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ナムコ、PS2「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」
敵対するベルカ公国の軍事力を徹底紹介!!

3月23日 発売

価格:7,140円

 株式会社ナムコは、3月23日に発売を予定しているプレイステーション 2用フライトシューティング「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー(ACECOMBAT ZERO THE BELKAN WAR)(ACE-ZERO)」の最新情報を公開した。

 前作「エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー」で語られた「ベルカ戦争」を舞台とした本作のテーマは「敵」。プレーヤーが所属する「ガルム小隊」と敵対する「ベルカ公国空軍」のエースパイロット達の存在が、ゲームのメインテーマとなっている。そこで今回は、敵対関係にあるベルカ公国の軍事力を中心に、プレーヤーが守るべき国「ウスティオ共和国」の情報などを紹介していく。


【ベルカ公国内地域】

■ グラティサント要塞

 グラティサントはベルカ公国南部防衛陣地帯ハードリアン線の中核を成す、対空防衛要塞。

 イヴレア山、頂上部に存在する古代遺跡群に大量の対空火器を設置し要塞化した、強力な防御システムであり、南部防衛の要として機能している。要塞地下には各拠点間を結ぶ地下道が縦横無尽に張り巡らされており、古風な外見の一方で極めて近代化された施設である。



■ ベルカ工業都市 ホフヌング

 戦乱の焔に包まれる、ベルカの工業都市ホフヌング。

 ベルカ東部に位置するこの都市は、スーデントール市と並びベルカ公国の軍需産業を支えている。'95年現在に於いて生産量はベルカ随一であり、その人口の7割が工場労働者で占められる。都市の生産機能は昼夜24時間止まることなく、「眠らない街」として知られている。



【ベルカ公国の軍事力】

■ 防衛型化学レーザー兵器「エクスキャリバー」

レーザーの噴射口に放電現象が発生している
 '81年に始まるベルカ公国のBMD(Ballistic Missile Defense:弾道ミサイル防衛)構想下に建設されたのが、本土防衛型化学レーザー兵器「エクスキャリバー」。

 敵国より飛来する戦略弾道ミサイル迎撃の他、公国本土に広がる丘陵地形を利用した外敵の侵攻を打破するため、驚異的な高層化がもたらされている。その体様は“強いベルカ”を標榜するかのようだ。

 また、軌道上の衛星及び高高度を飛行する航空機に搭載された反射鏡を利用することにより、理論上半径1,200kmもの範囲をアウトレンジ射程可能圏としている。この時代においてベルカの強大な軍事技術は「最初にそれを手にする国が世界を制することができる」といわれるほどの兵器を生み出すまでの優越性を誇ることとなった。

エクスキャリバーの周囲にも兵器が配備されているので、攻撃するのも難しいと予想されるだろう


■ 重巡航管制機「フレスベルク」

太陽を覆い隠すフレスベルク
 南ベルカ国営兵器産業廠舎にて極秘裏のうちに開発された、全幅503mの重巡航管制機。

 ただし、実際は第一試験段階を完了したのみで、量産化、実戦への投入は'95年現在において未実施である。計画上は長距離進攻を目的とした空中空母。戦闘時には空中管制機としても機能する。

 また、状況に応じ、大量の物資輸送能力及び爆撃能力をも有するが、運用には莫大なコストが必要となる。1350.2kNの高出力エンジン6基にて、その巨躯を飛行させる。

6基もの巨大なエンジンで飛行するフレスベルク。そのスケールから飛行速度はさほど早くないのでは? と予想されるが、秘めたる能力は?


【ベルカ公国のエースパイロットとその部隊】

■ ベルカ公国空軍 第22航空師団第4戦闘飛行隊 シュネー隊(五機編成)

エリッヒ・ヒレンベランド中尉
 シュネー隊隊長:エリッヒ・ヒレンベランド中尉

 ただ戦闘機乗りとしての生き方を望んだ男。

 ベルカの度重なる政権交代の中、ベルカ軍部の特定勢力に属することもなく、ヒレンベランドはただ空に生きることのみを愛した。出世や階級章への拘りは無く、その為に師団内では「万年中尉」の呼び名で囁かれることがあるものの、隊員からの信望は極めて厚い。

 ヒレンベランドの率いるシュネー隊は、F-14Dの長距離攻撃と電子戦機EA-6Bによる連携で敵を攪乱状態に追い込み、懐に飛び込んだ後に近接格闘戦で確実に仕留める戦術を得意とする。ベルカ戦争開幕時、彼の部隊は真っ先に最前線へ投入され、足並みの揃わない南部独立国連合軍に対して多大なる戦果を上げた。彼の愛機F-14Dの翼の白銀の輝きには、戦争よりも戦闘を愛する空の男の誇りが現れている。

4機のF-14Dと1機のEA-6Bからなる混成部隊であるシュネー隊は、通常EA-6Bのみが離れた位置からECMにより電波妨害を行なう。その為、今回の写真ではEA-6Bを確認する事ができていない
F-14D Super Tomcat。F-14の索敵性能と火器管制能力が強化された艦載戦闘機。同時に飛来する多数の敵機に対しても遅れをとらない戦闘能力は「スーパートムキャット」の異名にふさわしい


