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価格:2,800円
PS2「ファントム・ブレイブ 2周目はじめました。(仮)」は、2004年1月に発売された「ファントム・ブレイブ」の廉価版。自由度の高いゲームシステムと原田たけひと氏が描くキャラクタが好評を博した同社のヒット作「魔界戦記ディスガイア」の流れを汲むS・RPGで、やりこみ要素など「ディスガイア」の良い部分を残しつつ、新システムの導入、視点変更などさまざまな改良がほどこされている。
廉価版には、オリジナル版に3つの要素が追加されていいる。ひとつは、タイトルにあるとおり「エンディング後の2周目プレイ機能」の実装。オリジナル版では、最終ボス「サルファー」を倒すとエンディングに到達し、その後は本拠地「おばけ島」からサブイベントを探すだけだったが、廉価版ではエンディング後に周回プレイ専用キャラクタが出現。話しかけることで、キャラクタの強さ、アイテムなどをすべて持ち越した状態で最初からプレイできるようになる。
ふたつめは、敵キャラクタ「プリニガーXX」の追加。オリジナル版で、メインストーリークリア後に挑戦できるサブイベントのなかでも最強の敵とされていた「プリニガーXX」。だが、廉価版ではそのはるか上をいく「プリニガーXX」が登場する。並大抵の強さではかなわない圧倒的な力の持主で、見事倒すことができれば、その先にさらなる驚愕の敵が待ち構えているという。
みっつめは、オリジナル版のセーブデータが継承できること。エンディングを迎えたセーブデータが残してあれば、廉価版を購入してすぐに2周目をプレイすることができる。「はやく『プリニガーXX』と戦いたい!」といった人にも、これは嬉しい機能といえる。オリジナル版をプレイしていた人はもちろん、今回初めて「ファントム・ブレイブ」を知ったという人も、この機会に“やりこみゲー”の楽しさを改めて体感してみてはいかがだろうか。
■ 「ファントム・ブレイブ」とは
独特の世界観と暖かみのあるビジュアルもさることながら、本作は戦闘における“自由度の高さ”という点で際立った特徴をもっている。戦闘シーンはSLGスタイルだが、キャラクタの移動や攻撃範囲は普遍的なSLGのようにマス目などで区切られておらず、キャラクタを中心に表示される「円」の範囲内であれば自由に動くことが可能。手順もターン制といったありがちなものではなく、敵味方を問わずスピードが早いキャラクタから順に行動していく。
マローネ以外の味方キャラクタは実体をもたない霊のため、戦闘に参加させるときはマップ上の物体に憑依(コンファイン)させる必要がある。コンファインには制限時間があり、一定の行動回数に到達すると元に戻って(リムーブして)しまい、その戦闘中は二度とコンファインできなくなる。ただし、リムーブ時は「敵にダメージを与える」、「味方の回復」など、該当キャラクタの特殊能力が発動。さらには、マップ上のアイテムがすべて装備として使えるなど、戦略的かつ機智に富んだプレイが楽しめる。
(C)2004,2006 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
□日本一ソフトウェアのホームページ (2006年6月19日) [Reported by 豊臣和孝]
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