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ソニー株式会社は26日、2005年度第3四半期のソニーグループ全体の連結業績を発表した。ゲーム分野では、売上高が前年同期比48.3%増の4,192億円。営業利益も678億円で前年同期比52.1%の大幅増となっている。 ハードウェアの生産出荷台数では、プレイステーション 2が前年同期比で203万台減の536万台となったが、PSPは622万台と好調を維持。四半期のくくりで見ると、初めてPSPがPS2の生産出荷台数を上回った。収益で見ても、日米欧の全地域で大幅な増収になったとしている。 ソフトウェアの生産出荷本数では、PS2で前年同期比1,600万本減の9,300万本となったものの、PSPで1,320万本増の1,450万本となっている。収益は日本では減収となったが、欧米では増収となり、全地域では増収になったという。 営業利益では、新型ゲーム機の「プレイステーション 3」への積極的な研究開発投資が続けられたほか、宣伝広告費も増加したものの、PSPの拡大とPS2の順調な推移により、前年同期比52.1%の大幅増になったとしている。棚卸資産も、PSPの全世界展開に伴い、前年同期比128.8%増の1,039億円となっている。
このところ同社のゲーム分野は、PS2の売り上げが低下した分をPSPで補うという形で好調を見せている。ただ、PSPの本格的な出荷が始まったのは2005年第1四半期からで、前年同期と比較する上では、2006年以降の数字が重要になる。また2006年には「プレイステーション 3」も登場する予定で、今後はさらにゲーム分野への注目度が高まりそうだ。
□ソニーのホームページ http://www.sony.co.jp/ □ニュースリリース http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/financial/fr/05q3_sony.pdf (PDF形式) □関連情報 【2005年11月30日】SCEJ、「プレイステーション 2」 全世界で出荷累計1億台に到達 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051130/scej.htm 【2005年10月27日】ソニー、2005年度第2四半期連結業績を発表 PS3への投資を継続しつつ、PS2/PSPが好調で増収 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051027/sony.htm (2006年1月26日) [Reported by 石田賀津男]
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