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価格:7,140円(通常版) 「魔界戦記ディスガイア2」は、2003年1月に発売され好評を博した「魔界戦記ディスガイア」の続編となるタイトル。世界観は前作の「魔界戦記ディスガイア」を踏襲しつつも、メインキャラクタを一新し、辺境世界「ヴェルダイム」を舞台に新たなストーリーが展開される。また、ゲームシステムもより遊びやすく、より面白くプレイできるように改良が施されている。
第2報となる今回は、ゲームの流れ、新規キャラクタの追加情報、新システムの情報に加え、前作でも好評であったゲームシステム“暗黒議会制度”を紹介していく。 ■ 基本的なゲームの流れ ストーリーの進行となる第1歩は「会話デモシーン」から始まる。会話デモシーンでは、キャラクタのバストアップが表示され、画面上ではドット絵による細かい仕草が行なわれる。ゲームの拠点となるのは、本作の主人公・アデルの住む「ホルルト村」。ホルルト村には、「武器屋」、「道具屋」、「病院」、「暗黒議会」、「時空の渡し人」など、さまざまな施設や案内人が登場するので、ホルルト村で戦闘準備を整えることになる。戦闘の準備以外にも、魔王ゼノンの呪いで悪魔となりつつある村人から有益な情報を得ることができるので、積極的に会話をしてみるといいだろう。 一通りの準備が済んだら、いよいよ戦闘マップへの移動となる。ホルルト村には、拠点と戦闘マップをつなぐ案内人“時空の渡し人”がいるので、彼等に話しかけることによってその段階で移動できるマップのリストが表示される。ここで行き先を選択することで戦闘マップに移動することができる。また、1度クリアしたマップもリストの中に表示されるので、何度もプレイしてレベルを上げることも戦略のひとつとなる。
戦闘はクォータービューのシミュレーション形式。キャラクタの移動は、マス目(ヘクス)単位で行ない、自軍キャラクタの行動が全て終了したら、敵軍の行動に移る“ターン制”を採用。戦闘に入ると「ベースパネル」という場所から、出撃させるキャラクタを呼び出し、マップ上に移動させて配置を行なう。このとき、攻撃対象の敵がいれば、攻撃することも可能となる。そして敵と味方、交互に行動を起こし、最終的に敵を全滅させればマップクリア。マップクリア後は再び拠点でのデモーシーンが始まる。
■ メインキャラクタ
年齢:2,188歳。性別:男。元・人気ダークヒーロー。 かつてはテレビに映画に大活躍だったが、いまはローカル旅番組のレポーターの仕事をしている。本人はまだまだ人気者と思い込んでおり、昔の栄光を忘れられないでいる。
旅番組なのに強引にアクションシーンを盛り込んだりしようとするバカっぷりで、パートナーのディレクターをいつも怒らせている。 年齢:11歳。性別:男。アデルの弟。 気弱で、ちょっぴり皮肉屋の男の子。魔王ゼノンの呪いで悪魔化し、頭にツノが生えている。
ロザリーに憧れを抱き、次第に慕うようになる。どんな状況下でも、のんびりした口調で緊張感はゼロ。 年齢:9歳。性別:女。アデルとタローの妹。 おしゃまで元気な女の子。魔王ゼノンの呪いで悪魔化し、背中に悪魔の翼が生えている。
アデルのことを慕っており、将来はセクシーで強い悪魔になるのが夢。年格好に似合わずプロの料理人並の腕を持つ。
闇の刺客と恐れられる暗黒戦闘集団。
主に暗殺を生業とし、与えられた任務を淡々と遂行する。強靭な肉体と忍法と呼ばれる独自の戦闘術は驚異的。厳しい戒律を持ち、主君に対する忠義心も厚い。 美しい容姿とは裏腹に、鋭い殺意を秘めた女刺客。
その色香に惑わされ、命を落とした者も少なくない。体力は男忍者に劣るものの、スピードは魔界随一。忠義心が厚く、王侯貴族の護衛としても重用されている。 ■ 前作に引き続き、豪華な顔ぶれの声優陣、キャラクタデザインにも注目 前作「魔界戦記ディスガイア」からのおなじみキャラクタは、もちろん引き続き同じ声優を起用。アデル役:緑川光さん、ロザリンド(ロザリー)役:田村ゆかりさん、魔神エトナ役:半場友恵さん、プリニー役:間島淳司さん、アクターレ役:檜山修之さん、タロー役:下野紘さん、ハナコ役:水橋かおりさん、他にも、主役級キャラから脇役キャラまで、豪華な声優陣が熱演している。
