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「東京ゲームショウ2006」セガブースレポート
~ラインナップの豊富さは全ブース屈指~

9月22日~24日 開催予定(22日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:当日1,200円、前売1,000円
    小学生以下無料




 セガブースは、面積こそナンバーワンではないが、展示内容のバラエティについては全ブース中でも1、2を争うほどの充実振り。アクション、SLG、RPGとなんでもござれ状態で、時間の経過とともにブース内の混雑は増す一方。かく言う記者自身も、思わず「どれから手をつけたらいいやら」と一瞬悩んでしまったほどだ。

 同社は9月15日に「コンシューマ戦略発表会 2006」を開催しており、すでに概要やスクリーンショットを掲載済みのタイトルについては、基本的に今回のレポートから省略することにした。紹介は目をひいたタイトル中心となっており、あらかじめご了承いただきたい。


■ PS2「龍が如く2」

 大人向けのドラマ性をたっぷり盛り込んだ前作を凌駕する続編が登場。クローズドブースのなかに試遊台を14台設置、ゲーム中の登場人物を模したスタッフを配置するなど、凝った演出からセガの力の入れ具合が伝わってくる。

 出展バージョンでは、バトルやストーリーの体験、練習、ミニゲームなどそれぞれに特化した4つのモードが選べるようになっていた。武器や攻撃のバリエーションが増えたバトルに興味を惹かれつつ、まずはドラマを味わうべしとストーリー体験モードを選択。クローズドブース周辺に配置された液晶モニターでは、前作から一年後、つつましい生活を得たはずの桐生が再び抗争劇に巻き込まれていく過程が随時紹介されている。

 ストーリー体験モードは、“関西の龍”こと郷田龍二と桐生が出会う過程がフィーチャーされている。大阪の街を徘徊するうち、たまたま足を運んだキャバレーで、郷田と舎弟のトラブルに嫌気がさし捨て台詞を吐いて立ち去ろうとする桐生。そのまま見逃されるはずもなく、事態は乱闘劇へと発展していく。

 連携攻撃や使えるアイテムが増えてより過激になった戦闘パートもさることながら、前作で好評を博した「オマケモード」が劇的にパワーアップ。ボーリング、バッティングセンター、打ちっぱなしのほか、キャバクラ、ビデオボックスなど“大人向け”の要素が超充実。キャバクラ通いに至っては、やがては自分がキャバクラを経営することも可能。クラブの売り上げを増やすべく街中の女の子をスカウトしたり、新米ホストとして働けばシャンパンコールが飛び出す有様。もはや「これ何のゲーム?」といいたくなるほど、その脱線っぷりはハンパではない。

 メインストーリーは任侠ドラマの王道路線だが、わき道がこれだけ充実していると、もはやどっちが本筋だかわかったものではない。ある意味“さらに懐が深くなった”というべきか。体験版は一定時間が過ぎると自動的に終了するので、来場者の回転率がよく他タイトルのように待ち時間が60分を超えることはない。ゆったりとプレイできるので、興味がある人は是非一度足を運んでいただきたい。

【スクリーンショット】


(C)SEGA


■ PS2「シャイニング・ウィンド」

 クォータービュー視点を採用したアクションRPG。ふたり一組で敵と戦うが、シングルプレイのときはCPUがパートナーを担当し、友だちがいるときはふたり同時プレイが可能。

 ひとりでセガブースを訪れた記者は、当然シングルプレイを選択。「シャイニング・ティアーズ」の流れを汲む作品だけに、選択したパートナーによって必殺技が変化。使うときはR1ボタンを押してエリアを出現させ、パートナーとの間にはさむように敵を囲い込んで再びR1を押せば発動する。

 ディフォルメされているが、キャラクタの動きは実に細やか。演出も過度な派手さはなく、うるさくない程度に手堅くまとめられている。テンポよくサクサクと攻撃できるため、アクション性を重視する人にはやや食い足りなさが残るかもしれない。逆にいえば、アクションRPGに不慣れな人でも楽しめる作品といえそうだ。

