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★オンラインゲームレビュー★

ハイブリット課金で劇的に変わった「RO」ワールド
転生前の「倦怠期」ユーザーに新たな光明が

「ラグナロクオンライン」



 ガンホー・オンライン・エンターテイメントが提供するMMORPG「ラグナロクオンライン」が、12月19日、月額1,500円の定額課金に加えてアイテム販売をスタートし、ハイブリット課金に全面移行した。同作ではこれまでにもランダムで高級装備品やカードが当たる「ガンくじ」を通じて、装備品やレアアイテムをユーザーが現金を投じることで手に入れられるプレミアムサービスを提供していた。しかし、今回のアップデートにおける最大の特徴は、販売されるアイテムの内容がゲーム性に大きく踏み込んだことにある。

 このたび「スペシャルアイテム」として実装された課金アイテムは主に3つの系統に分けられる。一定時間プレーヤーの各能力を+10してくれる「ステータスアップ系アイテム」、プレーヤーの移動速度を高める「速度増加」など「アコライト」の補助魔法中心の「スキルスクロール系アイテム」、そして獲得経験値が一定時間1.5倍になったり、スキルの再振り直しができたりといった今回の目玉となる「利便性向上アイテム」の3つだ。細かい内容については下記のリンクを参照して欲しい。

「ラグナロクオンライン」スペシャルアイテム一覧

 思えば筆者が初めて触れたMMORPGが「RO」だった。オープンβテストに参加したのを皮切りに「RO」を長らくプレイしていたが、一旦は引退しプレイを休んでいた。今回のスペシャルアイテムの導入を機に、ふたたび「RO」の世界を覗いて見ようと思い、旧ギルドメンバーの尻を叩きつつ約1年半ぶりに本格的に復活することにした。「ルーンミッドガッツ王国」に再び舞い戻った筆者のプレイレポートを通じ、新しい「RO」の世界を見ていきたい。


■ 初心者ユーザー必携! まずは「戦闘教範50」と「スキルスクロール系アイテム」で楽々転職

実装直後のスペシャルアイテム販売NPCの様子。購入はしなくとも様子見に訪れたユーザーも多かったようだ。現金からアイテムまでのプロセスが長いため、現金を投じている実感が薄い。
 まず、スペシャルアイテムの買い方を簡単に紹介しておこう。まずは初めにゲームポータル「ガンホーゲームズ」で仮想通貨「ガンホーコイン」をクレジットカードやWebMoney等で購入する。その後、アトラクションセンターでガンホーコインを消費して「RO」専用の「ショップポイント」を購入する。以上で、ゲーム外での準備は完了となる。レートは10ショップポイントで1円換算となる。なお、各アイテムの価格はわかりやすいように日本円で表記しているが、実際はショップポイントで購入するので注意いただきたい。

 ゲームにログインすると、購入したアトラクションIDのキャラクタにショップポイントが補充されているはずなので、あとはプロンテラにいる専用NPCからショップポイントを消費して欲しいアイテムを購入すればいい。購入したアイテムは、特定のキャラクタだけが使用できるのではなく、アトラクションIDに紐付けされるため、同一アトラクションIDの同一サーバー内の3人のキャラクタ間で倉庫を通じてアイテムを共有できる。ただし、トレードやドロップ不可のため、同じユーザーのキャラクタ間でもアトラクションIDが違うとスペシャルアイテムのやりとりができないので注意が必要だ。

 「RO」を始めたばかりのユーザーにとって心強いのは、キャラクタの獲得経験値が1.5倍になる「戦闘教範50」(10個セット/750円)である。使用すると30分間経験値が通常の1.5倍となる。モンスターから得られる経験値だけでなく、クエストを通じてNPCから貰える経験値までも1.5倍になるという驚くべきアイテムだ。「RO」の世界はプレイの大よその区切りが30分で、攻撃速度が上昇する「ハイスピードポーション」や「セージ」のスキルによる武器への属性付与の効果時間も30分間となっており、使い方には困らない。「ハイスピードポーション1本分、2本分」といった形でセットで使っていきたいところだ。

 「RO」は、ノービスから1次転職までの序盤は、壁役の先輩プレーヤーがいれば何のことは無いのだが、1人で始める場合には、ステータスが貧弱な関係でモンスターをバシバシ狩れるようになるまで結構苦労するだろう。こうしたときに戦闘教範50に加えて頼れるのがステータスアップ系の料理アイテムだ。

