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【「SQUARE ENIX PARTY 2007」レポート】

「ドラゴンクエスト」関連タイトルレポート その4
DS「DQM-J」ステージ 公式大会“Great Masters' GP”チャンピオン大会を開催
スペシャルゲストに堀井雄二氏が登場

5月13日 開催

会場:幕張メッセ

 ニンテンドーDS用RPG「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー(以下、DQM-J)」の公式大会「Great Masters' GP」の予選が、3月中旬以降、名古屋、大阪、東京と各地で開催されてきた。そして、「SQUARE ENIX PARTY 2007」のオープンメガシアターにおいて、各地の予選を勝ち抜いた猛者による「Great Masters' GP」のチャンピオン大会が開催された。

 「Great Masters' GP」は、「DQM-J」のワイヤレス通信を使用し、プレーヤーが育成した3体のモンスター同士を戦わせ勝敗を決する大会。チャンピオン大会を制することは、日本一のモンスターマスターを意味する。この日の大会には、各地区予選で上位入賞を果たした8名が出場した。選手の年齢は41歳の大人から12歳の少年まで参加し、「DQM-J」が幅広い年齢層から支持されていることがわかる。

この日のトーナメントの組み合わせ表 参加者の中には数百時間以上育成に時間を費やした猛者もいた
優勝者にはパナソニック「VIERA」、堀井雄二氏サイン入り「Wii」本体と7月12日発売のWii「ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔」が贈呈される。Wii側面に堀井氏直筆のスライム入りサインが!


 試合はトーナメント形式で、モードはDSワイヤレスつうしん「ほんかくバトル」で行なう。レギュレーションは下記の通り。

  • 『カスタムルール』10ラウンド・ふっかつあり・さくせんフリー
  • モンスターに武器を装備させることは禁止
  • 同一種族のモンスター2匹以上は使用不可
  • 神獣とGUESTモンスターは使用可
  • 決勝トーナメント中のパーティーの変更は不可
参加者はスクリーンを背にし、両隣に座り対戦した
 モンスターの一番人気は回復も攻撃もこなすゴールデンスライム。全出場者のパーティーに“ゴールデンスライム”が入っているという大人気ぶりだ。次点で“りゅうおう”、“デスタムーア”、“エスターク”と続く中、後に堀井雄二氏もその使い方を絶賛した物質系モンスター“バベルボブル”の姿も確認できた。

 チャンピオン大会で多用された特技は「すてみ(受けるダメージが2倍、通常攻撃の2倍のダメージを与える)」。お互い「すてみ」を連発する肉弾戦となり、10ラウンドを待たずしてどちらかのパーティーが全滅というケースが多かった。当然、参加者も「すてみ」合戦になることは想定内。ターンのダメージを10分の1にする「だいぼうぎょ」などの特技を組み込む出場者が多かった。

 激戦が繰り広げられる中、後に堀井雄二氏が「すばらしい試合だった!」と絶賛したのが準決勝第2試合の大鐘陸氏と立野善英氏のバトルだ。12歳の大鐘氏のパーティーは“オーシャンクロー”、“りゅうおう”、“ゴールデンスライム”。立野氏は“デスタムーア”、“ゴールデンスライム”、そして“バベルボブル”という構成。

攻防の切り替えの判断が秀逸だった大鐘氏と立野氏。特にバベルボブルの使い方は上手かった


 この試合は立野氏がすべての攻撃を無効化する呪文「アストロン」をうまく使い、大鐘氏の攻撃をうまくさばいていく。だが、大鐘氏も「アストロン」が発動するより早く繰り出せる「しっぷうづき」で反撃。立野氏の「すてみ」を「だいぼうぎょ」で耐えきるなど、観客も息を呑む駆け引きが続いた。最終ラウンド直前で立野氏の「ラリホーマ」が決まり、大鐘氏のモンスターが寝てしまう。立野氏はラッシュを掛けるかと思いきや、死亡していた味方モンスターを「ザオリク」で復活させる。この時点で10ラウンドが終了、モンスターの残り数の差で立野氏が競り勝った。敵モンスターの特技や対戦相手の狙いを読み、最善の一手を繰り出す2人の戦いに会場は大いに沸いた。

 決勝戦の組み合わせは速報butyo氏と、立野善英氏。速報butyo氏のパーティーは“りゅう○ん○う”、“ゴールデンスライム”、“りゅうおう”という構成。やはりお互い「すてみ」合戦となったが、速報butyo氏のモンスターは相手の攻撃を回避するなど運にも助けられる。速報butyo氏はモンスターを倒されても冷静に「ザオリク」をかけて、攻撃を続け立野氏のモンスターを次々と撃破。最後に一体残った立野氏の“バベルボブル”は「アストロン」をかけるも、3体の猛攻には耐えきれずゲームエンド。この瞬間、「Great Masters' GP」のチャンピオン大会優勝者は速報butyo氏に決定した。

