雑貨屋の店頭で気になる2アイテムを紹介! セガトイズ「MICRO DANCER」 バンダイ「CUBE WORLD」
「MICRO DANCER(マイクロダンサー)」 |
「CUBE WORLD PACK1(キューブワールド)」 |
発売 |
セガトイズ |
発売 |
バンダイ |
価格 |
1,680円 |
価格 |
4,410円 |
電源 |
ボタン電池×3(内蔵) |
電源 |
ボタン電池×1(内蔵) |
発売日 |
発売中 |
今回は東急ハンズなどの大型雑貨店などの店頭で販売されているe-Toyをふたつまとめて紹介したい。どちらも小粒ながら独自のアイデアを搭載しており、十分に楽しめる。外観が洗練されていることから、インテリアとしても利用できるだろう。
■ 音に合わせてクルクル踊る「MICRO DANCER」
セガトイズの「MICRO DANCER(マイクロダンサー)」は、「世界最小ダンサー」が触れ込み。確かに小さい。カプセルの高さは、約7センチ。中に入っているクリアボディのダンサーに至っては、約2.5センチだ。
発売されている商品は3種類。ペアダンサーを内蔵した「Love White(ラブホワイト)」と、ブレイクダンサーの「Break Blue(ブレイクブルー)」、そしてアイススケーターを内蔵した「Happy Pink(ハッピーピンク)」。紹介するのは、ブレイクダンサーを内蔵した「Break Blue」だ。
カプセルに内蔵されたダンサーは、2種類のダンスを踊る。ひとつ目の「ダンスモード」は、音楽や声など周囲に響く音楽に反応して、ダンスを踊るモード。ふたつ目の「まねモード」は、手拍子などでリズムを聞かせると、そのリズム通りにダンスをするモードだ。
ダンスといっても、実際にはくるくる回るだけなのだが、小さな小さなダンサーが無心に回っている様子が不思議に心を打つ。
ひとつ目の「ダンスモード」は、音の長短にも正しく反応する。「あ~~~~」と長く発声すると、ダンサーはくるくると激しく回転し続ける。「あっ」、「あっ」、「あっ」と音を区切って発音をすると、回転を小刻みに止め、右回転をしたかと思えば、次は左回転をし、再び右回転を行なう。
何より周囲の音に対する反応が鋭いので、自分で“操っている”という感覚が強く得られ、飽きずに楽しめる。
ふたつ目の「まねモード」は、約5秒間のリズムを記憶する。手拍子で三三七拍子を叩いて記憶させてみたら、リズムを見事に再現したダンスを披露してくれた。ひとりで遊ぶのはもちろん、友人といっしょに「このリズムは再現できるかな?」と競うようしていろいろと試してみると、より楽しめそうだ。
■ 小さな立方体の中で暮らす人間を観察する「CUBE WORLD」
「CUBE WORLD(キューブワールド)」は、一辺が約4.5センチという小さな立方体に暮らす人間を観察したり、干渉したりして遊ぶトイだ。
パッケージは2種類あり、それぞれ2個の「CUBE WORLD」が入っている。「CUBE WORLD」は、それぞれ中で暮らしている人間が異なる行動を行なう。「PACK1」には犬連れの人間がいる「SCOOP」と、棒で遊ぶ人間がいる「SLIM」が収められている。
「PACK2」にはボールで遊ぶ人間がいる「DODGER」と、ロープを持った人間がいる「WHIP」がセットになっている。7月下旬には、ギターを弾く「MIC (Music mania)」ときれい好きな「DUSTY (Cleaning mania)」がパックになったものと、リフォームを行なう「HANDY (DIY mania)」とエクササイズをしている「HANS (Exercise mania)」がパックになった「Series2」が発売される。
筆者は、Series1の「PACK1」をチョイスした。
電源を入れたとたんに頬が緩んだ。これは楽しい。キューブの中にいる人間が狭い空間の中を歩き周り、ダンスをしたり、座禅を組んだり、カンフーを披露したり、と様々な行動をする。人間はあくまでシンプルなドット絵で描かれているのに、その動きは豊かで“肉体”を感じさせるのだ。これは、なかなかに凄い。
「SCOOP」では、ときどき飼い犬が現われる。人間は優しく接することもあれば、叱り付けて追い払ってしまうこともある。「SLIM」では、人間は棒を使う。棒をバトンのようにクルクルと回したり、剣のように振るったり、高い場所に突き刺して懸垂をしたりする。
時間があればあるだけ眺めていたい……そう感じさせるほどの面白さがある。
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「SCOOP」。立方体の中で暮らす人間が犬とたわむれる |
「SLIM」。こちらは棒の使い手。剣のように振ったり、懸垂をしたりする |
電源を入れると、見事な体さばきで自由気ままに行動する。これは武道の練習か? |
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座禅を組んだと思ったら、そのまま浮かび上がって空中浮遊。何が起きるかわからない楽しさがある |
傾きセンサーを使った遊び。指でつまんで本体を横に倒すと、中にいる人間が転倒する |
「CUBE WORLD」の機能は、まだまだこんなものではない。本体に傾きセンサーを内蔵しているので、本体を横に倒すと中にいる人間ももんどりうって倒れるのだ。倒れた人間は腰をさすりながら立ち上がる。いたずら心を刺激される仕掛けだ。
また「CUBE WORLD」は本体の上下左右にマグネット式の接続端子を持っており、左右に、あるいは上下に連結することが可能だ。「CUBE WORLD」同士をつなげると、それぞれの本体にいる人間がお互いの「CUBE WORLD」を行き来するようになり、友好を深める様子を見ることができる。
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「CUBE WORLD」同士を上下左右に連結することも可能。しばらくすると、お互いの存在に気がついて、本体を行き来する |
ごくごくシンプルだが、ゲームもプレイできる。「SCOOP」は、タイミングよくボタンを押して、犬にオモチャをとられないようにするゲーム。「SLIM」は、鉄棒にぶらさがった状態で、足元を敵が横切った瞬間に懸垂をして避けるゲームだ。
さんざん遊び尽くして、「そろそろすべての人間の行動パターンを見たかな」と思っていても、また新たな行動が発見されたりする。実に奥の深いトイなのだ。
「MICRO DANCER」 Copyright 2006 (C) SEGA TOYS 「CUBE WORLD PACK1」 (C)2005 RADICA GAMES LTD
□セガトイズのホームページ
http://www.segatoys.co.jp/
□「MICRO DANCER」のページ
http://www.segatoys.co.jp/microdancer/
□バンダイのホームページ
http://www.bandai.co.jp/
□「CUBE WORLD」のページ
http://www.asovision.com/cubeworld/
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(2006年7月20日)
[Reported by 元宮秀介]
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