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今回明らかになったのは、同シリーズでも特に有名なシナリオ「消えた王様の杖」のスクリーンショットと各要素である。「ソーサリアンオンライン」は原作となる日本ファルコムのRPG「ソーサリアン」に収められた15本のシナリオをゲームに盛り込むことを発表しており、正式サービス時には「消えた王様の杖」、「ルシフェルの水門」が実装されることになっている。この「消えた王様の杖」をプレイするためには、スタート地点であるリドニアかヤマトでパーティーを組み、シナリオに挑戦する必要がある。 原作「ソーサリアン」における「消えた王様の杖」は、プレーヤーが最初に挑戦するシナリオで、ゲームの基本要素を覚えるための要素が盛り込まれており、人気が高かった。パズル要素のある仕掛け、スケルトンやコウモリなど薄暗い洞窟にぴったりのモンスター、酸の海やトゲの床などなど。ダンジョンの構造そのものはシンプルだが、頭をひねって解法を見つける必要があった。古代祐三氏をはじめとしたミュージシャンが作曲した曲と相まって、プレーヤーに「ソーサリアン」というタイトルを強く印象づけたシナリオである。 今回「ソーサリアンオンライン」に盛り込まれるシナリオは原作の雰囲気を活かした構造になっている。本作ではBGMもまた原作のアレンジバージョンが使用されているとのことで、このシナリオで「消えた王様の杖」のBGMが使用されているとすれば、オールドファンは強いノスタルジーを感じることができるだろう。 「ソーサリアンオンライン」でのシナリオは、原作と違い、最初のプレイでクリア可能という設計にはなっていないという。まずは攻略可能な強さまでキャラクタを鍛えつつじりじり進む必要がありそうだ。スクリーンショットでは酸の海や、傷ついて倒れた兵士の姿も確認できる。オールドファンが原作を知らないプレーヤーに思い出を語る、というのも本作ならではのプレイとして楽しめる要素かもしれない。 また、本作ならではのトラップや仕掛けにも期待したい。制作者が原作のエッセンスをどう取り入れ、どのように昇華させているかは興味のあるところだ。ダンジョンの深奥部には2匹のヒドラが待ち受けている。2体の敵を相手にパーティーがどう戦うか、プレーヤー間の連携が試される場面となるだろう。原作のエッセンスを忠実に再現しているからといって、本作はオールドファンだけが楽しむゲームではない。新しい仕掛けや展開、「ソーサリアンオンライン」ならではの駆け引きなど、ダンジョンの仕掛けと、オンラインならではのプレーヤー達の協力に期待したい。
とはいえ、これだけ原作の要素を盛り込んでいると「ソーサリアン」そのものにも興味を惹かれる。日本ファルコムからはリメイク版である「ソーサリアンオリジナル&フォーエバー」が発売されていて、ダウンロード販売も行なわれている。また、携帯コンテンツとしてもジーモードからサービス中である。本作をきっかけに原作に触れてみるのも面白いかもしれない。
(C)Nihon Falcom Corporation.
□エキサイトのホームページ (2006年11月6日) [Reported by 勝田哲也]
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