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株式会社カプコンは、10月12日に行なわれた取締役会において決議が行なわれ、子会社であるクローバースタジオ株式会社の解散を決定した。清算結了は2007年3月末日を予定。解散に伴う損失見込額については2007年3月期中間決算に特別損失として約4億円を計上する予定となっている。 クローバースタジオは、2004年7月1日に設立。代表取締役社長には、「Viewtiful Joe」や「鉄騎」など斬新なゲームを手がけてきた稲葉敦志氏が就き、バイオハザードシリーズの三上真司氏、「バイオハザード2」、「デビルメイクライ」でディレクターを務めた神谷英樹氏が設立に参加するなど錚々たるメンバーの所属するゲーム制作会社となった。今回のリリースにおいても書かれているように「独創性のあるタイトルを創出することを目的に」会社が設立された、志の高い会社だった。 結果として発売された作品は「ビューティフル ジョー 新たなる希望」、「ビューティフル ジョー 2 ブラックフィルムの謎」、「ビューティフル ジョー バトルカーニバル」、「ビューティフル ジョー スクラッチ!」、「大神」、「GOD HAND」の6タイトル。同社は“遊び”の根本から考え、これまでにないタイトルを作り上げることに腐心してきたメーカーなだけに、今回の解散は残念だ。
解散の理由は、カプコンのリリースによれば「グループ全体の選択と集中により、効率的な開発展開を図るため、同社を解散することといたしました」としている。
□カプコンのホームページ (2006年10月12日) [Reported by 船津稔]
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