■ ベルカ公国空軍 第51航空師団第126戦闘飛行隊 ズィルバー隊(五機編成)

ディトリッヒ・ケラーマン中佐
 ケラーマンのベルカ空軍への入隊は古く、'73年に遡る。機体性能を超えた空戦機動を叩き出す卓越した才能は、彼をベルカのトップエースの座へと瞬く間に押し上げた。言葉ではなく戦闘機動でものを語るといわれた彼のニックネームは『銀色の犬鷲』。

 '90年以降は隊長を退任、ベルカ空軍アカデミーの飛行教官として軍に残り、厳しい指導のもと若手パイロットの育成に務めた。

 '95年ベルカ戦争中期、空軍は劣勢に陥った南部戦線前線の士気向上を目的として、彼-老兵ケラーマンを再び戦場の空へと送り込む。ベルカ空軍アカデミー第9特殊課程、俗に言う「ケラーマン教室」の若手エリートパイロット達と共に。

F-4E Phantom II。「ファントムII(亡霊)」の愛称で呼ばれる大型の戦闘機。旧式の機体だが兵器搭載力と航続距離に優れ、空中戦のみならず対地攻撃任務でも十分な活躍ができる F-16C Fighting Falcon。愛称「ファイティングファルコン(戦う隼)」。軽量で空力的に優れた形状のボディに強力なエンジンを搭載し、優れた格闘戦能力を実現した傑作戦闘機
ケラーマン中佐が駆るF-4Eを先頭に4機のF-16Cから構成される部隊。ゼブラカラーで統一された5つの機体が整然と飛行する姿は、他を圧する力を持つ


■ ベルカ公国空軍 第5航空師団第23戦闘飛行隊 ゲルプ隊二番機 ライナー・アルトマン中尉

ライナー・アルトマン中尉
 Su-37の2機で編成されているゲルプ隊。隊長のオルベルト・イエーガー少佐と共に翼を並べるのはライナー・アルトマン中尉である。

 2人はベルカ南部防衛線「ハードリアン線」における迎撃任務を主としており、南部戦線の要として各方面で活躍している。Su-37独特のヴェクタースラスト・ノズルによる特殊機動を駆使した空戦術を武器とし、ゲルプ“番(つがい)のカワウ”の名前通り、息の合った戦い方を得意とする。



■ ベルカ公国空軍 第13夜間戦闘航空団第6戦闘飛行隊 シュヴァルツェ隊隊長 ドミニク・ズボフ大尉

ドミニク・ズボフ大尉
 通称ハゲタカ隊と呼ばれるシュヴァルツェ隊を率いるのはドミニク・ズボフ大尉である。

 8機もの大編成からなるこの部隊は、後方から戦線を監視する督戦任務を帯びた、ベルカ空軍の中でも唯一の特殊部隊である。味方に対する無条件の攻撃権を持つことから、恐怖により戦線を離脱しようとする味方機をためらい無く撃つ為、他のパイロット達から蔑みと畏怖の念を込めて“ハゲタカ隊”というありがたくない名前を頂戴している。




【ウスティオ共和国内地域】

■ 171号線沿線

 171号線はウスティオ共和国首都ディレクタスから、サピン王国西部を抜け、オーレッド湾海岸までの全長1,100kmを結ぶ幹線道路。

 戦争初期段階においてベルカ軍は電撃作戦により171号線の完全制圧に成功、内陸に存在するウスティオ共和国の生命線を断つ形となり、その孤立化を促進させた。

 沿線に広がる穀倉地帯の大地には激戦の爪跡が刻まれ、兵站線としての171号線の重要性を物語っている。



■ ウスティオ共和国首都 ディレクタス

 ウスティオ共和国首都ディレクタス―39万人の市民を擁する、「内陸の宝石」とも呼ばれる古都。

 市内中央を流れるグレースケレ川沿いの5つの地区行政区域から構成され、鐘楼の建つ街並みには中世の面影がいまだに残されている。ディレクタスは古くの時代から優れた精密機器職人を輩出しており、工業国ベルカの影の立役者としてウスティオの名が挙がるのもその所以である。



【プレーヤーの所属するヴァレー空軍基地】

■ 猟犬たちの巣 ~ウスティオ空軍ヴァレー空軍基地~

  ウスティオ共和国最後の砦である、ヴァレー空軍基地。

 第6航空師団が配備される当基地は、テュラン山脈の奥地に存在し、平時には国境空域の警戒監視を主任務とする。

 ベルカ戦争開戦直後のベルカ空軍精鋭航空部隊による電撃戦の前に、この第6航空師団も多くの正規パイロットを失い、外国人傭兵の登用による組織の緊急再編が実施された。山岳地を切り拓いて建設された山間の孤島で、着陸にはパイロットの卓越した技術が必要とされる。

■ 格納庫(アラートハンガー)

 ヴァレー空軍基地には数種類の格納庫が存在している。中にはその特有の地形を活かし、山肌をくり貫いて作られた格納庫もある。プレーヤーの機体はスクランブル発進が可能な“アラートハンガー”と呼ばれる格納庫で常に待機状態となっている。

