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会場:Pandoras
「天上碑外伝」は、現在日本ではゲームオンが展開している「新・天上碑」を開発する韓国Hi-Winの新作MMORPG。「新・天上碑」との関係は明らかにしていない。「天上碑外伝」では東洋の神話的世界観を持つ「バンゴ」、ギリシア神話をモチーフとした「カオス」、ヨーロッパ神話の「ユミル」、エジプト神話の「アトム」の4つの種族が混在する世界でストーリーが展開される。 本作のセールスポイントはそのストーリー性の高さにあるという。プレーヤー達はそれぞれの種族のモチーフとなっている神話をベースとしたクエストを楽しむことができる。このストーリークエストはプレーヤーの選択で様々なストーリーに分岐していく。その分岐したストーリーにも選択肢が用意されており、コンセプト的にはプレーヤーがそれぞれ他のプレーヤーとは違ったストーリーが体験できるようになるという。 体験したストーリーはプレーヤーが持つ「本」に記載されていく。この本は他のプレーヤーのクエストを手伝い体験したストーリーも記されていく。本に様々な物語を記していくことから、ゲームジャンルをMMORPGではなく、“Online RPG Novel”としてアピールしていくという。 種族vs種族の大規模PvPも予定されている。「バンゴ」と「カオス」、「ユミル」と「アトム」がそれぞれ同盟を組み、敵同盟と戦うことになるという。マップはそれぞれの種族のフィールド、同盟間の共通フィールド、そして4つの種族が争うことになる「紛争地域」というように設定されてる。攻城戦などの要素も盛り込まれ、PvPが大きなウェイトを占める作品となりそうである。 韓国で行なわれたクローズドβテストの時点でも300以上のクエストが実装されており、クエストによるストーリー展開と大規模PvPというコンセプトのはっきりした作品となりそうだ。本作のユニークな点として「エジプト神話」をモチーフに取り入れているところに注目したい。韓国のMMORPGではあまり取り入れなかった要素だけに、どんなものになるか楽しみである。 すでに発表済みの2本についても簡単に触れておくと、まず「Dark Arena」はNIDA(New Intractive Degital Arts) Entertaimentの開発するMMORPG。韓国ではアイテム課金による正式サービスを行なっている。プレーヤーは戦士、魔法士、ペットを呼び出して戦う召還士、ロボットに乗ることのできる機攻士の4種類からキャラクタを選択、「ニダ大陸」を舞台にモンスターとの戦いを繰り広げる。 「月のカケラ」というエンチャントシステムや、両手で武器を使うデュアルウエポンシステムなど、武器やアイテムに対する強化システムが充実している。また、職業ごとに騎乗動物が違い、馬や恐竜の他、機攻士は砲台を多数設置した戦車、魔法士は巨大な羽をつけたりする。 PvPシステムは攻城戦要素が盛り込まれる予定。現時点では、世界観での練り込みは感じられるが、ゲームシステムなどの部分での独自性は今ひとつという印象も持つ。βテストで実際に触って確かめてみたいところだ。 「Dragon Gem」は、本誌でも以前お伝えしたカジュアルなアクションMMORPGだ。仲間と共に様々なストーリーを体験し、協力してボスに立ち向かう。プレーヤーキャラクタ、モンスターNPC等もかわいらしいデザインで統一されており、女性や低年齢のユーザーにも人気を得そうなタイトルである。
キャラクタのモーションなども凝っており、キャラクタのレベルを上げていくことで上級職へクラスチェンジできるなどやりこみ要素も持っている。今後はペットシステムの実装が予定されているという。
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□ロックワークスのホームページ (2006年4月27日) [Reported by 勝田哲也]
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