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会場:幕張メッセ
入場料:当日1,200円、前売1,000円
同社は9月15日に「コンシューマ戦略発表会 2006」を開催しており、すでに概要やスクリーンショットを掲載済みのタイトルについては、基本的に今回のレポートから省略することにした。紹介は目をひいたタイトル中心となっており、あらかじめご了承いただきたい。
■ PS2「龍が如く2」
出展バージョンでは、バトルやストーリーの体験、練習、ミニゲームなどそれぞれに特化した4つのモードが選べるようになっていた。武器や攻撃のバリエーションが増えたバトルに興味を惹かれつつ、まずはドラマを味わうべしとストーリー体験モードを選択。クローズドブース周辺に配置された液晶モニターでは、前作から一年後、つつましい生活を得たはずの桐生が再び抗争劇に巻き込まれていく過程が随時紹介されている。 ストーリー体験モードは、“関西の龍”こと郷田龍二と桐生が出会う過程がフィーチャーされている。大阪の街を徘徊するうち、たまたま足を運んだキャバレーで、郷田と舎弟のトラブルに嫌気がさし捨て台詞を吐いて立ち去ろうとする桐生。そのまま見逃されるはずもなく、事態は乱闘劇へと発展していく。 連携攻撃や使えるアイテムが増えてより過激になった戦闘パートもさることながら、前作で好評を博した「オマケモード」が劇的にパワーアップ。ボーリング、バッティングセンター、打ちっぱなしのほか、キャバクラ、ビデオボックスなど“大人向け”の要素が超充実。キャバクラ通いに至っては、やがては自分がキャバクラを経営することも可能。クラブの売り上げを増やすべく街中の女の子をスカウトしたり、新米ホストとして働けばシャンパンコールが飛び出す有様。もはや「これ何のゲーム?」といいたくなるほど、その脱線っぷりはハンパではない。
メインストーリーは任侠ドラマの王道路線だが、わき道がこれだけ充実していると、もはやどっちが本筋だかわかったものではない。ある意味“さらに懐が深くなった”というべきか。体験版は一定時間が過ぎると自動的に終了するので、来場者の回転率がよく他タイトルのように待ち時間が60分を超えることはない。ゆったりとプレイできるので、興味がある人は是非一度足を運んでいただきたい。
(C)SEGA
■ PS2「シャイニング・ウィンド」
ひとりでセガブースを訪れた記者は、当然シングルプレイを選択。「シャイニング・ティアーズ」の流れを汲む作品だけに、選択したパートナーによって必殺技が変化。使うときはR1ボタンを押してエリアを出現させ、パートナーとの間にはさむように敵を囲い込んで再びR1を押せば発動する。
ディフォルメされているが、キャラクタの動きは実に細やか。演出も過度な派手さはなく、うるさくない程度に手堅くまとめられている。テンポよくサクサクと攻撃できるため、アクション性を重視する人にはやや食い足りなさが残るかもしれない。逆にいえば、アクションRPGに不慣れな人でも楽しめる作品といえそうだ。
(C)SEGA
■ PS2「シャイニング・フォース イクサ」
出展バージョンは3つある難易度から好きなものを選べる。実質的な前作「シャイニング・フォース ネオ」をプレイした経験がある人は、いきなり高い難易度に挑戦するのも悪くない。ただし、前述のとおりアクション性が高いため、不慣れな人はビギナーモードでプレイしたほうがいいだろう。 キャラクタは、剣による攻撃が得意な主人公「トウマ」と、ヒロインで魔法と飛び道具が得意な「シリル」のふたりが使用可能。武器、アイテム、敵の特徴をそれぞれ把握しておかないと、体力がないシリルはわりと簡単に窮地に陥ってしまうため、ある程度慎重に攻撃したほうがいい。逆に「トウマ」などは、威力が高い溜め攻撃をコンボに組み込むために積極的に敵に近づいていくことになる。
剣による攻撃は単体ダメージが大きく、魔法は範囲攻撃が非常に強力。筆者がプレイした初心者向けの体験モードでは見られなかったが、隣でプレイしていた人は、シリルでド派手な火炎を撒き散らすというイフリートも真っ青のプレイスタイルを実践。その豪快な場面は、見ているだけで思わずマネしたくなるほど。アクション主体のRPGが好きな人には見逃せない1本。
(C)SEGA
□「東京ゲームショウ2006」のページ (2006年9月23日) [Reported by 豊臣和孝]
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