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ロックワークス、新作オンラインゲーム発表会を開催
「天上碑外伝」を含む3本のMMORPGを発表

4月27日開催

会場:Pandoras



 ロックワークス株式会社は、4月27日都内にて新作オンラインゲームの発表会を行なった。発表会では「Dark Arena」(旧称「Nida Online」)と、「Dragon Gem」の2つのMMORPGの内容を紹介した後、“サプライズ”として、現在韓国でβテストが行なわれているMMORPG「天上碑外伝」をロックワークスが日本で展開することが発表された。

最初に挨拶を行なったロックワークス代表取締役社長岡村隆氏
司会は声優の諏訪部順一氏と榎本温子氏が務めた
 各タイトルの日本での展開予定は、「Dark Arena」は5月にクローズドβテスト、6月にオープンβテストを開始する予定だ。「Dragon Gem」はクローズドテストを実施せず、5月23日よりオープンβテスト、6月よりアイテム課金による正式サービスを予定している。「天上碑外伝」は年内にサービスを展開するという。

 「天上碑外伝」は、現在日本ではゲームオンが展開している「新・天上碑」を開発する韓国Hi-Winの新作MMORPG。「新・天上碑」との関係は明らかにしていない。「天上碑外伝」では東洋の神話的世界観を持つ「バンゴ」、ギリシア神話をモチーフとした「カオス」、ヨーロッパ神話の「ユミル」、エジプト神話の「アトム」の4つの種族が混在する世界でストーリーが展開される。

 本作のセールスポイントはそのストーリー性の高さにあるという。プレーヤー達はそれぞれの種族のモチーフとなっている神話をベースとしたクエストを楽しむことができる。このストーリークエストはプレーヤーの選択で様々なストーリーに分岐していく。その分岐したストーリーにも選択肢が用意されており、コンセプト的にはプレーヤーがそれぞれ他のプレーヤーとは違ったストーリーが体験できるようになるという。

 体験したストーリーはプレーヤーが持つ「本」に記載されていく。この本は他のプレーヤーのクエストを手伝い体験したストーリーも記されていく。本に様々な物語を記していくことから、ゲームジャンルをMMORPGではなく、“Online RPG Novel”としてアピールしていくという。

 種族vs種族の大規模PvPも予定されている。「バンゴ」と「カオス」、「ユミル」と「アトム」がそれぞれ同盟を組み、敵同盟と戦うことになるという。マップはそれぞれの種族のフィールド、同盟間の共通フィールド、そして4つの種族が争うことになる「紛争地域」というように設定されてる。攻城戦などの要素も盛り込まれ、PvPが大きなウェイトを占める作品となりそうである。

 韓国で行なわれたクローズドβテストの時点でも300以上のクエストが実装されており、クエストによるストーリー展開と大規模PvPというコンセプトのはっきりした作品となりそうだ。本作のユニークな点として「エジプト神話」をモチーフに取り入れているところに注目したい。韓国のMMORPGではあまり取り入れなかった要素だけに、どんなものになるか楽しみである。

 すでに発表済みの2本についても簡単に触れておくと、まず「Dark Arena」はNIDA(New Intractive Degital Arts) Entertaimentの開発するMMORPG。韓国ではアイテム課金による正式サービスを行なっている。プレーヤーは戦士、魔法士、ペットを呼び出して戦う召還士、ロボットに乗ることのできる機攻士の4種類からキャラクタを選択、「ニダ大陸」を舞台にモンスターとの戦いを繰り広げる。

 「月のカケラ」というエンチャントシステムや、両手で武器を使うデュアルウエポンシステムなど、武器やアイテムに対する強化システムが充実している。また、職業ごとに騎乗動物が違い、馬や恐竜の他、機攻士は砲台を多数設置した戦車、魔法士は巨大な羽をつけたりする。

 PvPシステムは攻城戦要素が盛り込まれる予定。現時点では、世界観での練り込みは感じられるが、ゲームシステムなどの部分での独自性は今ひとつという印象も持つ。βテストで実際に触って確かめてみたいところだ。

 「Dragon Gem」は、本誌でも以前お伝えしたカジュアルなアクションMMORPGだ。仲間と共に様々なストーリーを体験し、協力してボスに立ち向かう。プレーヤーキャラクタ、モンスターNPC等もかわいらしいデザインで統一されており、女性や低年齢のユーザーにも人気を得そうなタイトルである。

 キャラクタのモーションなども凝っており、キャラクタのレベルを上げていくことで上級職へクラスチェンジできるなどやりこみ要素も持っている。今後はペットシステムの実装が予定されているという。

NIDA Entertaiment代表取締役Jeong Dae Hwa氏 「Dragon Gem」開発元ZEMI Interactive代表取締役Whang Woo Bin氏 「天上碑外伝」を開発するHi-WinのCEO、Yu Haing-Jong氏

【天上碑外伝】
「天上碑」では2Dだったが、今作では世界は全て3Dグラフィックスで描画される。角が生えていたり、ネコミミだったりと種族のデザインもユニークだ。エジプト神話など様々な神話を活用したストーリーにも注目したい

【Dark Arena】
「NIDA Online」からタイトルを変更した「Dark Arena」。キャラクタの強化方法が充実していて、自分なりのカスタマイズが可能だ

【Dragon Gem】
2Dのかわいらしいグラフィックスで描写される「Dragon Gem」の世界。仲間達と多彩なストーリーを体験できる

Copyright (C) 2006 by Nida Entertainment Corp, All right reserved.
(C)Copyright RoC Works Co.,Ltd. All right reserved. / Published by RoC Works Co.,Ltd.
COPYRIGHT 2006 BY HI-WIN CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)Copyright RoC Works Co.,Ltd. All right reserved. / Published by RoC Works Co.,Ltd.
Copyright (C)2006 ZEMI INTERACTIVE INC. All right reserved.
(C)Copyright RoC Works Co.,Ltd. All right reserved. / Published by RoC Works Co.,Ltd.

□ロックワークスのホームページ
http://www.rocworks.co.jp/
□「DragonGem」のページ
http://www.dragongem.jp/
□関連情報
【4月24日】ロックワークス、「DragonGem」のオープンβサービスを5月23日より開始
2DグラフィックスのコミカルなオンラインMMORPG
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060424/gem.htm

(2006年4月27日)

[Reported by 勝田哲也]



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