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バンダイナムコゲームス、「ACE COMBAT X -Skies of Deception-」
プレーヤーの選択によって戦況が変化する新システムを搭載

今秋 発売予定

価格:未定

世界地図
 株式会社バンダイナムコゲームスは、今秋の発売を予定しているプレイステーション・ポータブル(PSP)用フライトシューティング「ACE COMBAT X -Skies of Deception-(以下、「ACE-X」)」の最新情報を公開した。

 第3報となる今回は、シリーズ初の新システム「Strategic AI System(ストラテジックAIシステム)」の詳細を紹介していく。「ACE-X」のキャンペーンモードでは与えられた任務を遂行するだけでなく、プレーヤー自身が次に攻略するミッションを自由に選択できるようになっている。そして、この選択に合わせて敵の作戦が大きく変わってくるという。その結果、同じMAPの攻略でも、それまでの選択によって異なるミッションが発生するという仕組みとなっている。これが新システムの「Strategic AI System」と呼ばれるものだ。

 また、ストーリー演出についての詳細も今回の情報で明らかとなった。「ACE-X」のストーリーは、「エースコンバット04」の時と同じ2D画を用いた演出によって語られるという。制作は、「エースコンバット04」と同様にSTUDIO 4℃が担当。システム面のみならず、ストーリー面の完成度にも期待が高まる。

■ ミッション選択例 ~その1~

 ここでは「Strategic AI System」の一例として、重要拠点であるパターソン港攻略後から、次に選択するミッションによって、戦局がどのように変化するのかを紹介する。

『キングスヒル攻略戦 【Type:A】』
敵地上軍ミラー隊が不審な動きを見せるキングスヒル。その動きを阻止すべきか?
 通信士からの報告によると、キングスヒルに敵地上軍ミラー隊が集結しつつあるとのこと。敵はプレーヤーが奪取したばかりのパターソン港を狙っている動きがあるとのことだが、別の地域でも敵の動きが活発化しているようだ。刻々と状況が変化する中で、プレーヤーはどちらのミッションを選択するかの判断をしなければならない。

 パターソン港攻略戦後にプレーヤーが選択できるルートは2つ。1つはミラー隊を壊滅させるために「キングスヒル」での戦闘に参加する道(キングスヒル攻略戦【Type:A】へ)。もうひとつは、通信士の報告にもあった別地域で活発化している敵の動きをチェックする道。こちらのルートを選択した場合、キングスヒルに集結したミラー隊によってパターソン港が占領されてしまうことになってしまう。さらに、ミラー隊の去ったキングスヒルでは新たなる敵の動きが……。

 ここでプレーヤーはパターソン港を取り戻すべきか(パターソン港攻略戦【Type:A】へ)。それとも、キングスヒルに集結している新たなる敵の動きを阻止するか(キングスヒル攻略戦【Type:B】へ)。どちらかの選択肢を決めなければならない。

■ パターソン港攻略戦

【Type:A】

 輸送路として重要な意味を持つパターソン港。敵に奪われたこの地を取り返すべく、友軍が向かっていた。だが、敵は物資を運び込み、さらなる防御態勢の強化を図ろうとしている。これ以上、戦力を補強されるとパターソン港の奪還は不可能になってしまう。次々と入港してくる敵輸送船を撃破し、敵戦力の補強を阻止せよ!!

対艦戦がメインとなるパターソン港攻略戦【Type:A】。入港する敵輸送船を排除せよ!


【Type:B】

 パターソン港の再奪還ミッション。キングスヒルから進軍したミラー隊は、石油コンビナートを盾に布陣を布いた。石油施設は今後の戦略にも重要な意味を持つため、破壊するわけにはいかない。施設に被害が及ばないよう十分に留意し、敵を排除せよ。

ちょっとした隙に再占領されてしまったパターソン港。先ほどとは異なり天候が悪く、石油コンビナートを盾にされてしまい、戦局は厳しい


■ キングスヒル攻略戦

【Type:A】

 敵軍は、プレーヤーに奪われたパターソン港を再び占領するべく、集結したミラー隊を発進させた。パターソン港の現防衛能力では、これを止める手立てはない。ミラー隊がパターソン港へと続くトンネルに入る前に奴らを撃破し、そのたくらみを阻止せよ!!

対地上戦がメインとなるキングスヒル攻略戦【Type:A】。敵戦車をパターソン港に近づけてはならない


【Type:B】

 パターソン港を再占領したレサス軍は、港に運び込んだ物資の内陸部への空輸を実行した。これが運び込まれてしまうと、今後の戦いで苦戦を強いられることが必至だ。敵の補給を断つため、キングスヒル上空にて敵の輸送機を撃破せよ。

空中戦がメインとなるキングスヒル攻略戦【Type:B】。敵輸送機による軍事物資の輸送を阻止するのが目的


■ ミッション選択例 ~その2~

 通信士からの報告によると、モンテブリーズ工業地域において、敵が強力な兵器を搬送するとの情報をキャッチ。だがこの地域一帯は、ネベラ山の強力なジャミングシステム、通称「ネベラジャマー」の影響により、レーダーとロックオンシステムが使用不能になっている。ここは万全を期して、ネベラジャマーを先に叩いてから、モンテブリーズに攻め入るべきか? だがぐずぐずしていると、兵器の搬送を許してしまうことに……。

■ モンテブリーズ攻略戦

【Type:A】

 ネベラジャマーにより、敵輸送部隊壊滅を優先させた場合のミッション。ジャミング施設の存在により、レーダーの使用やロックオンシステムが使用不可能な状態となってしまう。仲間からの無線だけを頼りに、敵輸送ヘリを撃破せよ。