 「RO」の世界に降り立った当初は「ポリン」や「ルナティック」といった雑魚キャラと格闘していくのだが、生まれたてのノービスでは敵からの攻撃が辛い。雑魚キャラからの攻撃を大幅にカットしてくれるのはVITを+10上げる「不死のチゲ鍋(大)」(効果時間30分/10個/300円)がいい。これにSTR+10、DEX+10をしてくれるスクロール系アイテム「ブレッシングLv10」(効果時間4分/20個/100円)を使用すると攻撃力が高まるばかりでなく、命中率が上がり敵を倒しやすくなる。ブレッシングは本来アコライト系が使用できる補助魔法だが、ゲーム開始初期には重宝するだろう。こうしたスペシャルアイテムを有効活用することで、「RO」世界に降り立ってからものの30分~1時間程度で最初の転職可能レベルのジョブレベル9まで単独でのレベルアップが可能になる。文字通り“サクサク”進むことができる。

 「RO」では物理攻撃ではSTR、弓攻撃ではDEX、魔法系ではINTと攻撃力の要になるステータスがあり、高ければ高いほどボーナスが多くつくためステータスアップ系の料理アイテムは長ら愛用することになるだろう。料理系アイテムはスキルでのステータスアップに効果を上乗せできるため、さきほどのブレッシングLv10にSTR+10の効果の料理アイテム「タンの盛り合わせ(大)」(10個/300円)を組み合わせると、一気にSTRが20上昇し、キャラクタの攻撃力を劇的に高めることができる。

 中でも高ければ高いほどボーナスの大きくなるSTRとDEXは、前衛職で使用することで、格段の効果と大きな爽快感をもたらしてくれることだろう。スペシャルアイテムでの料理アイテムはゲーム内で製作できる料理アイテムと違い、効果時間が30分と10分長くなっており、かつ死んでしまっても効果が消えないという大きなメリットがある。初期のレベル上げには心強い限りで、ノービス時代をサクサク突破して「RO」のキャラクタ育成で最も楽しみな転職へと進みたい。

 しかし、むやみやたらにステータス+10の有料アイテムに頼るのはおすすめできない。場合によっては既存の料理アイテムを使う方がいい場合もあるからだ。STRやDEXのステータスは10の倍数の際に二乗の攻撃ボーナスがつくため、ゲーム内で製作できる+1~+10までの料理アイテムで10の倍数に乗せることで十分に代用可能だ。

 また、狩場についた時点で戦闘教範50やハイスピードポーションなどの時間性アイテムを発動すると、きっちり30分で効果がきれるため、効果的なアイテムを使えるだけでなくプレイの目安としても有効である。


■ 「戦闘教範50」でサクサクレベルアップ。「キラキラスティック」によるスキル振りなおしと合わせて支援職の転生への追い風に

攻城戦では、ステータスアップ系アイテムが活躍する。アイテム製作で作れるものと違い、戦闘不能になっても30分は効果時間が継続されるためだ
 コアユーザーにとってもスペシャルアイテムの中で最も注目を集めているのはスキルリセットが可能となる「キラキラスティック」(1個/1500円)である。これは獲得経験値が1.5倍になる「戦闘教範50」と合わせて、とりわけ2次転職後に一通りスキルを取得し終えたキャラクタを所有するユーザーが購入したようだ。

 この利用率は、職業別の「型」への派生が多い職業ほど顕著で、仕様変更でめっきり出番が減ってしまった「アブラカタブラ」(何が起こるかわからないスキル、MVPボスモンスターを召喚することもある)型のセージや、単独でのレベル上げが難しい支援型のプリースト、多くの型が存在するウィザードを持つユーザーに利用されていたようだ。レベルを上げたものの仕様や主流の狩場が変わってしまい、登場機会の少なくなったキャラクタを復活させる動きに繋がっている。

 「RO」では、レベル99を上限とした場合の必要経験値は、レベル96になってようやく折り返しとなる。このため、ようやく職業としての完成形を見るレベル80台前半以降、転生に向かってひたすら長い狩りの時期となり、プレイが「中だるみ」したり、「引退」に繋がってしまうケースが多い。そうしたキャラを「再生」し、中級ユーザー層に転生まで頑張ってもらおうというのがキラキラスティック実装の最も大きな目的だと感じる。販売アイテム中最も高価なアイテムなので、スキルを何度も振り直すというわけにはいかないが、愛着あるキャラクタを育て続けられるのは嬉しいことだ。

