価格：7,329円

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　株式会社セガは、プレイステーション 2用RPG「シャイニング・フォース イクサ」を2007年1月18日に発売する。価格は7,329円。

　PS2用「シャイニング・フォース イクサ」は、「シャイニング・フォース ネオ」のバトルや育成のシステムをベースにした作品。「シャイニング・フォース」シリーズの多種多様な種族が共存するファンタジー世界で展開されるが、ストーリーやキャラクタは一新された完全新作となっている。

　主人公の少年トウマは、伝説にある「聖剣シャイニングフォース」を求め、メーベルとガドフォール、シリルとともに探索に出た。数日の後、一行は洞窟の奥で聖剣が突き立てられた遺跡を見つける。トウマが聖剣に触れると、あっけなく抜けた剣は光を放ち、トウマの手に巻きつくようにして小手に変形する。これに呼応するように、崖の中に埋もれていた機動要塞も姿を現わす。

　聖剣と機動要塞を手に入れたトウマ達だが、人間族と魔族がこの要塞を奪うべく動き出す。「聖剣を手に入れて大陸に平和をもたらしたい」と思っていたトウマだったが、結果的に人間族と魔族、そして機動要塞を持つトウマ達という3つ巴の戦いへとなだれ込んでいくことになる。

【登場キャラクタ】
「トウマ」 声：朴ろ美(“ろ”は王へんに“路”) 本作の主人公の1人。考えるより先に行動する野生児だが、性格は素直で明るい熱血漢。聖剣シャイニングフォースを偶然抜いてしまい、機動要塞「ジオフォート」の主になってしまう	「シリル」 声：桑島法子 もう1人の主人公。トウマと同様に聖剣を探していたが、彼女だけは聖剣を見つけるべきではないというそぶりを見せていた。冷たく見えるが感情表現が苦手なだけで、本当は優しい性格をしている

「ガドフォール」 声：井上和彦 ケンタウロスの騎士。武芸を磨くことを生き甲斐としており、トウマの師匠のような存在になっている。友情に厚いが、女性には弱い	「メーベル」 声：久川綾 巨大な弓を操るエルフ。戦いでは苛烈な射手となるが、普段は優しい笑顔で仲間を癒すお姉さん的な存在。料理が得意だが、本人も恐ろしいほどの大食いである	「ドゥーガ」 声：中井和哉 獣人族の戦士。ガドフォールとは軍隊時代の親友だが、気に入った女性はその場でくどき、気に入らない男はちょいとなでてやるという、性格的には正反対の男
「アダム」 声：古川登志夫 数千年前に作られ、聖剣の主を守るよう命じられたロボット。量産型防衛ロボットを指揮する機能を有し、さらに自らも多彩な兵器を搭載している	「アミタリリ」 声：水樹奈々 聖剣偵察のためにジオフォートに来たが、任務を忘れて居ついた自称天才の魔女っ子。自信過剰でいい加減、ワイルドな男性に惚れやすい。帽子の上のヒヨコは不死鳥に育つらしい	「ファークリン」 声：田村ゆかり アミタリリの付き人をする獣人族の少年。回復魔法と光魔法を修行している。毎日アミタリリに罵倒されているが、ほかに何もいらないというほどアミタリリが好き
「ラグナダームIII世」 声：堀川りょう ノスワルド帝国皇帝。自ら戦場に出て戦い、動乱期の中で大陸の半分を手中に収める。人々からは「若獅子帝」と呼ばれ畏怖と敬意を集めている。魔族に対し、強烈な敵意を抱いている	「フィリップ」 声：神谷浩史 ノスワルド帝国軍辺境部隊の指揮官。プライドは高いが小心者で、皇帝に取り立てられることだけを考えて行動する。戦場で指揮はするが、自らの戦闘能力はかなり貧弱	「リームシアン・ラ・ヴァース」 声：豊口めぐみ 魔族領フィアランドの女王。最高の実力者が王となる魔族において、前の王を煉獄の業火で一瞬にして焼き払い、史上最も若くして最強の称号を得た

　ゲームシステムでは、主人公が世界各地に遠征して攻め込んでいくだけでなく、新たに拠点となる機動要塞を防衛する要素が加わる。プレーヤーは要塞を拠点としながら、冒険するキャラクタと要塞を防衛するキャラクタを、状況に応じて操作する。攻撃に出たパーティが遠征中に要塞が攻められると、もう一方のパーティによる防衛戦に切り替わる。

　防衛に成功するとボーナスが得られるが、失敗すると本陣にダメージを受け、故障した設備を復旧しなくてはならない。うまく防衛するには、プレーヤーキャラクタを成長させるだけでなく、要塞を増築して強化することが重要になる。要塞には様々な設備が用意されており、防衛用のバリアやロボット兵、砲撃用のカノン砲などを自由に強化できる。

　また戦闘に関するものばかりではなく、キャラクタ育成用の設備やショップ、図書館、武器庫、居住区などがあり、様々な形でマスターを支援する。

【スクリーンショット】
プレーヤーの拠点となる機動要塞ジオフォート	2つのパーティのうち、一方は遠征として外に出かける	もう一方は要塞防衛パーティとなり、攻め込まれた際に操作が切り替わる
要塞を強化していくと、変形して異なる能力が得られるようになる	キャラクタが仲間になると、要塞居住区の空いている部屋を個室にし、自分好みに改装する。部屋に行けば会話もでき、時には貴重なアイテムを分けてもらえることもある
要塞に備えられるカノン砲がパーティをサポート。要塞が「砲撃モード」になれば、遠征戦でも砲撃が可能になる	要塞のもう1つの防衛兵器となる防衛ロボ。工場がパワーアップすれば、扱えるロボの数が増えていく	ロボは戦闘だけでなく、ジオフォートの掃除やメンテナンスもする。なかなかの働き者

　戦闘時のアクションでは、前作の「スペシャル技」が改良され、ボタンを押すだけの通常攻撃と、押しっぱなしにして離すと出る「チャージ技」、条件が揃ったときに連続攻撃の最後にチャージ技が出せる「スペシャル攻撃」が追加された。強力な技の使い分けがより手軽にできるようになっている。

　パーティキャラクタの装備品を変更すると、能力の上下だけでなく、思考も変化する。プレーヤーを守るように動いたり、自ら積極的に攻撃したりと行動が変化するので、主人公の能力や作戦に応じてカスタマイズできる。

　このほか本作では、ランダムダンジョンが5階ごとにボスステージとなったり、武器鍛錬が+20近くまで上昇するようになるなど、前作のシステムを改良したやりこみ要素を搭載。より長く遊べるアイデアも盛り込まれている。

【スクリーンショット】
キャラクタデザイナーにはイラストレーターのPako氏を起用。イベントムービーでは、イラストから抜け出たような美しいビジュアルでキャラクタ達が動く
こちらはオープニングで流れるアニメーションの一部。制作はJ.C.STAFFが担当している

(C)SEGA

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「シャイニング・フォース イクサ」
http://shining-force.jp/exa/
□関連情報
【9月23日】「東京ゲームショウ2006」セガブースレポート
～ラインナップの豊富さは全ブース屈指～
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060923/sega.htm

(2006年10月27日)

[Reported by 石田賀津男]