【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

★ピックアップ アーケード★

「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」
連載【第3回】

  • ジャンル:タクティカルカードバトル
  • 発売元:バンプレスト
  • 操作デバイス:カード移動、トラックボール、決定ボタン、戦術変更ボタン×3、攻撃実行ボタン
  • 構成:サテライト席8席+メインモニター
  • 料金:1プレイ300円、2プレイ500円
  • 稼動日:稼動中

【ゲームの内容】

 「機動戦士ガンダム」の1年戦争を舞台に、カードを使って敵部隊と戦うゲーム。プレーヤーは“地球連邦軍”と“ジオン公国軍”のいずれかに所属し、リアルタイムで対戦をおこなう。パイロット、メカニック、ウェポン、カスタムなど複数のカードを組みあわせた“ユニット”を作って部隊編成するのが特徴。対戦を続けると部隊、パイロットに経験値が溜まり、徐々に成長していく。対戦後にはカードが1枚排出される。



 第3回目となる今回は、ロックオンに関する基本的な駆け引きについて説明していこう。ロックオンの駆け引きは、状況によってさまざまに変化し、一言では語りにくい部分がある。今回は初心者が間違いやすいポイントに絞りながら、シンプルに紹介することにした。気づきにくい重要ポイントも書き加えてあるので、やりこんでいるプレーヤーはそこにも注目してほしい。

※注 …… 本記事の内容は、あくまでも筆者自身がプレイして感じたことに基づいて記述しているものです。状況やカードなどさまざまな要因により、記事どおりにすべてが機能するわけではないことを、あらかじめお断りしておきます。


■ 敵に攻撃されそうになった場合 ~ロックが始まったらどうするか

 ロックを巡る攻防において、一方的に攻撃できるのであれば誰も苦戦はしない。しかし実際は、こちらが攻撃することもあれば、相手が仕掛けてくることもある。どんなときに攻めて、どんなときに逃げたらいいのだろうか。まずはそこから説明していこう。

 自分が相手の攻撃範囲に捉えられたとき、“ピピピ”と警戒信号が鳴って自機が丸い輪で覆われる。このとき、どのような行動をとるべきだろうか。

【対処その1】 機動重視で攻撃範囲から離脱する

 防御重視で瞬時にロックし返した場合や、高台にいるのなら、あとからロックしても勝てる可能性はある。しかしたいていは、さきにロックされた場合は間に合わない。そこでまず考えられるのは、移動して攻撃範囲から逃げることだ。ここで有効なのが、機動重視でダッシュをおこない、攻撃範囲から離脱する方法である。まずロックされたら、この方法を試してみるのがいいだろう。

 慣れてきたら、ダッシュするタイミングをずらしてみよう。最初からやみくもにダッシュすると、相手も対応して動きを変えてくる。そこでゆっくりと有利な位置まで移動しつつ、完全にロックされる直前にダッシュして攻撃範囲から離脱する。するとやみくもにダッシュして回避するより、心理的に相手より有利に立てることがある。

【対処その2】 防御重視でガードする

 どうしても攻撃範囲から逃げられない場合は、防御重視に切り替えてガードするのが一般的だ(相手が格闘を仕掛けてきた場合は例外)。防御重視にするとシールド防御が発動し、耐久力のあるかぎり攻撃重視の攻撃を受け止めてくれる。シールドがない機体でも、そのままくらうよりもダメージが軽減される。

 もし、ダッシュしそこなって機動重視で攻撃を受けてしまったらどうなるか。その場合は「機動力低下」を起こしてしまい、一定時間動けなくなってしまう。こうなると、明らかに不利となる。

ロックされたら、相手の攻撃範囲を予測して機動重視で逃げよう。下がるだけでなく、横にダッシュして逃げるのも有効だ 攻撃範囲を見切っていれば、ロックされる寸前にダッシュしてかわすことも可能。むやみに逃げるより追い込まれにくい どうしても逃げられない場合は、防御重視で耐えるのが基本。ただし近距離の場合は格闘を予測して、回避にするのがいい



■ 攻撃を受けたあとは、逆にこちらのチャンス

 それでは相手の攻撃をくらったとき(機動力低下を起こしていない)、または盾で受け止めた直後はどのように行動すべきだろうか。

 初心者の場合、相手から攻撃をくらうと、怖くなって逃げてしまうことが多い。しかしこれは多くの場合、間違った判断となる。攻撃した相手は、一定時間敵をロックすることができない。同じユニットが、連続で攻撃しにくいシステムになっているのだ。

 つまり相手に攻撃させたあとは、こちらが有利になっているのである。逆に追いかけて、攻撃重視でロックし直したり、格闘に持ち込むのがセオリーといえる。


■ 複数ユニットの連動に注意

 相手が攻撃したあとは、こちらに攻撃ターンが回ってくる。その原則が当てはまるのは、1対1のときだけだ。攻撃してきた相手を追いかけたとき、もうひとつ別の敵のユニットがやってくることがある。