 ここで筆者のギルドでのスペシャルアイテムの活用法をご紹介しよう。転生間近のINT&VIT支援型のプリーストを転生まで養成する目的で、まずはキラキラスティックでこのプリーストを対魔・対アンデッド向けの最強魔法マグヌスエクソシズム(ME)型に変更した。

 さらに大魔法の高速詠唱に必須となるDEXをスペシャルアイテム「フベルゲルミルの酒(大)」(10個/300円)で補い、魔法の威力を高めるため「カクテル・竜の吐息」(10個/300円)でINTを上げ、「戦闘教範50」を使用して経験値を向上させた。「ニブルヘイムダンジョン」1Fで、2人のメンバーが敵を釣り、プリーストがMEで殲滅する形で狩りを行ない、90分間に約500万ほどの経験値を獲得できた。支援型ではこれまで単独で経験値をほとんど得ることができなかったが、プリーストを操るユーザーにとっても今回のスペシャルアイテムでかなりモチベーションが上がったようだ。

 ちなみに今回の狩りでかかったコストは、戦闘教範50が75円、ステータスアップの料理アイテムが2種類で60円が30分間でかかり、90分で約400円。これを高いとみるか安いとみるかはユーザーによるが、個人的にはおつりが来るほどオイシイ狩りができたと思っている。要は使い方次第といえるだろう。

 ただし、戦闘不能時のデスペナルティを無くす「生命保険証」(効果時間30分/10個/1,000円)は便利なアイテムではあるが、あえて使用しなかった。転生間近のユーザーなら誰しもデスペナルティを恐れる。藁にもすがるつもりでこのアイテムに飛びつきたくなる気持ちもよくわかる。

 だからこその強気のこの価格なのだろうが、“保険”に払う金額としては高額でありすぎる。仮に“無事故”で狩りを終えれば、得た経験値の1%分がボーナスとして付与されるといった払い戻しがあるのなら「おもしろい」となるが、掛け捨てにこの値段は“商品”としてまったく魅力を感じない。商品の内容か、値段設定を再考すべきだろう。

【スキルスクロール系アイテム】
武器に聖属性をつける「アスペルシオlv5」(100秒/20個/150円)。プリーストの補助魔法で、かつ触媒に「聖水」を消費するスキルだが、スクロールをクリックするだけでその他は一切不要だ。コアプレーヤーのオーソドックスなソロプレイといえば、2つのアカウントとPCを使って安全な場所に立たせておいたプリーストやセージから、育成中のキャラクタに属性付与スキルや支援スキルをかけさせるというものだった。こうしたプレイスタイルを変えさせるほどのパワフルなアイテムだ
キラキラスティックを使い筆者はホムンクルスを初体験してみた。もともとは「コーティング」を全種類取得した攻城戦型のアルケミストだったが、今回はホムンクルスと各種ボトル投げスキルをマスターした。流行らなくなってしまったプレイスタイルに別れを告げ新しい楽しみを探すことができる。ちなみにキラキラスティック使用時には所持重量を0にしておく必要がある
プリーストの大魔法MEは非常に強力な対悪魔・アンデッド魔法。MEに辿り着くまでに必要なスキルも多く、その分取得できる支援スキルは少なくなる。これまでは相当の覚悟を決めて育てる必要があったが、キラキラスティックの登場で比較的柔軟に対応できるようになった


■ 「利便性向上アイテム」はライトユーザー層向けだが、やや説明不足。もっと情報の開示を

巨大ハエ羽を使用するとパーティーリーダーの所にメンバーが集まる。ミニマップ左側に元いた場所がしばらく誤表示されるのだが、使えば誰しも認識できるような不具合はせめて直してからリリースして欲しい
凸面鏡を使用中、MVPモンスターが出現するとピンクの悪魔のマークで居場所を教えてくれる。あっという間にボスが倒されるところは転生職の殲滅力のすごさといったところか
濃縮エルニウムが1個1,000円、濃縮オリデオコンが1個700円という高額アイテムにもかかわらず、精錬に果敢にチャレンジするユーザーが多かった
 そのほかのアイテムも見ていこう。まず、パーティーが壊滅寸前というときに頼りになるのが「巨大なハエ羽」(10個/300円)だ。パーティーリーダーが使用すると、メンバーを引き連れてランダムにワープする。ワープ前は同じマップ中のどこにいてもよく、全員がリーダーの飛んだ先に移動する。パーティーが壊滅しそうになった時や、モンスターのスキル「インティミデイト」で連れ去られてしまったとき、長い距離を移動するときなどパーティープレイを主に遊んでいる各ユーザー層に受け入れらそうなアイテムだ。

