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【true tears】
価格:10,290円(初回限定版) 「true tears~トゥルーティアーズ~」は、同社から3月31日発売予定のWindows用アドベンチャーゲーム。ブロッコリーと、「D.C.~ダ・カーポ~」などで知られる「サーカス」、「トゥルーラブストーリー」を手がけた「ゲームクラブ」が共同で開発している完全オリジナルの新作タイトルで、昨年5月に制作発表が行なわれている。
今回の発表会は、ゲームの完成を記念して実施されたもの。事前に一般から募集したゲームファンのほか、ゲームを予約した人もユーザーとして招待されて行なわれた。なお、発表会は、2月18日に大阪・ソフマップなんばザウルス1 8Fイベントスペース、2月19日には愛知・ゲーマーズ名古屋店 イベントスペースでも開催される予定。
■ 木谷会長とtororo団長が開発秘話を披露
「true tears」を作るに至った経緯について木谷氏は、「以前から王道のギャルゲーに憧れており、そんなときに松村さんに誘われ、『トゥルーラブストーリー』を作ったゲームクラブさんも一緒にやることになった。そして以前から『アクエリアンエイジ』などでイラストを描いていただいていた依澄れいさんも、実は非常にギャルゲー好きということがわかり、このスタッフならいい作品ができあがるんじゃないかなと思い開発しました」という。続けて松村氏は「最初は『白企画』という名前で、魔法などがない王道の学園ものということでいろいろ考えました。それで2年ほど前に温泉で合宿を行ない、そこでいろいろな内容とかコンセプトを作り上げました」と語った。
木谷氏も「最初は中高生あたりの年代って学園生活送っているのに、なぜ学園もののゲームなんてやってるのかなと不思議だったのですが、そういえば自分も中学生のときにコバルト文庫を読んでたし、それと同じだな」というと、松村氏も「僕も中高生のときに『湘南爆走族』とか読んで、そんなことがあればいいなぁと思いながら学校に通っていました」と、学園ものが中高生にも人気のある理由を語った。
本作では登場するヒロインはなんらかのトラウマを抱えるという設定になっているが、それを決める時の裏話として松村氏は「木谷氏は『冤罪くらい重いものを付けなきゃだめなんですよ!』と机を叩いて熱く語っていました。さらに冤罪だけじゃなくて、『お父さんの自殺』まで言い出しましたからね(笑)」と木谷氏が過激なアイディアを提案していたことも明らかにした。
■ ヒロイン役の3人がキャラクタの魅力をアピール 続いて、仲根るい役の伊月ゆいさん、上原穂香役の中山恵里奈さん、真田柚子役の稲村優奈さんも登場し、それぞれのキャラクタの収録の裏話やキャラクタの魅力について語った。
(演じてみての感想は)るいちゃんは本当に一直線で裏表のない女の子で、「大好き」って言葉も何も裏もなくストレートに言ってほしいと言われて、本当にるいちゃんになりきて演じられるのかすごく不安でしたが、ゲームの収録を終えて「お疲れさまでした」って言ったときに、るいちゃんになれた気がすると思えたことが嬉しかったです。
読書好きなところとか、自分に似ているところが多くて、感情移入がしやすく、演じやすかったです。おどおど系なので、(同じおどおど系の)柚子と演技がかぶらないようにしてほしいと言われました。“引く”じゃなくて“出す”感じのおどおどをやってみたらどうかなと言われたので、人とぶつかったときにも小さい声ではなく大きな声で「ご、ごめんなさい!」と言って逃げていくみたいな感じで演じて、すごく楽しかった。穂香はよく泣く娘なんですが、“ぽろぽろ”じゃなくて“わっ”と泣いて逃げていくみたいに、おもしろく演じられたので、楽しんでいただけたらなと思います。
柚子ちゃんは引っ込み思案なところがあって、言いたいんだけれど伝えられないという女の子なので、アフレコ現場でもほんとに小っちゃく小っちゃくなりながら演じていました。ストーリーがステキなお話だったので、どのキャラクタのストーリーでも感動してもらえるのではないでしょうか。演じながらも「真実の涙」がテーマということを実感しました。昔や今の恋愛とかを思い出しながら、プレイしていただけたらなと思います。
■ 今後の展開、アニメ化も決定!
