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AQインタラクティブ、Xbox 360「バレットウィッチ」
発売初日にディレクター岳洋一氏がクリアのコツを解説

7月27日 発売

価格:7,665円

CEROレーティング:C (15歳以上対象)

 株式会社AQインタラクティブは、7月27日にXbox 360用アクション・アドベンチャーゲーム「バレットウィッチ」を発売した。価格は7,665円。発売当日の本日、秋葉原の販売店「アソビットゲームシティ」店頭では試遊会が行なわれ、ディレクターを務める岳洋一氏も訪れてトークショウを開催した。

 岳氏によれば、「バレットウィッチ」は「ハリウッドの大作映画をゲームで表現したい」というコンセプトから製作がスタートしたのだという。2013年、悪魔やモンスターが徘徊する凄惨な世界を舞台に、謎の主人公“アリシア”が世界を救うというヒロイックファンタジー。

 Xbox 360のグラフィックス機能をフルに使った美しい映像がまず目にとまるが、物理演算システムを搭載することで、ステージ内のオブジェクトのほとんどを破壊することが可能。たとえば今回行なわれた店頭デモにおいても、坑道内でのアクションシーンがあるのだが、その天井を破壊してみせた。これがゲーム性とも密接に関わっており、ただ単に「壊してスッキリ」と言うだけではなく、大きなオブジェクトを破壊することで敵を一網打尽にすることができる。破壊できないと思っていた大きな背景も破壊できるので、岳氏によれば「色々と試して欲しい」としている。

 その一例として紹介されたのが“STAGE4”における鉄橋の破壊だ。アリシア達が敵を振り切る形で鉄橋を渡りながら戦闘を繰り広げる。鉄橋を渡りきってそのままステージを進めていっても良いのだが、少し横の方から鉄橋を振り返ると、橋脚に不自然なドラム缶がおかれている。これらを破壊していくと誘爆する形で、自分の渡ってきた鉄橋が崩れ落ちていく……。これ以外にも、巨大な岩が集められている採掘機の天井を破壊することで、岩を敵の上に落として敵を倒すといった作戦も実行できる。これらの倒し方は、必ずやらなければならないことではない。わらわらと出現する敵を一体一体、銃と魔法で倒していく事もできる。しかしアイディアと工夫で様々なことが可能となるという点で自由度が高いと言える。それこそが次世代ゲームの条件のひとつといえるかもしれない。

 岳氏はゲームを進める上でのヒントとして「アリシアはか弱い女性ですから、手持ちの銃だけで敵を倒そうとすると、どうしても体力的に厳しい面がある。ですから、魔法をうまく使うことで戦って欲しい」とユーザーに向けてアドバイス。たとえば隠れる所のない場面では「エンシェントウォール」を使うことで壁を作り、障害物に身を隠しながら敵を攻撃するといった方法もある。真っ正面から立ち向かうだけが、ゲームの攻略ではないわけだ。ゲームのクリアにはプレーヤー側のセンスが問われると言うことだろう。

 この魔法のさらに上をいくのが「大魔法」だ。今回のトークショウでは全てのものが巻き上げられていく (もちろん物理演算計算が行なわれている) 「トルネード」と「サンダー」を見せてくれた。

 このほかのヒントとしては、敵のどこを攻撃するかに注目して欲しいという。基本的にはFPSタイトルのようにヘッドショットが最も有効で、モンスターの頭を狙って撃つことで効率よく敵を倒すことができるのだという。細かい話をすると、手足より体のほうがダメージが高く、さらに頭を狙ったほうが敵に与えるダメージは大きくなる。

 「バレットウィッチ」は単なるアクションゲームではない。共に戦っている人間の兵士達を助けることも重要な事のひとつで、ゲームを進めるに従ってプレーヤーがどうやってゲームを進めたかで成長の度合いが変わってくる。うまく育てればかなり強大な力を操ることができるようになり、かなりの爽快感だという。やり込み要素も用意されていて、長く遊べるようになっていると岳氏はアピールした。

 最後に、ダウンロードコンテンツにも対応していることが明らかにされた。ひとつは、アリシアのコスチュームを変更させることができるようになる予定だという。現在の予定では5つのコスチュームの製作が進行中でデザインを起こしている途中。もう一つはクリア後に遊ぶことができるようになると言う「コンセプトミッション」と呼ばれるもので、敵の配置などが変えられており、また違った遊びを追求できるよう考えられているという。これらアリシアのコスプレデータの配信と追加ステージの配信の時期は未定だが企画が進行している所なので、楽しみにしたい所だ。

 岳氏は「Xbox 360の非常に高度な機能を遺憾なく発揮し、次世代のゲームを作り上げた。HDテレビとドルビーサラウンドの豪華な環境で楽しんで欲しい」とアピールしてトークショウを終えた。

秋葉原のアソビットゲームシティ店頭に設置されたディスプレイで、中盤のSTAGE4を実際にプレイし、ゲームの魅力を解説 「バレットウィッチ」のディレクタを務めている岳洋一氏。今回は暑い中、店頭で40分ほどゲームの解説を行なってくれた 先着購入特典の「アリシア スリーブケース」も店頭に飾られていた。美しい仕上がりとなっている
試遊台は店頭の目立つところに2台設置され、いつも誰かがプレイしている状況だった。ボタン配置などを確かめながらゲームをするコアなファンも目に付いた 体験者にはアリシアがプリントされたカンバッチがプレゼントされた


□AQインタラクティブのホームページ
http://www.aqi.co.jp/
□キャビアのホームページ
http://www.cavia.com/
□「バレットウィッチ」のページ
http://aqi.nct.jp/bulletwitch/
□関連情報
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http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051220/aqi.htm

(2006年7月27日)

[Reported by 船津稔]



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