【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

特別インタビュー「ワールド フットボール クライマックス」
FC東京 鈴木規郎選手に聞く

【鈴木規郎選手】
ポジション:MF
背番号:15
生年月日:1984年2月14日(22歳)
出身:千葉県
身長/体重:177cm/77kg
血液型:O型
【ワールド フットボール クライマックス】

6月1日 発売

価格:7,140円

 株式会社セガのプレイステーション 2用アクションサッカーゲーム「ワールド フットボール クライマックス(WFC)」が6月1日に発売となった。

 サッカーゲーム好きで、最近はアーケードの「WCCF」にハマッているというFC東京の鈴木規郎選手に、「WFC」を中心に、サッカーゲームに関していろいろお話を伺う機会に恵まれた。早速お届けしよう。


「WFC」の画面を食い入るように見つめる鈴木選手の目は輝いていた
―― 鈴木選手はゲームもかなりお好きだと伺ったんですが、いつごろから?

● 高校のころまでは練習漬けであまり時間がとれなかったんですが、プロに入ってからは遠征時などにちょっとした空き時間もできるので……そういった空き時間はけっこうゲームしてますよ(笑)。頭をリラックスさせて試合を迎えたいので、ゲームなどで自分のサッカーセンスを磨ければいいんじゃないかなと。遠征に行くと、ホテルではみんな必ずと言っていいほどゲームをやっていますね。うるさくてホテルに迷惑をかける時もあったりするぐらい盛り上がってますよ。みんな負けず嫌いなんで。

―― 必ずゲームマシンを持って来られる選手っています?

● 梶山陽平選手と、金沢 浄選手は必ず持ってきますね。それから、外国籍の選手も持ってきてますよ。この間ササ(サルセード)選手の自宅で、2人っきりで夜遅くまで遊んでました。僕が強かったので、練習に付き合ってたんですけれど、ササ選手が「もう1試合、もう1試合」ってなかなか帰らせてくれなくて……最後やっと負けたら帰らせてくれました(笑)。

―― 海外の選手はクラブチームを使うんですか?

● そうですね。ササ選手はそのときACミランを使ってました。パラグアイ代表チームを使うのかなと思ったら、「弱い」って……(笑)。彼はミランしか使わなかったな。ブラジルの選手たちはブラジル代表チームを使ってました。僕はアーセナルだとか、サイドの速い選手がいるチームを使いますね。というかアンリのみで(笑)。

―― やっぱり実際のサッカーに似たプレイになるんですね?

● 似てますね。梶山選手とか、金沢選手は、パスをつないでつないで崩してきますけれど、僕はボカンボカン蹴って、ゴール前ではスピードで勝ってシュートを決めるというスタイルですね。「ちょっとはつないだほうがいいかな」とも思うんですけど、僕にとってはこれがサッカーの醍醐味なんで……。

―― 実際の自分のスタイルと逆のプレイをする人もいるそうですが……

● それもイメージトレーニングになるので、実際の練習にもいい影響が出るかもしれません。僕もまずはゲームからパスをつなげるようにがんばります(笑)。つなぐと途中で取られてカウンターで点を取られちゃうんですよ。逆に、実際のプレイ中にすごいプレイが出ると、「お前それゲームみたいじゃん」と言われることがあります(笑)。

―― 試合を見るようにゲームをプレイするとイメージトレーニングにはなるんですね?

● 練習に取り入れてほしいですよ。全員参加で。ゲームに負けたら次の日の練習はフィジカル多めとか(笑)。


 ここで、「WFC」について解説しておこう。本作は、日本代表や各国代表、ヨーロッパ6大リーグの合計7,000人以上の選手たちが実名で登場し、400以上の代表チーム・クラブチームを収録したアクションサッカーゲーム。

「1on1」の画面。カメラがダイナミックに切り替わる
 巧みなフェイントで相手ディフェンスをかわすオフェンス、そしてそれを阻止するディフェンスの読みあいを再現した「1on1」をシステムに取り入れているのが大きな特徴だ。この「1on1」は、ボールを持ったエリアにあまり他の選手がいない状況(選手の上にサインが点灯する)でR2ボタンを押すことにより、相手側ディフェンスの選手と1対1の特別なカメラアングルへとスムーズに移行する。

 この状態では、通常よりもドリブルやフェイントのパターンが増え、さまざまなテクニックを駆使して突破を図ることができる。ディフェンス側もその動きに対応すれば、突破を阻止できる。この駆け引きがアツいのだ。

「サカつく」のデータをロードすることでプレーヤーとして使用できる
 また、「プロサッカークラブをつくろう!ヨーロッパチャンピオンシップ」とのデータ連動によって、「サカつくヨーロッパ」で育成したデータを使ってプレイすることができるのも大きな特徴だ。自分がこつこつと育てた選手を、今度はプレーヤーとして、操作してフィールドに立つ醍醐味が味わえる。


開発の山田氏からレクチャーを受けた鈴木選手は、「WFC」を楽しくプレイ
―― 1対1の局面でのプレイを重視した「WFC」ですが、実際のプレイではその重要性はどうなんでしょうか?