 パーティープレイで時間を取られがちな合流の手間が省け非常に便利で、プレイの効率化に繋がるため、是非試していただきたいアイテムである。なお、不具合として、アイテム使用後リーダーの周りに集合してから数十秒~数分の間ミニマップ上の自分が元いた座標に、あたかも自分いたかのようにアイコンが残ってしまう。明らかなバグだが、自分の現在地を錯覚してしまうため注意が必要だ。

 「凸面鏡」(10個/1,000円)は、MVPボスモンスターの出現時刻をチャットウィンドウに表示するというユニークなアイテム。使用するとMVPボスモンスターが出現している場合はミニマップ上にマークが表示され、倒されている場合は次回の出現時刻がチャットウィンドウ上に表示される。このアイテムは、普段お目にかかることのないMVPモンスターに出会えるチャンスに繋がるため、個人的に大いに楽しみにしていた。

 しかし、実際にはあまり使えるアイテムとは言い難い。というのも一定の時間周期で出現するボスモンスターは、大抵ボス狩りをメインで遊んでいるユーザーに「予約済み」となっており、1つ前の出現時に倒した時間がわかればそのまま60分後、ボスによっては120分後に訪れれば出会えることになる。「オシリス」や「オークヒーロー」など数十万というヒットポイントにも関わらずあっと言う間に倒され、生存時間は90秒程。

 人気の高いMVPボスは、ボス狩りをメインにしているユーザー間で24時間出現時間が管理されているため、「凸面鏡」を使ったところで、必ずしも倒せるとは限らないどころか逢うことすら難しいのが実情である。強いて言えば、ボス狩りをメインにするユーザーにとってはローテーションのスタートラインを決めるために重宝するかもしれないが、ライトユーザーにとっては「凸面鏡」の有無によらずボスに出会えない状況に変わりは無い。時間を確認するのに1回、出現時間に位置を確認するのに1回と、200円を投じる割にはあまり得した気分にはなれないアイテムだ。

 精錬の成功率を上げるのが「濃縮エルニウム」(防具用/1個/1,000円)と「濃縮オリデオコン」(武器用/1個/700円)だ。専用NPCに装備品を預け、これらのアイテムを使うことにより通常の精錬成功率に比べ10%~30%で成功率を向上させるというものだ。「RO」の防具の精錬は+4までは安全圏で、+5から精錬度があがるごとに精錬成功率は低下していく。仮に50個の未精錬「バックラー」を鍛えあげていっても+9になった時点で1つ程度しか残らない。その上装備品の精錬は失敗すると永遠にロストしてしまう。

 このアイテムも現状のところ不明瞭な部分が多くおすすめできない。「成功率を10%~30%アップ」と曖昧にしているのはどういう理由からなのか。このパーセンテージは、各精錬度ごとに絶対値なのかそうでないのか。たとえば、精錬の成功率が30%だと仮定する。絶対値に成功率が上乗せされた場合、成功率は40%~60%まで上がるが、母数に対するパーセンテージアップだった場合、33%~39%にしかならない。

 スペシャルアイテム公開当初から「+10も夢じゃない」という謳い文句で、スペシャルアイテムの大目玉として宣伝されていた「濃縮エルニウム」だが、実装直前になって「+9から+10への精錬成功率は通常のエルニウムと同等」というアナウンスがなされるなど、謳い文句と実際の性能に隔たりがあることを認めるなど、もはや何を信じて良いのかわからない状態だ。

 本商品は、1段階精錬するのに1,000円かかる高額商品となっており、しかも精錬は1度では終わらない。ゲーム内で完結するからこそ許されるギャンブル要素とはいえ、だからこそ仕様が曖昧でいいということにはならないし、課金アイテムを通じ現実世界に紐付けられた以上、ユーザーに対して仕様の明快な説明を行なう必要があると思う。