また、キャラクタデザインの原田たけひと氏以外にも、ゲーム中のシステム画像など
をイラストレータ「toi8」氏が描いている。
■ ゲームシステム ■ 「暗黒議会制度」 本作は、前作「魔界戦記ディスガイア」に引き続き、シリーズならではのゲームシステムが採用されている。ここでは、そのうちのひとつである「暗黒議会制度」についての詳細を説明していく。物語の拠点であるホルルト村では、“暗黒議会”を開廷できる場所がある。この暗黒議会を利用することによって、「武器屋」、「道具屋」の品揃えを変化させたり、戦闘マップに出現する敵を弱くしたりなど、さまざまな議案を提出して、願い事をかなえることができる。
議会を召集するためには“マナ”と呼ばれるポイントが必要となる。“マナ”は戦闘で敵にトドメを刺したキャラクタに与えられる。議会に入ると、誰が願い事をするかを決めた後、どんな願い事を提出するかを決定する。願い事にはそれぞれ、議会を開くのに必要なマナが設定されているので、よい願い事ほど、そのポイントは高くなるという。また、願いを出すキャラクタのレベルによっても、議会を開くのに必要なマナは異なる。願い事はイベントの進行によって発生するものもあるという。
願い事を決めたら、実際に議会が開廷することになる。暗黒議会では、審議を始める前に、出席議員にワイロを贈ることができる。ワイロは、所持している武器や道具など、さまざまなモノをワイロとして使用することができる。ただし、議員によっては、好みのワイロとそうでないものある。ワイロを渡す前に、好みかそうでないかがわかるようになっているので、その情報を参考にするといいだろう。好みでないワイロを贈ってしまうと、逆効果になる可能性もあるという。
採決が始まると、各出席議員から「賛成」、「反対」の声が上がるようになる。ここで注意しなければいけないのは、議会に参加しているモンスターの種族によって、発言力が異なるということ。発言力が強いモンスターほど、賛成したときのポイントが多くなる。採決をしているときでも、発言力が強いモンスターのフキダシは大きく表示され、逆に弱いキャラは小さくなるので、一目瞭然。最終的に賛成ポイントが、その願い事を可決するのに必要なポイントを上回れば可決。下回れば否決となる。
採決の結果、願い事の可否が決まることになる。可決されれば、もちろんその願い事は受理され、即ゲームに反映される。否決された場合は、そのまま願い事を取り下げるか、「力ずくで説得する」かを選ぶことができる。
暗黒議会制度にも、本作から新しく追加・改良された点がいくつかある。そのひとつが、議員モンスターは種族によって、グループに分かれるということ。暗黒議会に出席しているモンスターは、いくつかの種類(グループ)に大別することができる。それぞれのグループごとに発言力が異なったり、グループ同士が対立関係にあったりする。
出席議員にワイロを贈る場合、ひとつのグループに属する議員にワイロを贈れば、その効果はグループ全体に影響することになる。例えば、ゴースト族の1人にワイロを贈って好感度を上げれば、その好感度は議会に出席している全てのゴースト族に及ぶということになる。ただし、好感度を上げたグループに対立するグループの好感度は、逆に下がってしまうので、出席議員をよく考え、ワイロを贈ることが重要になる。
暗黒議会に出席しているモンスターには、各種族ごとに特徴的な“性格”がつけられている。これを理解していないと、採決時に思わぬ結果に陥ることもあったりする。いくら状況が有利になっても、採決が終わるまでは油断禁物ということになる。また、性格や種族に関係なく、暗黒議会を開廷直後から、“居眠り”をしていたり、“酔っ払って”いる議員がいることがある。当然であるが、居眠りをしている議員にはワイロを渡すことができない。酔っ払いは、欲しそうなワイロを渡しても逆効果になる場合がある。どちらも議会を混乱させる存在で、簡単には可決させてくれないようだ。 ■ 「キャラメイク」
暗黒議会では、願い事のほかに戦闘で味方になる汎用型キャラクタを作成することができる。これを“キャラメイク”と呼ぶ。「戦士(男)」、「戦士(女)」、「魔法使い(男)」、「魔法使い(女)」、「忍者(男)」、「忍者(女)」のほかにも、作成できるキャラクタは多数登場する。しかし、キャラクタによっては、一定の条件を満たさない限り、作成することができないものもいる。