● 僕は結構1対1の勝負は好きです。勝つか負けるかという自分の勝負なので好きなんですよ。それがゲームで再現されているのは面白いですね。試合中でも、サイドバックで出場しているときなどは、フォワードの人たちがあえてサイドに流れないように、監督が1対1の状況を作れって言ってくれているので、本当にこのゲームの狙い通りの状況になっていますね。

―― 鈴木選手の場合、どちらかといえばドリブルでつっかけていってスピードで突破するタイプですよね

● そうですね。それがいいですね。あとはもう最後は身体で……少しでもボールが前に出ればクロスも上げられるので。最近は相手に縦(のコース)を切られていることが多いので、難しくなっていますけど。縦を切られたら中に入っていければ、(自分自身)もうちょっと伸びると思うんですけど。そこをあえて縦にいきたいんですよ。読まれても……。でもボールを取られたあとのカウンターがかなりきついので毎回は勝負できないです。全力で上がっているので全力で帰ってこなきゃならない。あれをカバーしてもらえればいいんですけど、カバーがないと内心かなりガックリきます(笑)。その辺りはチームで決め事を作らないとですね。逆にディフェンス側で1対1の状況を作られたときはいやですね。突破力のある選手が上がってくると特にいやだなって感じます。

―― テクニカルな選手とスピードのある選手、ディフェンス時はどちらがいやですか?

● どちらかといえばスピードのある選手が実際は怖いです……。テクニシャンの選手も味方を使ってワン・ツー(パス)などで抜けてくるので、その対処も難しいです。このゲームでは1対1の時はあまり味方が寄ってこないので、1対1に専念したほうがいいですね。

―― 「WFC」はセットプレイのチームの動きをパターン化して再現しているところもウリなんですが、FC東京の場合、セットプレイはどんな感じになっているんですか?

● 監督がいろんなセットプレーを考えて、「これをやってみろ、あれをやってみろ」と練習のときは言っているんですが、実際はササの直接か、僕の直接か、宮沢(正史)さんの直接か……直接ばっかリですね(笑)。でもチームとしてはいろいろバリエーションを持ってますよ。

―― アレッシャンドレ・ガーロ監督はブラジル出身で、トリックプレイが好きだと伺っていたんですが?

● いろんなバリエーションを持ってるなと思いますね。でも、僕はやっぱり直接狙いたいですね。直接フリーキックは狙って入ると気持ちいいんです。さらに言うと、直接決まるのも気持ちいいんですけれど、ポストに当たると快感なんですよね(笑)。入ってないんですけど、「あぁいいとこ行ったぁ」と(笑)。

―― ゲームだとどうしても3トップが強くなってしまうところがあると思うんですが、やっぱり前が多いほうが点が入ったりしますか? 世界的にも3トップが最近流行ですが?

● そうですね。納得いかないところですね(笑)。ゲームではサイドにめちゃくちゃ張っているタイプがきついですね。増嶋(竜也)選手とかがそうなんですけど。彼は必死にサイドに出してドリブルで突破して点を取ってくるんで(笑)……。逆に梶山選手とかは、2トップでうまくつないで楽しんでますね。最近はサイドの選手に魅力的な選手が多いので、サイド攻撃は人気ですね。ロナウジーニョ選手にしてもややサイドよりですし。見ていて面白いですから。

―― 鈴木選手はサイドバックはいつから?

● レフティということで昔からサイドは多かったですが……プロに入ってからサイドバックをやりました。最初は戸惑いがありましたが、何事も経験だと思ってます。去年は自分の思っているサッカーと自分のサッカーが一致していて楽しかったですし、今年は新しいポジションに挑戦できるということでレベルアップできていい経験をしていると思います。

―― 将来は海外移籍なんてどうでしょう?

● サッカーゲームに出たいですよね(笑)。以前セガにお邪魔したときも、「海外移籍したら『WCCF』で僕のカードを作ってください」とお願いしたので。そのためにもがんばりたいですね(笑)。

―― サッカーゲームに対して、鈴木選手から要望はありますか?

● むしろサッカーゲームのほうが最先端を行っている部分も多いので……。遊んでみると「こんなのもあるよ」と気づかされることも多いです。個人的には、「僕を出してください」と(笑)。「サカつく」を遊んでいたときは、ゲーム中で僕も日本代表に入ってたので(笑)。

―― ありがとうございました。


■ 鈴木選手のサインをプレゼント!

 今回の取材にあたり、鈴木選手からサイン色紙をいただきました。3名の方にプレゼントさせていただきます。サッカーファン、Jリーグファンの方々の応募をお待ちしております。



【応募方法】

応募締切  :6月16日 23:00 まで
当選発表  :発送をもってかえさせていただきます
応募方法  :下記のフォームに入力して、送信してください

※ 応募フォームの送信はSSL対応ブラウザをご利用ください。SSL非対応のブラウザではご応募できません。
※ ご回答いただいた内容(データ)は、当選者の選考および、プレゼントの発送にのみ使用し、その他の目的で使用することはありません。

氏名

性別
男性/ 女性

年齢

メールアドレス

確認のために、もう一度入力してください。

郵便番号

住所

電話番号

GAME Watchに対するご意見、ご感想などをご記入下さい




(C)SEGA
(C)1996 JFA (C)2002 JFA.MAX
adidas, the 3-Bars logo, Roteiro and Teamgeist are registered trade marks of the adidas Group, used with permission.
All other company names, brand names and logos are property of their respective owners

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□製品情報
http://wfc.sega.jp/
□FC東京のオフィシャルページ
http://www.fctokyo.co.jp/
□鈴木規郎選手のオフィシャルページ
http://www.suzuki-norio.com/
□関連情報
【5月29日】セガ、「ワールド フットボール クライマックス」体験試遊会を開催
村田超名人、連敗記録を順調に更新!?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060529/wfc0529.htm
【3月31日】セガ、PS2「WORLD FOOTBALL CLIMAX」購入キャンペーン、「サカつく」次回作の登場権をプレゼント
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060331/wfc.htm

(2006年6月9日)

[Reported by 佐伯憲司]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.