【スクリーンショット】


(C)SEGA


■ PS2「シャイニング・フォース イクサ」

 「シャイニング・ウィンド」と同じアクションRPGだが、こちらはアクション要素がより濃厚。キャラクタグラフィックもディフォルメではなくリアルな頭身で描かれている。

 出展バージョンは3つある難易度から好きなものを選べる。実質的な前作「シャイニング・フォース ネオ」をプレイした経験がある人は、いきなり高い難易度に挑戦するのも悪くない。ただし、前述のとおりアクション性が高いため、不慣れな人はビギナーモードでプレイしたほうがいいだろう。

 キャラクタは、剣による攻撃が得意な主人公「トウマ」と、ヒロインで魔法と飛び道具が得意な「シリル」のふたりが使用可能。武器、アイテム、敵の特徴をそれぞれ把握しておかないと、体力がないシリルはわりと簡単に窮地に陥ってしまうため、ある程度慎重に攻撃したほうがいい。逆に「トウマ」などは、威力が高い溜め攻撃をコンボに組み込むために積極的に敵に近づいていくことになる。

 剣による攻撃は単体ダメージが大きく、魔法は範囲攻撃が非常に強力。筆者がプレイした初心者向けの体験モードでは見られなかったが、隣でプレイしていた人は、シリルでド派手な火炎を撒き散らすというイフリートも真っ青のプレイスタイルを実践。その豪快な場面は、見ているだけで思わずマネしたくなるほど。アクション主体のRPGが好きな人には見逃せない1本。

【スクリーンショット】


(C)SEGA


【スーパーモンキーボール ウキウキパーティー大集合】【ブリーチ Wii 白刃きらめく輪舞曲】【ソニックと秘密のリング】
Wiiタイトルは非プレイアブルで、ブースコンパニオンがプレイデモを見せてくれる。自分で操作できないのは残念だが、Wiiで実際にプレイしている様子が見られるチャンス。気になる人は、どんなふうにコントローラーを動かすのかチェックすべし
【SEGA AGES 2500シリーズ モンスターワールド コンプリートコレクション】【SEGA AGES 2500シリーズ 電脳戦機バーチャロン】【SEGA AGES 2500シリーズ テトリスコレクション】
「ワンダーボーイ」、「モンスターワールド」、「モンスターランド」などシリーズ6作品を収録したファン待望の1本。出展バージョンは約60%ながら既にいい出来。仕上がりに超期待。ちなみ一番人気は「モンスターランド」とのこと シリーズの原点を完全再現。これまたファンならずとも要注目の1本。ただし出展バージョンの開発度は約10%と低く、ファンの人たちはそのつもりでプレイしていただきたい 発売間際ということで出展されているのは当然ながら完成バージョン。パズルゲームファンで未体験という人はいないと思うが、もしクラシックモードに収録されている作品を知らなかった人がいたら要チェック
【三国志大戦DS】【シーマン2 ~北京原人育成キット~】
アーケード版のVer.2.01がベース。カードの操作はタッチペンを使用。回転させるときはタッチペンと十字キー、一度に複数のカードをまとめて動かすときは対象カードを水平にスラッシュなど、さまざまな工夫が施されている クローズドブース自体は大掛かりだが、内側は極めてシンプル。まだ完成度が極端に低いためか、特定のタイミングにならないとコントローラーの入力を受け付けてくれないのが難点。出展は早すぎたか……。


□「東京ゲームショウ2006」のページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□関連情報
【9月22日】国内最大のゲームイベント「東京ゲームショウ2006」開幕
PS3のソフトが多数登場。PC、携帯などジャンルは拡散傾向(速報版)
http://watch.impress.co.jp/docs/20060922/tgs1.htm
【9月15日】セガ、「コンシューマ戦略発表会 2006」を開催
PS3「バーチャファイター5」を筆頭にTGS2006タイトルを公開
http://watch.impress.co.jp/docs/20060915/sega.htm

(2006年9月23日)

[Reported by 豊臣和孝]



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