【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

日本一ソフトウェア、新たな舞台で始まるやりこみRPG
PS2「魔界戦記ディスガイア2」

2006年 発売予定

価格:未定

 株式会社日本一ソフトウェアは、プレイステーション 2用シミュレーションRPG「魔界戦記ディスガイア2」を2006年に発売する。価格は未定。

 PS2用「魔界戦記ディスガイア2」は、2003年1月に発売された「魔界戦記ディスガイア」の続編となるタイトル。シミュレーションRPGの基本システムや世界観を受け継ぎつつ、舞台を辺境世界「ヴェルダイム」に移し、新たなストーリーが展開される。



■ 魔王ゼノンに呪われた「ヴェルダイム」と主人公アデル

 「ヴェルダイム」は、もともとは人間を中心とした世界で、モンスターや悪魔はいたものの、人間に多大な被害を与えるようなことはなかった。ところが15年前、魔王ゼノンの呪いにより、人々は魔王に従う悪魔へと姿を変えられ、徐々に人間の頃の記憶と良心を失っていく。そんな中、ホルトト村に住む青年アデルだけは魔王の呪いを受けることなく、完全な人間として生きていた。

 ある日彼は、悪魔に変えられてしまった家族に連れられて、契約と召喚の儀式を行なうことになる。召喚の儀式で呼び出された悪魔は、たとえ魔王であっても一方的に契約を破棄できない。では魔王ゼノンを呼び出せば人間に戻ることも可能ではないか? とアデルの母が考えたのである。

 しかし儀式で呼び出されたのは、魔王のひとり娘のロザリンドだった。アデルの母の願いが叶うことはなかったが、アデルはロザリンドから魔王の居場所を聞き出す。家族を悪魔に変えられた恨みを晴らすため、アデルは魔王を倒す旅に出る。

【スクリーンショット】
自分の夫と子供をいけにえに、魔王を召喚しようとしたアデルの母。だが召喚されたのは魔王の娘、ロザリンドだった



■ 登場キャラクタ

・アデル

 本作の主人公。年齢は17歳で、魔王ゼノンの呪いを受けていない唯一の人間である。家族を悪魔に変えてしまった魔王を憎み、自らの命をかけて魔王と戦う決心をする。直情型で熱血漢、一度交わした約束は決して破ることがないという、非常にわかりやすいヒーロー的性格。

【スクリーンショット】



・ロザリンド(ロザリー)

 魔王のひとり娘で、年齢は17歳。さぞ強いことと思いきや、魔王に溺愛されて何不自由なく育ってきたため、戦闘経験は0。しかもずっと屋敷の中で暮らしてきたため、人間・悪魔の両方で常識が通じない。

【スクリーンショット】



・エトナ

 前作は主人公ラハールの家来として登場した子悪魔だが、今作では並の魔王を凌ぐ魔力を持つ魔神として登場する。相当な野心家で、伝説の魔王ゼノンを倒し、最強魔王の名を得るためにヴェルダイムへやってきた。しかし一向に魔王が見つからず、そろそろ探すのにも飽きてきているらしい。子供のような外見だが、年齢は1,473歳。

【スクリーンショット】



 このほか、アデルとともに冒険するキャラクタたちがいる。彼らは「汎用キャラクタ」と呼ばれ、ストーリーには関わってこないが、戦闘に参加してともに戦う。

【汎用キャラクタ】
「戦士(男)」

「気」を操って肉体を硬化させる力を持ち、接近戦では攻守ともに優れた能力を発揮する
「戦士(女)」

魔界では珍しい、戦士の素質を持った女性。戦闘以外の技術も多彩に身に付けている
「魔法使い(男)」

幼い頃から教育を受け、厳しい競争を勝ち抜いたものだけが魔法使いを名乗れる。修行中の身で、成長すればさまざまな魔法を習得する
「魔法使い(女)」

悪魔の少女は魔法適性が高く、巨大なリボンは魔力や知識を勝手に吸収する。努力型の男性とは異なり、性格は能天気かつ楽天的
「プリニー」

エトナに雇われている家来。雑に作られたぬいぐるみのような外見に違わず、性格もかなりいい加減



■ 前作を踏襲した戦闘システム

 戦闘は前作同様、クォータービューのシミュレーション形式。マス目単位での移動、コマンド選択による攻撃、ターン制のシステムなど、オーソドックスなゲーム形式は前作と同様。

 近くの仲間と一緒に攻撃を仕掛ける「連携攻撃」や、複数のユニットが連続で攻撃してダメージを上げる「コンボ」は今作も健在。前作で最もユニークだった、ユニットを持ち上げて投げるというシステムも、もちろん受け継がれている。

 グラフィックスは全面的に作り変えられており、キャラクタは全体的により特徴的に描き直されている。技や魔法の派手なエフェクトも健在で、アクションもより繊細になっている。

【スクリーンショット】
戦闘シーンより。キャラクタのデザインやフィールドの様子などが、前作から大きく変わっているのがわかる
最大人数の4人での連携シーン。カットインが入り、派手な演出とともに大ダメージを与える
同じ敵を複数のユニットで連続攻撃するコンボ。連続攻撃数が増えるほどダメージがアップしていく
ほかのユニットを持ち上げて投げる。遠い場所まで一気に移動できるので、投げられた先にいる敵を攻撃するといった戦略も可能
プリニーを投げると爆発! 落下点近くにいる敵にダメージを与える。ちなみに敵も持ち上げられるが、持ち上げたままにしておくと頭上から攻撃される 誰かを持ち上げているユニットをさらに持ち上げて……と繰り返すと、ユニットのタワーができる。マップの端まで一気に移動できるかも


 さらに今作の新要素として、「裁判システム」が追加されている。ゲーム中でキャラクタが何らかの行動を起こすことで裁判が開廷され、その行動に応じてさまざまな刑罰が下るというもの。どうすれば裁判が起こり、どんな刑罰が待っているのかは不明だが、有罪とされると前科がつき、ステータス画面の名前の横に「前科3犯」などと表示される。

 そのほかにも、前作にはなかった謎の行動が見えるスクリーンショットがいくつかあるので、合わせて紹介しておきたい。

【スクリーンショット】
ある条件を満たした行動で裁判が開廷。有罪になると前科者になる。裁判中もユニークなアクションを起こせるようだ。ちなみに前作の「暗黒議会」とは別物
敵に囲まれながらも踊るアーチャー。そのダンスの意味は? プリニー型の建物が並び、プリニーがそこかしこにいる。エトナもいるようだが、一体どこなのだろうか 炎を囲んでくるくると回るプリニーたち。何かの儀式にも見えるが……


 本作のキャラクタデザインは、前作に引き続き、原田たけひと氏が担当。さらにイラストレーターのtoi8氏を起用し、システム画面などに表示されるイラストを任せる。原田氏とは異なるテイストのイラストが人気を集めそうだ。

toi8氏のイラスト。かわいらしさが強調されたようなキャラクタが新鮮


(C)2006 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
※ 画面は開発中のものです。

□日本一ソフトウェアのホームページ
http://www.nippon1.co.jp/main.html
□「魔界戦記ディスガイア2」のページ
http://disgaea.jp/2/

(2005年10月11日)

[Reported by 石田賀津男]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2005 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.