 この格納庫は緊急出撃時に迅速に離陸できるよう、滑走路に近い場所に設けられている。“かまぼこ”のような円柱を半分にした感じの外観が特長的である。




■ 長期戦役ミッション

 AC04で好評を博した、プレーヤー毎の自由な攻略を実現する為に導入されていた「補給仕様」が、ACE-ZEROのミッションの一部にも導入されている。広域に布陣した敵の大部隊を駆逐する大規模な長期戦役ミッションでは、通常ミサイル、特殊兵装の弾薬補給及び変更が可能となり、これがミッション攻略上の重要な要素になるという。

 どの方面の部隊から駆逐するか、どの段階で補給に戻るか、空と地上、どちらの敵から叩くか……などといった戦略を考えながらプレイすることで、プレーヤー独自の戦略が問われることになる。

補給の為、帰還ラインに接近中 補給時の特殊兵装選択画面


■ 戦乱の空への飛翔 -『離陸』- 大地への帰還 -『着陸』-

   これまでは、空中での戦闘シーンばかりにスポットをあててきたが、本作には「離陸シーン」と「着陸シーン」も完全に再現されている。スロットル全開で最大限に加速し、戦乱の大空へと舞い上がるダイナミックな「離陸シーン」と、大空の翼たちの住処へと帰還する、ミッションの最後を飾る緊張感溢れる「着陸シーン」を体感することができるのが本作の魅力のひとつと言えるだろう。

 特に、山岳地帯に存在するヴァレー空軍基地への着陸では、着陸するパイロットの技量と度胸が試される。大胆かつ繊細な操縦技術の見せ所であり、プレーヤーが操る機体細部のギミックを味わうことができるのもこれら離着陸シーンの醍醐味だ。

【「着陸シーン」】
【「離陸シーン」】


■ 大空のステーション-『空中給油』-

 ACE-ZEROにおいても、空中給油シーンは緻密に再現されている。

 空中給油においては、タンカー(空中給油機)との呼吸を合わせた操縦が要求され、狂い無く、素早く給油ホースに機体の受油口を接合した時のささやかな達成感は、優秀なパイロットのみが味わえる特権である。また、空中給油システムは機体によって様々であり、機体構造の特性を知ることができるのも、空中給油シーンの見所のひとつ。

【フライングブーム方式】
主に空軍が採用している空中給油の方式。ストローのような燃料ホースを給油口に差し込んで給油する
【プローブアンドドローグ方式】
主に海軍が採用している空中給油の方式。ホースの先端の漏斗状になった部分に、給油する機体側が給油口を差し込んで給油する


■ 操作可能なデモシーン、「インタラクティブ・デモ」搭載!!

 ACE5にも導入されていた操作可能なデモ、「インタラクティブ・デモ」。このシステムが、ACE-ZEROにも継承され、臨場感溢れるドラマチックなシーンにプレーヤーが浸透できるようになっている。プレーヤーの周囲で巻き起こる様々なイベントを右スティックの視線操作によって体験できる「インタラクティブ・デモ」では、プレーヤー自身がまさにその真っ只中にいるかのような感覚を味わうことができる。

周囲で次々に巻き起こる爆炎、混乱するウスティオ空軍・ヴァレー空軍基地。一体、どのような経緯でこの大惨事が引き起こされることになるのか?



【プレーヤー機体紹介】
【F-117A Night Hawk】 【Su-32 Strike Flanker】 【F/A-22A Raptor】
レーダーに捉えられにくいステルス技術を採用した攻撃機。発見される可能性を極限まで抑える設計のため、運動性能や搭載力は低くなっている。愛称「ナイトホーク(夜鷹)」 「ストライクフランカー」と呼ばれるSu-27の発展機。長距離を航行しての対地攻撃任務を想定しており、そのため操縦席後部に洗面所や簡易台所を備えるユニークな機体 ステルス性能と、新技術・推力傾向ノズルによる抜群の旋回性能を兼ね備えた戦闘機。「ラプター(猛禽)」の愛称に違わぬ、制空の王者である


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※画面は開発中のものです。

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□ナムコチャンネルのページ
http://namco-ch.net/
□“エースコンバット”シリーズオフィシャルサイト「ACES WEB」のページ
http://www.acecombat.jp/
□関連情報
【2005年12月22日】ナムコ、PS2「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」
ヒロイズム感覚をくすぐる「エモーショナル・フィードバック・システム」などの最新情報を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051222/acz.htm
【2005年12月2日】ナムコ、PS2「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」
新着プロモーションムービーを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051202/acz.htm
【2005年11月21日】ナムコ、PS2「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」
「エーススタイル・ゲージシステム」など公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051129/acz.htm
【2005年10月21日】ナムコ、PS2「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」
敵対するベルカ公国空軍の戦闘飛行隊などを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051021/acz.htm
【2005年9月21日】ナムコ、PS2「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」
プロモーションムービーを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050921/acz.htm
【2005年9月16日】ナムコ、「ベルカ戦争」を描く新作
PS2「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050916/acz.htm

(2006年1月27日)

[Reported by 志賀康紀]



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