SS級クラスのモンスターがぶつかりあう迫力の決勝戦。優勝した速報butyo氏は「調整を手伝ってくれた方々、応援してくれた皆さんのおかげです。ありがとうございます!」と嬉しさをあらわにした


プレゼンターとして登壇した堀井雄二氏
 表彰式に移る直前に、スペシャルゲストとして「DQM-J」シナリオ&ゲームデザイン・ゼネラルディレクターの堀井雄二氏がステージに登場した。感想を聞かれた堀井氏は「熱かったですね! 準決勝2回戦の“バベルボブル”に注目していました。ガードが堅くて判定でしたけど、もうちょっと見たかったですね」と笑顔で答えた。

 堀井氏は好きなモンスター・パーティーによく組み込んでいるモンスターについて聞かれると「テストプレーばっかりやっていたので、最初の方ばかり延々やっていたんですよね(笑)。ですから、“いたずらもぐら”とか“ミイラ男”とか弱わっちいモンスターをよく使っていました(笑)。“いっかくりゅう”も“いっちゃん”なんて名前をつけて使っていました」とコメントした。

 続いての表彰式では、堀井雄二氏が賞状を読み上げ、入賞者にトロフィーと副賞を渡していった。堀井氏から「おめでとう!」と言葉をかけられることは、「DQM-J」ファンとしては最高の栄誉といえるだろう。

3位入賞の海津周平氏と大鐘陸氏 準優勝の立野善英氏
優勝の速報butyo氏は堀井氏から賞状を受け取りつつ、堀井氏にすてみの抱きつき。堀井氏も熱いハグで返した


 イベントの最後に堀井氏は「ゲームが発売されたのは去年の12月ですが、半年経っているのにこんなにやり込んでくれるとは本当にうれしいですよね。今後もWiiの『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』やアーケードの『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』、DS『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』とドラゴンクエストシリーズは発売が控えております。それといよいよ『ドラゴンクエストIX』かな、と思っております」とファンへの感謝とシリーズに対する熱意をコメントした。

 こうして、「Great Masters' GP」のチャンピオン大会は無事終了した。今後も行なわれるであろう「SQUARE ENIX PARTY」でも、このようなユーザー参加型のイベントが数多く行われることを期待したい。

(C)2006 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.com/jp/
□「スクウェア・エニックス パーティ 2007」のページ
http://www.square-enix.co.jp/party07/
□関連情報
【5月12日】【「SQUARE ENIX PARTY 2007」レポート】
「ドラゴンクエスト」関連タイトルレポート その1
DS「DQIX」、Wii「ドラゴンクエストソード」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070512/sqdq.htm
【5月10日】スクウェア・エニックス、「SQUARE ENIX PARTY 2007」プレカンファレンスミーティング開催
「ラスト レムナント」はPS3/Xbox 360で北米/日本同時発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070510/sep.htm
【5月7日】スクウェア・エニックス、「スクウェア・エニックス パーティ 2007」
対戦大会やデータダウンロード、配布物情報を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070507/sep.htm
【4月27日】「スクウェア・エニックス パーティ 2007」続報
新作ステージや会場マップ、イベント情報など
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070427/sep.htm
【4月9日】スクウェア・エニックス、「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー」
公式大会“Great Masters' GP”東京地区予選を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070409/dqmj.htm
【4月6日】スクウェア・エニックス、MMORPG「ファイナルファンタジーXI」
「スクウェア・エニックス パーティ」で5周年記念トークなどを実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070406/ffxi.htm
【4月3日】スクウェア・エニックス、「スクウェア・エニックス パーティ 2007」
ステージイベントの内容を発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070403/sep.htm
【3月26日】スクウェア・エニックス、「スクウェア・エニックス パーティ2007」
公式サイトをオープン。出展タイトルを発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070326/sep.htm
【3月1日】スクウェア・エニックス、入場料無料のプライベートショー
「スクウェア・エニックス パーティ 2007」5月に開催決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070301/sep.htm
【2005年7月30日】スクウェア・エニックス、「スクウェア・エニックス パーティ 2005」開催
「FFXII」の発売日は2006年3月16日に決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050730/sep.htm

(2007年5月14日)

[Reported by 福田柵太郎]



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