まずはラジオだが、こちらはすでにラジオ関西で毎週金曜日の26時30分から27時まで、「Radio true tears るいと穂香の瑞鳳学園放送部(T_T)」を放送中。パーソナリティは、伊月さんと中山さん、そして井上祇園役の福井裕佳梨さんの3人が担当している。なお、この番組はインターネット音泉でも翌水曜日に配信される。 そして右の写真で木谷氏が掲げている無料小冊子を、なんと50万部配布する。配布はゲーマーズと、イベントの開催されたラオックス アソビットシティで行なわれる。発売までには他の方法での配布も考えているという。 秋葉原のメイドカフェ「Cafe Mal:lish (カフェ メイリッシュ)」では、2月24日から26日までの期間限定でイベントを開催。期間中に来店した人にはもれなく特製コルクコースターがプレゼントされる。また、オリジナルメニューが登場するほか、店員も「true tears」の舞台「瑞鳳学園高等部」の制服を着用する。 さらに、ブロッコリーとサーカスで共同キャンペーンを実施。サーカスの「D.C.II~ダ・カーポ II~」とブロッコリーの「true tears」、「ギャラクシーエンジェルII ~絶対領域の扉」の3タイトルのパッケージに封入されている応募権を3つ揃えて応募した人に豪華な賞品がもれなくプレゼントされる。プレゼントの詳細は明らかにされていないが、テレカや図書カードなどが用意されているという。 ほかにも「true tears」缶ジュースも制作することが明らかにされた。
最後に、アニメ化が決定したことを発表。まだ決定したばかりで時期などの詳細は未定ながら、「来年の桜が咲く頃には」(松村氏)や「松村さんが浮き輪持って海で泳ぐ頃には」(木谷氏)とお互いに冗談交じりにコメントしていた。
■ ユーザーの皆さんへ一言 伊月さん: 人に言えない悩みとかトラウマを抱えて、誰にも知られずに生きている人が多いと思うのですが、ゲームをプレイして、誰もが抱えている苦しみに共感して一緒に泣いていただいてもいいですし、ヒロインたちと同じように、課題を1つ乗り越えて元気になってくださいという思いを込めて演じさせていただきました。クリアしてほがらかな気持ちになっていただければと思います。 中山さん: いろいろなキャラクタがいて、いろいろな悩みを抱えているので、きっと誰かと同じような境遇の人もいるかと思いますので、ヒロインが乗り越えたときには、皆さんも一緒に乗り越えて、喜んでいただけたらなと思います 稲村さん: 片想い中とか、思いが実ったなど、いろいろな意味を持つ笑顔とか涙を流しています。そういうのも、プレーヤーの皆さんも感じて、心に響くといいなと思います。いろいろなキャラクタがいますので、1人終わっても楽しめますので、すべての恋愛ストーリーを楽しんで、自分が恋愛したかのように遊んでいただければなと思います。発売を楽しみにしていてください。 木谷氏: ブロッコリーとして本格的な王道のギャルゲーを作ることができて嬉しい。サーカスさんをはじめゲームクラブさん、伊澄れいさんなど、ギャルゲーを地でいける人たちに集まっていただいて、ほんとに素晴らしい作品になったと思います。現状、僕はラジオの中で「さすらいのリアルカードゲーマー」を名乗っているのですが、(発売日の)3月31日をもって「さすらいのリアルギャルゲーマー」に変わろうかなと思っております。皆さんもぜひ、楽しんでください。
松村氏: こういう発表会というのは初めてなのですが、これだけの人が集まっていただけてすごく嬉しいです。主題歌のエンディングテーマの作詞をしたのでぜひ聴いてください(笑)。メディアミックス前提で作った作品で、コミックやアニメーションなど、いろいろなメディアに対応できるので、これからもご期待ください。
(C)La'cryma Illust/依澄れい
□ブロッコリーのホームページ (2006年2月8日) [Reported by 滝沢修]
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