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会場:幕張メッセ
入場料:当日1,200円、前売1,000円
バケットシートに座ってステアリングコントローラでプレイできる台と、立った状態でアナログコントローラで操作する台が、合計で10台ほど設置されていた。開場後、30分ほどが経過した時点ですでに長蛇の列。日本人だけでなく、外国の人の姿もかなり見受けられ、次世代のGTに対する期待の高さが伺えた。
■ オンライン対応となり、また1つ大きな階段を登る「GT」シリーズ
ハードの進化によって、これまでに蓄えてきた素材(クルマやコース等)のフルHD化やオンラインへの対応など、実現可能なことが大幅に増加。一見しただけでも、シリーズ最新作としてさらなる高みへ到達していることがわかる。
今回判明した要素の中でも特筆すべきは、「GT HD」には「プレミアム」と「クラシック」という2つの顔がある点。両者の違いを簡潔に説明すると、前者はスタンドアローンベースでPS3の凄さを気軽に体験できるモード、後者はネットワーク上に展開される「GT」ワールドでレースなどを楽しむオンライン専用のモードとなっている。これだけでも、今までのシリーズとは毛色の異なる作品であることがわかる「GT HD」。その魅力を、筆者の試遊レポートと山内氏のインタビューも交えてお伝えしていく。 ・「GT HD プレミアム」
このほかに、クルマが1台50~100円、コースが200~500円程度の価格でネットワーク上からダウンロード購入することが可能。最大で、30車種と2つのコースをソフトの発売と同時に新たに追加できる。
・「GT HD クラシック」
さらには、アップデートによってプレイモードが増えるたり、全国に広がるユーザーたちとレースやロビーチャットなどのコミュニケーションを楽しめるなど、オンラインならではの仕掛けが盛りだくさん。レースに関しては、参加するだけでなく“レギュレーションを設定してレースイベントを開催する”ことも可能となっている。
■ PS3の力を初体験。描画能力の向上により走りやすさが大幅に向上
いっぽう、コースの方は「GT HD」で初収録となるもの。大幅な減速が必要となるヘアピンと、150km/h前後のスピードで通過可能なコーナーがバランスよく配置されており、道幅こそ若干狭いものの、コアなファンからの人気を集めそうな印象を受けた。また、遠くの景色が鮮明に描写されているため、次のコーナーへの進入タイミングを計りやすく、初めてプレイしたコースにも関わらず大幅なミスをすることなく走行できたことも好印象。 ■ オンラインの持つ無限の可能性が予測不可能な面白さを生む
「GT4」ではネットワーク接続による対戦が実現し、「GT HD」ではオンラインに対応することによって、あらかじめゲーム中に用意されているレギュレーションで行なうレースなど、従来通りのプレイスタイル以外の部分で遊びの幅が無限に広がる可能性を秘めていることを強調していた。
将来的には、全国大会や世界大会などの大規模なレースイベントを含め、「GT HD」の面白さをユーザーたちと一緒に作り上げていくことも考えているようだ。また、クルマやコースをダウンロード購入しなければならないことを考慮し、ソフト自体は「ディスク+取扱説明書」代程度の安価で提供する予定があることもこのインタビューで明らかにしていた。ダウンロードによって、そしてユーザーによって、「GT HD」の世界はどんどん広がっていく。この可能性こそが「GT HD」の新たな魅力としてどう受け入れられるのか、これから非常に楽しみになってきた。現状開発度は70%という本作だが、完成を楽しみに待ちたい。
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□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ (2006年9月22日) [Reported by 中野信二]
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