり、さらに音楽も合わさっているのを見ると「やっぱり声優さんってすごいんだなぁ」と。自分のキャラクタがほんとに生きてるみたいだと実感が沸く瞬間でした。 澤田氏: 今回、人気もある声優さんなんですが、上手い声優さんも多いので、脇役でもベテランの結構な方にやっていただいています。 Tony氏: 僕にとっても、あんなに上手な声優さんたちに声を当てていただいてもらって、嬉しい限りです。 ――物語の見どころは? 澤田氏: 主要なキャラクタについては、各キャラクタごとにちゃんと見どころがあります。獣人キャラクタとか結構サブ的なキャラクタでも、登場人物全員に見どころがあるのがポイントです。このゲームの場合、主人公とパートナーの2人だけで最後まで進めることができるのですが、そのときにドラマがないと面白くないので、どのキャラクタを選んでも楽しませるという内容になっています。 ――最後にファンの方に一言 澤田氏: キャラクタと物語を楽しんでもらうために、ゲーム内容のほうはすごく遊びやすく作っています。アクションRPGではありますが、敷居を低くしてあります。キャラクタや声優さんに興味を持たれた方であれば誰でもクリアできるように作ってありますので、ストーリーを楽しんでもらいたいです。
Tony氏: 僕も一生懸命、みんなが見てくれて、喜んでくれることを願って描きました。皆様ぜひ、個性的になったと思いますので見てやってください。
□セガのホームページ (2007年5月17日) [Reported by 滝沢修]
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