 この場合は、ターン制の論理は当てはまらない。攻撃しなかった別の敵ユニットはすぐにロックを仕掛けられるため、こちらの有利性は消滅してしまう。せっかく相手の攻撃をシールドで受け、機動重視で追いかけたのに、相手の陣地に引き込まれ、別のユニットに集中砲火をくらってしまう……。1対多の戦いの場合、こういう事態も考えられるのだ。

 どちらにせよ、どの敵が攻撃してきたのか、してこなかったのかの見極めは非常に重要だ。どの敵を狙って攻撃していくのか、その選択が勝敗をわけると言っても過言ではない。

相手の攻撃をシールドでがっちりガード。このあとは逆に攻勢に出るのがセオリーだ 相手は一定時間ロックできない。こちらのほうが有利な状況になるので強気にいこう 追いかけているときに別にユニットが出現したら一転して不利に。先にロックされたら逃げるしかない



■ 「機動力低下」の敵をどのように追撃するか

 機動重視で逃げそこなって攻撃重視をくらい、「機動力低下」を起こしてしまうとどうなるか。こうなると一定時間動けなくなってしまう。本来相手の攻撃を受けたあとは有利なはずだが、機動力低下を起こすと一転して不利になってしまうのだ。ときおり、相手が「機動力低下」を起こしているのに逃げてしまうプレーヤーを見かけるが、原則的には追撃を試みるべきかと思われる。

 機動力低下を起こしたプレーヤーは、止まっている間に戦術切り替えはできるものの、ロックして相手を攻撃することはできない。機動力低下が解けて復帰するのと、攻撃した敵ユニットがロックを開始できるようになるまでの時間はほぼ同じ。正面から相対すれば、ほぼ互角の状況となる。

 そうはいっても、攻める側(機動低下を起こしていない側)は自由に動けるぶん有利には違いない。1対1なら、相手が動けない間に背後に回り込むのが有力な方法だ。背後からなら一方的に仕掛けられるからだ(特殊な機体をのぞく)。このとき、別のユニットが近くにいればもっと有利となる。速めにロックを始められるため、相手は逃げる術がない。別のユニットにロックさせ、攻撃したユニットの攻撃範囲を重ねれば容易に×2の攻撃を演出できる。


■ 「機動力低下」をした場合の対処

 機動力低下をくらってしまった場合、まわりに敵がいるかどうか、その見極めが重要になってくる。直前に攻撃してきた1体しかいないのなら、動けるようになった瞬間に機動重視でダッシュするという手段が有効といえる。しかし複数の別のユニットが近くにいる場合は、逃げられない可能性が高い。このときは、防御重視でもう一度攻撃を受けるのもやむおえない。ただし格闘を仕掛けられた場合、シールドをはがされたりガード崩しで大ダメージとなるリスクも負うこととなる。


■ 「機動力低下」は累積する

 機動力低下のいちばん怖いところは“累積して加算される”という事実だ。機動重視の状態で、複数のユニットに攻撃重視をくらうと、通常より長い時間動けなくなってしまう。こうなると悲惨だ。余裕をもって相手は集中攻撃を仕掛けてくる。くらうほうは、防御重視にしてひたすら耐えるしかない。機動重視の格闘と攻撃重視の射撃を混ぜられると、生き残るのは困難といえる。

 この「機動力低下」の累積は、狙って戦術に組み込むことができる。とくに狙いやすいのはグフのヒートロッドである。今回は詳しく説明しないが、これをヒントに戦略を組み立ててみるといいだろう。

機動力低下を起こした場合は、一定時間動けなくなるのでピンチとなる 射程外からロックするのが有効な戦略。相手の背後に回ってもいい 攻撃していないユニットがいれば、反撃させずにもう一度攻撃を仕掛けることができる



■ しっかりしたシステム理解から、実戦的な戦略を生みだそう

 ひとつの戦略を思いつくと、ワンパターンになって発想停止になりがちな最近のゲーム事情。ところが本作のシステムは奥が深く、さまざまな戦略が成り立つ可能性がある。システムの細部を見直し、戦略を練り直し、独自の発想で戦いを組み立てていってほしい。次回は、装備できる武器について詳しく説明していく予定だ。


(C) 創通エージェンシー・サンライズ

□バンプレストのホームページ
http://www.banpresto.co.jp/
□「機動戦士ガンダム0079カードビルダー」のページ
http://gundam-cardbuilder.com/
□関連情報
【2月3日】ピックアップ アーケード「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」第2回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060203/gcb.htm
【1月27日】ピックアップ アーケード「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」第1回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060127/gcb.htm
【2005年12月13日】バンプレスト、「一年戦争」本日から開戦!
AC「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051213/gundam.htm
【2005年5月20日】バンプレスト、ガンダムゲーム初! トレーディングカードとの融合
AC「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050520/gcb.htm
【2005年3月31日】「東京国際アニメフェア2005」開幕
バンプレストがAC「機動戦士ガンダム0079カードビルダー」などを出展!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050331/tiaf.htm

(2006年2月10日)

[Reported by 石井ぜんじ]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.