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ルールはプレイステーション 2版「ワールドサッカーウイニングイレブン10(WE10)」と、アーケード版「ウイニングイレブン2006アーケードチャンピオンシップ(WE2006)」の2機種を使用。HOME&AWAY方式によるトーナメント大会で、1回戦が5分、2回戦以降はPS2「WE10」のみ10分の試合時間。延長戦はなし。2試合の通算スコアで勝敗を決するが、2試合の合計得点が同じ場合、AWAYでの得点の多いほうが勝ち。これが同点のときのみ、PK戦が行なわれるというもの。しかも、PS2「WE10」ではメモリーカードは使用不可、セットアップは2分まで。ACはその場で制限時間内にセットアップを終えなければならないというタイトなルール。
ポイントは、まずHOMEとAWAYを決定するじゃんけん。これがほとんど勝敗を決していたといっても過言ではない。なぜかといえば、「WE10」こそやりこんでいた参加者一同だが、AC「WE2006」はほとんど触っていないという状況だから。PS2「WE9」をベースにしたAC「WE2006」は、守備側のプレスが効率よくかかることに加え、サーバーを介する際のわずかなレスポンスの遅れにより、攻撃時の緻密な操作の難度が高い。早い話が「大量得点の望みが薄い」ということになるわけで、この状況でホームをどちらにするかというと……それは当然、AC「WE2006」だろう。そのためにはじゃんけんに勝たなくてはならないわけだ。 GAME Watchからはライターの平田氏が出場。1回戦目の相手は週刊SPA!。PS2「WE10」での対戦だ。じゃんけんで勝利し、ACをHOMEに選択。アルゼンチン(4-2-2-2)VSスペイン(4-3-1-2)の試合は幸先よいスタートを切ったのだが、開幕直後に前半6分、ストーンと1点入れられてしまう。5分マッチのため、状況をひっくり返すのは難しい。大ピンチ!! しかし、落ち着いて試合を運んで後半6分。ペナルティキックから同点に持ち込むことに成功。1-1で引き分けた。続くAC「WE2006」ではセットアップの時間が限られていることもあり、ブラジルVSイタリアの組み合わせに。こちらを0-1で勝利し、2回戦へとコマを進めた。
2回戦目の相手は優勝候補の呼び声高いファミ通WAVEチームのブンブン丸氏。両者やる気十分で臨んだ対決は、フランス(3-3-1-3)とスペイン(4-3-1-2)の戦いとなった。じゃんけんに勝利した平田氏は当然PS2「WE10」をAWAYに。これでプレッシャーがかけられる。3バック用に開発したフォーメーションが見事にはまり、スルーパスが決まって先制ゴールをゲット。終わってみれば3-3と引き分けに成功した。しかし、AC「WE2006」のブラジルVSブラジルでは、好守で健闘したが1-0で敗れ去った。 結果は、3回戦でブンブン丸氏を下した電撃PS2チームが優勝、別ブロックを勝ち上がってきた月刊ゲーマガが準優勝となった。 発売から1カ月が経過し、参加者それぞれが「WE10」ならではの戦術を確立してきたタイミングだけに、ほとんどの試合でハイレベルな駆け引きが展開されていた。ディフェンス周りの仕様変更により、1対1での粘り強い守備の重要度が増したというのが「WE10」の大きな特徴だが、裏を返せば1対1の局面に打ち勝つ個人技(ドリブル)の重要度が跳ね上がったということでもある。全体的に見ても、効果的なドリブル突破で決定機を作り出せるプレーヤーが勝ち上がった感が強い。 なかでも、ファミ通の木村氏が多用していたキックキャンセルによる方向転換と、電撃PS2のBOBO氏のR2ボタンやスーパーキャンセルを多用した「行くと見せかけて行かずに、やっぱり行く」的な動きや、エンドライン上にボールを置いてゴールに向かうという緻密極まりないドリブルが印象的だった(あまりにも操作が忙しく、かつ精度が要求されるため、決勝戦でBOBO氏の指がつっていたのもまた印象的だった)。 守備時のテクニックとしては、これまでも必須とされていたパスカットのテクニック(相手のパスに素早く反応してカーソルチェンジ→スライディングでパスコースに足を伸ばす)がやはり有効で、ベスト4レベルのプレーヤーともなると、相手のパスコースを読む精度の高さに加えて、相手にパスを選択させるまでの状況作りのうまさが光っていた。
スーパーキャンセルマエストロといった風格すら漂うBOBO氏に至っては、パスを受ける際にスーパーキャンセルを行なってトラップのタイミングを変えたり、相手ゴール前に放り込んだボールに対し、スーパーキャンセルで中央の選手の動きを変えて合わせるなど、その引き出しは実に多彩。参加したプレーヤーの多くが、スーパーキャンセルを行なうことにより、どんな場面でどんな効果がもたらされるか、という研究の必要性を感じたことと思われる。
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□コナミデジタルエンタテインメントのホームページ (2006年6月5日) [Reported by 佐伯憲司/平田 洋]
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