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価格:未定
Xbox 360「カルドセプト サーガ」は、'97年に発売された「カルドセプト」シリーズ最新作。完全新作としては3作目にあたる。プレーヤーは、手持ちのカードを組み合わせて“ブック”を構築。自分のターンになったらブックからランダムでカードを引き、スゴロクのようにマス目でルートが構築されたマップ上を移動。土地を獲得しつつ、ライバルの邪魔をしながら自身の魔力を増やしていくのがゲームの目的となっている。
約4年ぶりとなる新作は、“グローバルデザイン”を目標のひとつにストーリー、世界観、ビジュアルの強化に重点が置かれているという。キャラクタのグラフィックスは3D化され、頭身をリアル路線で統一。シナリオ担当に作家の冲方丁氏、イラストレーターに獅子猿氏をそれぞれ起用し、芯の通ったストーリー展開と多様性のあるマルチエンディングの融合を実現するとしている。
従来シリーズは“じっくり戦う”イメージが強かったが、今作はゲーム展開を加速する「即時」、「呪身」、「進化」、「復唱」などの新カードを多数導入。地盤固めに費やされるゲーム序盤でもスピーディな展開が楽しめるよう、新たなブック構築につながる属性の友好関係が盛り込まれるという。また、ブック枚数制限の変更が可能になり、その場でシャッフルもしくはランダム配布されたカードをもとに戦う「シールド戦」など、さまざまな新ルールが選択できる。マップデザインもキャラクタ同様に3D化されており、状況により変化するルートの作成が可能になった。さらには「モーフィング土地」、「光のほこら」、「闇のほこら」など、戦略に影響を与える新たな地形が設定される。
収録カードは470種類以上と、前作「カルドセプト セカンド」を上回るボリュームを実現。ドラゴン、新魔王、美少女など、クリーチャーの数は1.5倍に増量。総勢28名のイラストレーターによる新規イラストが多数収録される。大部分が新規描き下ろしになるというから、ボードゲームファンだけでなくファンタジーイラストが好きな人にもアピールする内容に仕上がりそうだ。
Xbox Liveを介したオンライン対戦は、すぐに対戦相手が見つけられるクイックマッチ、ルール設定などで対戦相手を選ぶカスタムマッチなど、さまざまなマッチング形式が選べる。ランキングデータのアップロードとダウンロードにも対応する。また、対戦時にプレーヤーの個性が表現できるよう、マイキャラクタに“アバターシステム”を採用。アバターデータは、ゲーム条件やマーケットプレースからのダウンロードなどで増やすことが可能。アバターだけでなく、ブックの表紙が替えられる“ブックカバー”機能も用意されるという。
従来シリーズの良い部分を残しつつ、カードデザインの一新、マップや地形などの追加、世界観やストーリーの強化など、新要素を多数盛り込んだ意欲作。ボードゲームが好きな人であれば、チェックしておいて損はないはずだ。
(C) 2006 OmiyaSoft(JAMSWORKS) (C) 2006 NBGI “Culdcept”、“カルドセプト”は有限会社大宮ソフトの登録商標です。
□バンダイナムコゲームスのホームページ (2006年6月13日) [Reported by 豊臣和孝]
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