ロックオンが使えないという厳しい状況下での戦闘を余儀なくされてしまう


【Type:B】

 ネベラジャマー破壊を優先させた場合のミッション。先行してネベラジャマーを破壊した為に、レーダーやロックオンシステムが使用可能となっている。そのため、敵輸送ヘリの撃破も楽になるが、ネベラジャマー破壊によるタイムロスは避けられない。果たしてこの先の作戦にどのように響いてくるのか……。

ネベラジャマー消失により、レーダーとロックオンシステムが有効に。戦いは断然有利になる



■ レサスの空中要塞「グレイプニル」

 巨大な体躯と高いステルス性を持つ、レサスの空中要塞「グレイプニル」。SW弾(衝撃波弾道弾)の長距離発射機構を持ち、衝撃波による圧倒的な破壊力で、標的をその周囲ごとなぎ倒すことを可能とする。レサスがオーレリアを短期間で制圧した原動力である。あまりに巨大な質量により使用できる滑走路が限られるため、開発の初期段階で地上への着陸機能を切り捨て、海や大河を利用した着水の能力を有した設計となっている。

【空中要塞「グレイプニル」】
【SW砲】
【秘めた能力】



■ 世界観の紹介

■ モンテブリーズ工業地域(Monte Breeze Industrial Area)

~豊かな自然を擁する大地~

【モンテブリーズ工業地域】
 大規模な工場が点在する工業地域。工場は周囲をのどかな自然に囲まれており、本来はオーレリアが誇る大企業の最先端技術を保有する施設として、部外者を寄せ付けず、厳密な情報管理の元、生産と研究が進められていた。だが、レサス侵攻後はレサス軍部に徴収され、蓄積した技術・データが軍事転用されると同時に、兵器の研究施設・生産ラインとして利用されてしまう。研究されている兵器は、未知数の存在としてオーレリア軍部に影を落とすが、ネベラ山からジャミングにより、その詳細は完全に秘匿されている。

■ ネベラ山(Mt. Nevera)

~白銀にそびえる巨大施設~

【ネベラ山】
 万年雪に覆われた高山。レサス侵攻後は、レサス本国で秘密裏に用意されていたジャミング施設が運び込まれ、モンテブリーズ工業地域やグリスウォールにまで届く広範囲なジャミングを行なっている。その存在はオーレリア軍の行動に大きな制限を課すも、強力な迎撃システムによって護られた施設は近づくものを拒み、オーレリアの前に立ちはだかっている。

■ グリスウォール(Griswall)

~オーレリアの中心たる首都~

【グリスウォール】
 オーレリアの首都。大規模に再開発された街で、古い歴史を持つ旧市街と、ビルが立ち並ぶ新市街に分かれる。学術都市としての側面をあわせ持ち、旧市街の周囲をアトモスリングと呼ばれる、直径4.6Kmに及ぶサイクロトロンに囲まれている。その中心には、巨大なビルであるガイアスタワーが高くそびえたち、政治の中枢としての機能を担っていた。だが、あまりにも圧倒的な力を持つレサス軍の侵攻に、街は抵抗らしき抵抗もできないまま占領されてしまう。オーレリアの平和の象徴であるガイアスタワーには、レサス軍司令部がおかれることとなった。


■ 「ACE-X」から新たに追加されたHUDのアイコン

 「ACE-X」では、これまでのシリーズ以上に状況の変化や敵の情報をリアルタイムに確認しながら戦うことを可能にするため、新しいアイコンがHUDに追加されている。シングルプレイモードでは、護るべき味方軍の被害状況や、敵の残存数など、ミッションの内容に関する重要な情報をパイロットに伝える「MPG(Multi Purpose Gauge)」(画面右上)と、現在ロックしているターゲットの機種・撃墜ポイントなどの情報を、パイロットに伝える「ターゲット情報」(画面左上)アイコンが追加されている。マルチプレイモードでは、ビーコン戦専用のアイコンで、自分がビーコンを所持していることを示す「ビーコン所持」(画面下中央)アイコンが用意されている。

画面右上に表示されているTIMEの下にある四角いアイコンが「MPG」 画面左上の赤文字「TGT」と書かれている部分のアイコンが「ターゲット情報」



【プレーヤー機体の紹介】
【F-22 Raptor】【F-15S/MTD】
ステルス性能と新技術・推力偏向ノズルによる抜群の旋回性能を兼ね備えた戦闘機。「ラプター(猛禽)」の愛称に違わぬ、制空の王者である F-15に推力偏向ノズルとカナード翼を付けた、空戦機動の研究のための試験機。実験で驚異的な運動性能を証明したため、武装して実戦投入されることとなった
【S-32】【X-29A】
Su-47の試作型。驚異的な運動性能を持ちながら、総合的なバランスを欠いたため開発が中断していた。操縦者の技量次第で恐るべき戦闘能力を発揮し得る機体F-20Aをベースに開発された機体。前進翼と呼ばれる逆向きの翼は、急旋回が可能となる一方で機体姿勢が不安定になる。本機は主翼を電子制御してこれを克服した


(C)NBGI

(C) GeoEye
(C) JAPAN SPACE IMAGING CORPORATION

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※画面は開発中のものです。

□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□バンダイナムコゲームスの家庭用製品公式サイト
http://www.bngi-channel.jp/
□製品情報
http://namco-ch.net/acecombat-x/
□関連情報
【6月23日】シリーズ初のマルチバトルでエースを狙え!!
バンダイナムコゲームス、「ACE COMBAT X -Skies of Deception-」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060623/acx.htm
【4月14日】エースの翼がついにPSPに!
「ACE COMBAT X Skies of Deception(仮)」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060414/acx.htm

(2006年7月14日)

[Reported by 志賀康紀]



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