|
価格:6,090円
シリーズ第1作である「かまいたちの夜」は'94年に発売され、第2作となる「かまいたちの夜2 ~監獄島のわらべ唄~」は2002年に発売。サウンドノベルという新たなジャンルを生み出した。 本作は前作の正統続編であり、三日月島事件(前作)の1年後から物語が始まる。かまいたちの夜の大津波から1年、三日月島事件の惨劇を乗り越えた登場人物が、再び三日月館を訪れる。訪問の理由は供養の為、真相究明の為、自身の為、さまざまな思惑が新たな殺人事件を呼ぶ。前作での殺人事件、そして新たなる悲劇、その真相の全てが本作で明らかにされる。シナリオを担当するのは我孫子武丸氏、サウンドは羽毛田丈史氏と、前作の強力タッグで物語は遂に完結をみる。 本作は「かまいたち」シリーズ初となる複数主人公制を採用している。シリーズでおなじみである「矢島透」の名推理だけでは犯行の真意にはたどり着くことはない。物語の流れは、主人公たちの行動を管理しつつ、ストーリーを追っていく形となる。ある時は時間をさかのぼり、主人公に違う選択肢をとらせてみたり、ある時は主人公を切り替えてお互いの進行に干渉させたりと、プレーヤーは場面場面で自らの推理感覚を研ぎ澄まさなければならない。行動のひとつひとつが、他の主人公や登場人物の行動に深く影響するので、単純に選択肢を手当たり次第に選んでいくだけでは、事件の真相を突き止めることはできないということになる。
また、シリーズを通してプレイしていない人でも本作を楽しめるようにと、「かまいたちの夜」、「かまいたちの夜2」のメインシナリオが収録されている。これにより、未プレイの人には予習として、過去にプレイしたことがある人には復習の意味で過去の物語を楽しむことができるという。
「タイムチャート」とは、5分刻みで各主人公の行動を管理できる一覧表のこと。タイムチャートを見れば一目で各主人公がその時間になにをしていたのか知ることができる。ただし、一度経験した部分しか記録されないので、未プレイの主人公の行動に関しては知ることができない。
本作に登場する主人公は「香山誠一」、「矢島透」、「久保田俊夫」、「北野啓子」の4人。ここでは、4人の登場シーンを少しだけではあるが紹介していく。そして、お約束ともいえる「ピンクのしおり『ちょっとエッチな番外編』」も収録されている。こちらのスクリーンショットも併せて紹介していこう。
(C)CHUNSOFT/我孫子武丸/田中啓文/牧野修 (C)2006 CHUNSOFT/我孫子武丸/羽毛田丈史
□セガのホームページ (2006年7月27日) [Reported by 志賀康紀]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|