■ 「タワー攻撃」 味方キャラクタを次々と持ち上げて、タワーを作ることができる本作であるが、このタワーの状態で通常攻撃を行なうことがでる。これを“タワー攻撃”と呼ぶ。タワーになっているキャラクタは、一番下のキャラクタでも中間にいるキャラクタでも、一番上に乗っているキャラクタでもその状態で通常攻撃をすることができる(技や魔法は使えない)。これを利用することによって、1へクス内に沢山の味方キャラを待機させて、攻撃を行なうことができる。足場が狭いところにいる敵に対しては非常に有効な攻撃手段となる。
また、タワー攻撃は、同じへクス内にキャラクタを積み上げて攻撃できるのは、ある意味“卑怯”な行為として扱われるというデメリットも。なので、これをあまりに多用しすぎると「裁判システム」によって、何らかの罪に問われてしまうかもしれない。
■ 「投げキャッチ」 武器や敵、味方キャラクタを持っていない味方キャラクタに向かって、敵、味方キャラクタを「投げ」て渡すことができる。これを「投げキャッチ」と呼ぶ。投げキャッチを利用すれば、タワーに積み上げたキャラクタを投げて移動させたり、敵キャラをバケツリレーのように回して遠ざけたり、手持ち武器を投げまわして攻撃を仕掛けたりなど、さまざな形で利用することができる。
また、タワー攻撃を仕掛けた後、そのタワーを別のキャラクタに持たせて、続けてタワー攻撃を仕掛けることもでき、戦術の幅が大きく広がることになる。
■ 「ケータイ電話」 補助アイテムのひとつに、“ケータイ電話”と呼ばれるものが存在する。ケータイ電話は、戦闘中や拠点(ホルルト村)など、特定の場所で使用可能で、助っ人を呼んだり、出前(?)をとったり、暗黒議会の議員と連絡をとったりと、使用用途は多数ある。 戦闘中ではケータイ電話で強力な助っ人を呼び出せる場合がある。使用すると、呼び出す助っ人からメッセージが届き、数ターン後に戦闘マップに出現する。
ただし、ケータイ電話はいつも助っ人につながるとは限らないという。助っ人が留守の場合やケータイ電話自体が使用できない場合もある。また、ケータイ電話は1回限りの使い捨てとなる。
他にも、戦闘に絡む大きな新システムなどが多数用意されているとのことであるが、今回の情報では詳細が不明なものがいくつかあった。今後の情報に期待するということで、今回はスクリーンショットのみをお届けする。
■ 技&魔法画面
本作には、数多くの技や魔法が登場する。ド派手なエフェクトが演出面での盛り上げ役となっていることは言うまでもないが、アクションをカットして、ダメージ結果だけを表示する機能を搭載しているので、ゲームを手早く“やりこみ”たい人は、演出をカットすることで、よりスピーディーな戦闘を行なうこともできるという。
■ 予約キャンペーン情報
11月11日(金)より、全国のプレイステーション 2ソフト取扱店にて一斉にスタートする「魔界戦記ディスガイア2」の予約キャンペーン。予約特典は、前作「魔界戦記ディスガイア」の楽曲の中から選りすぐりの7曲(内アレンジ4曲)を収録した、サウンドトラックCD。もちろん、豪華カラーピクチャーレーベル仕様となっており、ファンならずとも必須の注目アイテムではないだろうか。
■ ディスガイアの情報が満載! 公式WEBサイト公開
ディスガイアの公式WEBポータルサイトが2005年9月30日より公開されている。このサイトでは、最新作「魔界戦記ディスガイア2」の情報はもちろん、前作にあたる「魔界戦記ディスガイア」のゲーム情報や、「魔界戦記ディスガイア」のアニメ情報、ケータイサイト「無限形態ディスガイア」情報、小説やコミックなどのメディアミックス情報、グッズ情報など、ありとあらゆる“ディスガイア”の情報を網羅している。
また、「魔界戦記ディスガイア2」の情報は、ケータイ電話でも配信中となっている。ケータイでWEBアドレス「http://disgaea.jp」と打ち込めばアクセス可能。iモード、EZweb、ボーダフォンライブ! の全機種で閲覧可能となっているので、興味のある人はアクセスしてみるといいだろう。
□日本一ソフトウェアのホームページ (2005年11月4日) [Reported by 志賀康紀]
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