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価格:11,340円
この3Dマップ上に自由に都市を造れる箱庭内政システムによって、自分好みの国造りができるのが本作の醍醐味である。都市は「信長の野望・革新」から進化発展させた箱庭内政システムを採用しており、兵糧を得るための農場や、金を得るための市場、さらに罠を仕掛けたりと、自分のプランにあった都市を建設していけるのだ。戦闘も内政も同じマップで展開するため、都市の作り方が直接戦略にも影響してくる。建設できる軍事施設には破壊することで水攻めができる「堤防」といったものも存在する。侵入者を撃退するためにはどういった都市を造ればいいかも考えたいところだ。 「三國志11」では、新たに敵部隊を1マス後ろにはじき飛ばしたり、自部隊のいるマスに引きずり込む“ノックバック攻撃”を採用している。これがうまく成功すれば、少数の部隊で大部隊をかき回すというような活躍もできる。火罠に敵をたたき込み大ダメージを与えたり、自軍を犠牲にして味方の退路をつくったり、様々なシチュエーションが可能になるのである。しかし、敵もノックバックを使ってくる事を忘れてはならない。あらゆる状況を想定した、より戦略的な視点が必要となるだろう。 騎兵が得意な国、火を扱うことに長けた武将など、得意分野を持つ集団は運営する上でも楽しく、より思い入れも深くなる。本作では「技巧ポイント」を消費することで「技巧」を獲得し、自国の特徴、得意分野を自由に設定できる。技巧には槍兵、戟兵、弩兵、騎兵、練兵、発明、防衛、火攻、の8系統があり、それぞれ4段階にレベルアップする。 技巧ポイントはコマンドをこなすごとに獲得できるが、敵の部隊を普通に倒すより、戦法を使って倒すとより多くのポイントを獲得できる。中原統一を目指すならば、できるだけ早く技巧を育てていくことが必要となる。どの技巧を上げどんな国にしていくか、効率と共に、自国のイメージ作りも大切にしていきたい。
本作は、184年の「黄巾の乱」から225年の「南蛮征伐」までの史実を題材にした7本と、時代を超えて武将達が集結する「英雄集結」の全8本のシナリオを収録している。さらに「三國志X」のパワーアップキットで登場した“おすすめシナリオ”も標準搭載されている。おすすめシナリオとは、シナリオの中から何人かの武将をピックアップし、その武将になりきって様々な状況をプレイしていくもので、「三国志」の知識が少ない初心者は、こちらを選んで歴史を知るきっかけとしてもいいのではないだろうか。もちろん、あえて不利な武将を選び、史実を変えるさせるというのも楽しいだろう。
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□コーエーのホームページ (2006年1月27日) [Reported by 勝田哲也]
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