12月24日にはスペシャルアイテム実装後の初の攻城戦が開催された。クリスマスイブとあってユーザーの出足は今1つ。人気のゲフェン砦も泡沫ギルドによるレース会場と化した。高火力高出力による大規模な戦いなど、今後の攻城戦の展開も楽しみなところだ


■ 転生前のユーザーを狙ったマーケティングセンスが光るアップデート。今後の質的なアップデートに期待

ゲフェン砦を確保した後、本気で攻められたらとうてい守りきれぬと判断して、攻城戦を尻目にアジトダンジョンに潜入し、つかの間の狩りを楽しむ。これがスペシャルアイテムのおかげかどうかはわからない
筆者が「RO」復活後に最も残念だったのが「アニバーサリーチャンス・ラグくじ」。レアアイテムがランダムで当たるのだが、Web上の購入ボタンを押すと次の画面でアイテムID番号がいきなり表示される。もう少し何らかの演出があってもよかったのではないか。ちなみに12月25日から「200万ID突破記念ラグくじ」が発売中だ
 本稿ではスペシャルアイテムを活用することで見えてきた新しい「ラグナロクオンライン」の姿をお伝えしてきた。サーバーでは実装時のメンテナンスは延長され、22日には「戦闘教範50」がクエストでの獲得経験値へのボーナスが反映されない不具合を解消するため、半日近い緊急メンテナンスを挟むなど出足からつまずいてしまった。

 しかしながら、アイテムの着目点は優れている。レベル70台から90台のキャラクタで、職業としてはほとんど完成しているのに転生するにはまだまだ遠いというユーザーは多い。転生キャラを持っていないユーザーのほとんどがこの層に属している。プレイ歴も長く、プレーヤースキルにも長けているが、物理的な時間が取れないためにジョブレベルを上げきってキャラクタの一応の完成を見たところでプレイが止まってしまうのだ。

 レベル90まで来て99の転生まであと少しと思っても、獲得経験値としては4合目にすら到達していない。筆者もそびえ立つ山によじ登りつつ、途中であきらめてしまった一人であるが、レベル99は忘れかけた夢の1つとしていつかは、という思いはあるものだ。かつて「RO」を経験したユーザーも多く、こうした休眠中のユーザーに「夢をつなぐスペシャルアイテム」として十分訴求できるものと考えている。

 今回のレポートでは、課金アイテム実装から1週間の「RO」の世界を追ったが、今後も継続的に大規模アップデートのタイミング等で随時レポートしていきたい。

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【ラグナロクオンライン】
  • CPU:Pentium III 650Mz以上(Pentium III 1.0GHz以上)
  • HDD:2GB以上
  • メインメモリ:256MB以上(512MB以上を推奨)
  • ビデオメモリ:16MB以上(32MB以上を推奨)

□「ラグナロクオンライン」のページ
http://www.ragnarokonline.jp/index.html
□関連情報
【12月5日】ガンホー、MMORPG「ラグナロクオンライン」
有料アイテムの販売を12月19日より開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061205/ro.htm
【12月1日】ガンホー、RMT利用者に対して大規模な一斉措置を実施 RMTに関連した7,850キャラクタ、約2,637億Zenyを凍結
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061201/antirmt.htm
【11月20日】ガンホー、「ラグナロクオンライン 7DAYSチケット」を限定販売
12種類揃えると、もれなく頭装備アイテムをプレゼント
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061120/ro7days.htm
【11月13日】ガンホー、「ラグナロクオンライン」新プロジェクト発表会を開催
今冬にアイテム販売を開始、運営5年目にしてハイブリッド課金へ移行
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061113/ro2007.htm
【10月26日】ガンホー、MMORPG「ラグナロクオンライン」
5種類の新アイテムがついた4周年記念パッケージを発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061026/ro.htm
【10月20日】「ラグナロクオンライン」制作担当 廣瀬高志氏インタビュー
「フィゲル」アップデートの抱負とインフレ対策の今後の展開などを聞く
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061020/rohirose.htm
【10月18日】ガンホー、「ラグナロクオンライン」アップデート先行体験レポート
フィゲルエリアの概要と、新職業ガンスリンガー、忍者の魅力に迫る
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061018/ragnarok.htm

(2006年12月27日)

[Reported by 三浦尋一]



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