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価格:7,329円
CEROレーティング:A(全年齢対象)
「サカつく5」は、サッカークラブ経営シミュレーション「プロサッカークラブをつくろう!」シリーズの最新作。ゲームの舞台となるのはJリーグ。プレーヤーは、Jリーグに新規加盟するクラブの代表者となり、クラブを経営するための「経営」や選手・スタッフ契約などの「人事」、選手の「育成」などを行いながらクラブを強化し、Jリーグでの優勝、そして世界最強のサッカークラブを目指す。
クラブの経営を行なうためにプレーヤーは、ゲーム開始時に日本全国の市町村から自分の好きな都市を選んでクラブのホームタウンを決めなければならない。このホームタウンもクラブと同様に成長していく。ホームタウンには「生活」、「経済」、「交通」、「スポーツ」、「環境」といった5つのパラメータが設定されている。パラメータの値からホームタウンに設置されるオブジェクト(施設)が変化し、クラブが受ける恩恵(交通がよければ試合時の観客動員数が伸びる、など)に違いがでてくるという。 クラブ経営に必要な5つのパラメータを育てるのに重要となってくるのが、「マーケティング」と「プロモーション」、「ワード検索」の3つ。マーケティングは、ホームタウンの施設を指定し、ホームタウンで何が流行しているのかを調べるというもの。マーケティングを行なう秘書は、調査の結果を「秘書ブログ」にて報告をしてくる。そのブログに仕込まれているのが、ホームタウンの育成に欠かすことができない「ワード」となっている。ブログからワードを獲得し、プロモーションで利用していく形となる。
ホームタウンには各種の施設が多数存在するが、この施設はホームタウンのパラメータに連動している。このパラメータを上昇させるために必要となってくるのがプロモーションだ。プロモーションには「サイン会」や「トークショウ」など、さまざまな活動が用意されている。ただし、これはあくまでも「基本活動」で、従来の「サカつく」シリーズにもあった要素である。「サカつく5」では、このプロモーションをさらに強化することができる。それがワードとの組み合わせとなる。 ホームタウンの成長に関する要素のひとつとして、クラブを資金面で支えてくれるスポンサーの存在がある。「サカつく5」ではスポンサーが、ホームタウンのパラメータにどう影響を及ぼすのかが、画面中で確認することができるようになった。これにより、ホームタウンの成長を踏まえたスポンサー契約が可能となったといえるだろう。
プレーヤークラブの発足と同時に、同じ都市にサッカークラブが誕生する。同じ都市をホームタウンとしていることもあり、ライバルクラブとしてプレーヤーの前に立ちはだかってくる。ライバルクラブのオーナー三由野秀康(みよしの ひでやす)は、世界一のクラブを目指しているだけに敵対心が強く、プレーヤークラブに対して、ことあるごとにちょっかいを出してくる。 クラブ代表(プレーヤー)をさまざま面からサポートしてくれる秘書は、ブログなどで活躍の場が広がっているだけに、従来の「サカつく」シリーズ以上に重要な役割を担っている。
経営面でクラブを支える要素として、「サカつく」シリーズではおなじみの「経営」、「人事」、「育成」が用意されている。
クラブの試合を放映するテレビ局は、メインテレビ局、サブテレビ局それぞれ1社ずつ契約することができる。テレビ局はすべて1年契約のため毎年契約を行なうことになる。テレビ局と契約すると契約金のほか「放映権料」が入る(サブテレビ局は契約金のみ)。「サカつく5」では、これまでのシリーズにあった試合勝利ボーナスがなくなり、その代わりにこの放映権料が入るようになった。放映権料の金額や条件はテレビ局によって異なるが、クラブが強くなるほど条件の良いテレビ局と契約できるようになる。また、テレビ局によって特約事項があり、条件を満たすとクラブ人気のアップやボーナス、ホームタウンの活性といった特典がつくこともあるという。
■ 施設管理(スタジアム)
施設管理(スタジアム)は、スタジアムや練習場の施設設置を行なうなど、クラブ環境を整えるためのもの。スタジアムの建設や施設設置にはそれなりの費用がかかるが、クラブを強化していくためには必要となってくる。ゲーム開始直後のスタジアムは、ホームタウンからレンタルしているもので、経費は安く済むが施設等の設置を行なうことはできないといったデメリットがある。施設を設置するためには、資金を溜めて自前のスタジアムを手に入れるしかない。
