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セガ、Xbox 360「クロムハウンズ」特別体験会を開催
マシンメイク、6対6のチーム戦を体験

5月27日 実施

会場:セガ本社1号館

【クロムハウンズ】
6月29日 発売予定

価格:7,140円

体験会の最初に挨拶した鍋島プロデューサー
 株式会社セガは、6月29日に発売予定のXbox 360用「クロムハウンズ」の特別体験会を、5月27日にセガ本社にて実施した。この体験会には、事前に募集された希望者36名が招かれ、1日に3回、12名ずつに分かれて実際にゲームをプレイした。

 最初に、開発を担当している株式会社フロム・ソフトウェアの鍋島プロデューサーが、ゲームの概要を解説。「大きな特徴は個人と個人ではなく、チームとチームが戦うところがひとつのコンセプトです。チームの作戦の中で、自分の役割を果たす、そのためのマシンを作り上げるところがこのゲームの面白いところです。マシンを作り上げていくという流れは『アーマード・コア』と共通しているところもありますが、それ以上に自由度の高いカスタマイズシステムを持っています」と述べた。

 続いて、フロム・ソフトウェアの吉田氏が登壇。実際にゲームを操作しながら、マシンの組み立て方や基本的な操作方法など、ゲームの内容を説明した。数分ほどでおおまかな説明を済ませたところで、「まずは触っていただきましょう」と、すぐに試遊へと移った。

 試遊ではまず、各プレーヤーが自由にマシンのセッティングを行なった。コックピット部分が入るボディや、移動の要となる脚部はもちろん、多数の武装から好みの武器を装着していった。特に武器は装着部位がかなり自由に設定でき、荷重に耐えられれば、頭上に3つの砲台を構えるようなアンバランスな形のマシンも設計できるようだった。参加者の中で、あまり似たような形のマシンが見られなかったのも、このシステムならでは。

 ゲームプレイは最初に、12人全員が敵同士というデスマッチモードでスタート。制限時間として設定された10分間は、何度やられても復活できることになっており、まずは操作の練習をしてもらおうというところ。途中、鍋島氏から「マシンのダメージは部位ごとに計算されます。撃破するにはコックピットを破壊してください」とアドバイスもあり、コツを掴んだ参加者が敵を倒すシーンもちらほら見られるようになった。

 2戦のデスマッチの後、今度は6対6のチーム戦が行なわれた。参加者はチームごとに別の部屋でプレイしていたため、相手の戦略は全くわからない。ヘッドセットによる音声チャットも使い、実際のオンラインプレイとほぼ同じ環境になっていた。

 ゲームルールは、敵の殲滅か、敵司令部の建物の撃破が勝利条件となったスタンダードルール。ただし司令部の位置は3、4カ所の候補があり、敵がどこに司令部を置いたかはわからない。敵司令部を素早く見つけて叩くのか、それとも守備的になりつつまとまって敵を殲滅するのか。チーム全体がどう動くかという戦略が勝敗を大きく左右するルールになっている。

 体験会では、索敵範囲を広げられる通信塔の確保(マップに点在する通信塔の前で、一定時間マシンを止めると占拠できる)を優先した緑軍に対し、敵司令部の場所にあたりをつけて全員が固まって攻めた赤軍が、見事に司令部を撃破。1対1では互いになかなか撃破されないが、複数の敵に集中攻撃されるとあっという間に撃破されてしまうようで、これを徹底していた赤軍が2戦ともに圧倒していた。

 もちろん、緑軍もこの間にカラッポの敵司令部を襲撃して先に破壊するという手もあっただろうし、全軍が固まって動いていれば、正面同士でぶつかって殲滅戦へという展開もありえた。わずかな時間ではあったが、本作における戦略性の高さが十分に感じられる内容だった。

 イベントの最後に鍋島氏は、「今回プレイしていただいたのは、ゲームの、ほんの一部でしかありません。ネットワークモードはもちろん、ローカルモードだけでも40以上のミッションを搭載した、非常にボリュームのある、遊び応えのあるタイトルに仕上がっていると思います。これからも『クロムハウンズ』をよろしくお願いします」と参加者に挨拶した。

実際にゲームをプレイしながら解説した吉田氏。鍋島氏も横で解説に参加した まずはマシンの設計からスタート。スタッフが付いて組み立て方を細かく説明 チーム戦ではヘッドセットを装着して、実際に話をしながら作戦を進めた
アナログスティックで視点を動かすのに慣れているのか、ターゲットが非常にうまい参加者も。初プレイからまもなく激しい戦いが繰り広げられた チーム戦で撃破されると、何と歩兵として復活。自分で動けるので、単なる観戦モードよりはるかに楽しい。他のマシンも大迫力で迫ってくる しかしやはり歩兵は歩兵。銃一丁では何の役にも立たず、1発かすっただけで戦闘不能に……しかしすぐに起き上がり、再び銃で突撃できる
最後に鍋島氏が挨拶。「今回遊んでいただけたのはほんの一部」とボリュームのあるとことを強調 マーケティングマネージャーを務めるセガの下村氏。「この自信作をみなさまにいち早く触っていただきたかった」と体験会の趣旨を語った 初回限定版(価格は通常版と同じ)に同梱されるフェイスプレートも展示されていた


□セガのホームページ
http://sega.jp/
□フロム・ソフトウェアのホームページ
http://www.fromsoftware.jp/
□「クロムハウンズ」のページ
http://www.chromehounds.com/
□関連情報
【5月23日】セガ、E3 2006出展タイトルムービーを3本公開
「ソニック」、「クロムハウンズ」、「PSU」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060523/se3.htm
【4月28日】セガ、Xbox 360「CHROMEHOUNDS -クロムハウンズ-」
初回限定版に特製フェイスプレートを同梱
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060428/chrome.htm
【2005年9月17日】「東京ゲームショウ2005」セガブース イベントレポート
次世代機の映像紹介から「ラブラビッツ」ライブまで
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050917/sega2.htm
【2005年9月16日】「東京ゲームショウ2005」マイクロソフトブースレポート
~プレイアブルタイトル・ファーストインプレッション~
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050916/xbox2.htm

(2006年5月29日)

[Reported by 石田賀津男]



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