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KESPI、MMORPG「シールオンライン」の利用料金を無料に
12月1日よりアイテム課金制に全面移行

12月1日開始

 株式会社KESPIは、現在正式サービスを展開するMMORPG「シールオンライン」の課金形態を、12月1日をもって月額制から、基本プレイ無料のアイテム課金制へと全面移行する。12月1日以降もプレイ権が残るユーザーに対しては、日割り価格に25%のプレミアムを付け、1日84円相当でポイントに還元する特例措置が取られる。

 「シールオンライン」の無料化に伴い、公式サイトに有料アイテムを販売するアイテムモールが12月20日にオープンする。有料アイテムを購入するためには、専用通貨となる「シールオンラインポイント(SOP)」が必要で、1円10SOPのレートで、500円から10,000円までの5種類のラインナップで販売を行なう。

 有料アイテムについては、すでに公式サイトに掲載されているが、機能性アイテム、装備・コスチューム、ペットアイテムの3つのカテゴリが用意されている。機能性アイテムは、ステータスの初期化(15,800SOP)、獲得経験値50%アップ(7,800SOP)、釣りの速度2倍(1800SOP)など、いわゆるアイテム課金制ならではのブーストアイテムが揃っている。装備、コスチューム、ペットアイテムは、読んで字のごとく期間限定でレア装備やコスチューム、ペットを利用することができるというものだ。

 高額商品としては、性転換できる「イブの輪」の29,800SOP(2,980円)、カンフーマスターのコスチューム「伝説のトレーニング服(365日)」の78,000SOP(7,800円)、韓国伝統衣装「スラッカンの衣装(365日)」の78,000SOP(7,800円)など。アイテム課金制MMORPG「Dragon Raja」で、1万円相当のアイテムを複数実装し、ユーザーを驚かせたKESPIらしい値付けである。とはいえ、これまで一律月額1,900円払っていたゲームがいきなり無料になるのだから、ユーザーにとっては嬉しいニュースだろう。

 なお、アイテムモールを通じて販売される有料アイテムは、専用のインベントリと銀行が使用され、第三者への受け渡し、販売などは一切できないようになっている。無料化と共に、多くのユーザーのアクセスが予想されるが、すでに引退済みのユーザーでも正式サービス期間中に1度でも課金していればIDは残っているとのことなので、この機に再会してみるのもいいだろう。

□YNK Japanのホームページ
http://www.ynkjapan.co.jp/
□KESPIのホームページ
http://www.KESPI.jp/
□「Seal Online」のページ
http://www.sealonline.co.jp/
□関連情報
【10月21日】KESPIの代表取締役社長澤紫臣氏が退任
ユーザーには25日の定例会見で挨拶、後任は未定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051021/kespi.htm
【4月8日】「シールオンライン」、3社合同の記者発表会を開催
「Seal モバイルi」や新規オンラインゲーム事業を発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050408/seal.htm

(2005年10月21日)

[Reported by 中村聖司]



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