■ 施設管理(練習場)
練習場の施設は「メイン練習場」、「サブ練習場」、「室内練習設備」、「特別施設」の4種類が用意されている。施設を設置することで、練習効果アップや疲労回復などの効果を得ることができるが、施設は設置費用だけでなく、毎月の維持費もかかってしまうため、残り資金に注意する必要がある。
■ 人事獲得
クラブの強化に欠かすことができないのが、新たな人材の獲得。「サカつく5」の人事では、監督と強化部長とで「編成会議」を開催し、選手リストアップの方針を決める。その方針をもとに強化部長が選手をリストアップし、要望にあった選手がいれば獲得交渉に入ることになる。
■ 契約更改
契約が切れる選手と行なうのが契約更改。獲得時と同様に、契約年数、年俸、契約オプションなどを提示し、選手が了承すれば交渉成功となる。大事な選手を手放さないように、慎重に話を進めていくことが重要となる(条件提示は3回まで)。契約更改は強化部長にすべて任せることもでき、契約条件変更はシーズン中でも行うことができる。
■ 練習
練習は選手育成の基本となる。練習場コマンドでは練習メニューや休養の設定、チーム戦術の変更、選手の能力確認などを行なうことができる。練習にはチーム全員で行なう全体練習と個別に行なう(3人まで)コーチ練習の2種類が用意されている。
■ キャンプ
キャンプは、短期間の集中育成でチーム全体の底上げを行なうことができる。シーズン前とシーズン中の年2回行なうことができ、1回の期間は2週間。キャンプ地候補は、自クラブと国内・海外それぞれの都市となり、自クラブの格などによってキャンプ候補地が変わる。また、育成効果や費用もキャンプ地によって違ってくる。
■ 留学
留学は指定した選手を海外のクラブで修行させることができる。海外のクラブで経験を積むことで、飛躍的な成長を遂げる場合があるという。「サカつく5」では、一度に3人までを留学に出すことができ、成長度は留学先や期間によって異なる。
■ ユース
「サカつく5」では、ユースの存在が重要となっている、例えばトップチームの人数に空きができた場合、ユース選手を試合に出場させることができる。
サッカークラブ経営シミュレーション「サカつく」のゲーム目的は、プレーヤーによってさまざまであるが、J1への昇格、そしてJ1での優勝を目指すには、ひとつひとつの試合で勝利することが当面の目標になるといえるだろう。「サカつく5」では、リアルタイム制の試合シーンを採用しているので、試合全体の動き、選手の成長感、次に何が起こるかわからない緊張感を楽しむことができる。 「サカつく5」の試合は、実際に観戦し采配も行なえる「フルタイム」と、すぐに結果がわかる「結果を見る」が用意されている。フルタイムでは、試合全体の動きを見て、状況に応じた指示を出すことができる。「結果を見る」にした場合、経過表示は得点のみで試合が高速に進んでいくことになる。試合に介入することができないが、試合開始前の戦術設定シーンで「選手の配置」、「システム変更」、「戦術変更」、「役割(プレイスタイルやキッカーなど)」、「ゲームプラン設定」、「スタイル変更」、「対戦相手の情報確認」など、細かい設定を決めることができる。これにより、選手達をプレーヤーの思うままに操作し、勝利へと導く形となる。ゲームをサクサクと進めたい場合に活用するといいだろう。
試合シーンで実況・解説を担当するのが、シリーズを通してのおなじみである、木村和司氏と八塚 浩氏。、本作では、新たに“レフティモンスター”こと小倉隆史氏も参加している。 ゲーム内で開催されるJ1・J2のリーグ戦は、実際のJリーグと同様のレギュレーションを採用。1リーグ制や昇格・降格システムはもちろん再現している。入れ替え戦も行なわれるので、シーズン終盤の気の抜けない戦いをゲーム内でも楽しむことができる。
大会形式:18クラブのリーグ戦(各2回戦) ■Jリーグ DIVISION2
大会形式:15クラブのリーグ戦(各4回戦) ■ニューイヤーカップ
大会形式:32クラブのトーナメント戦(各1回戦)
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□セガのホームページ (2007年1月31日) [Reported by 志賀康紀]
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