スクウェア・エニックス、業績予想を上方修正 ゲーム事業は苦境ながら他の事業が順調に推移
11月2日 発表
株式会社スクウェア・エニックスは、平成18年3月期中間期および通期の業績予想を修正すると発表した。
中間期の連結業績予想では、売上高を5億円増(1.9%)の265億円、中間純利益を12億円増(150.0%)の20億円に上方修正している。同社の主要事業であるゲーム事業では、厳しい市場環境が続いているとしながら、オンラインゲームやモバイルコンテンツ、出版など、他の事業では全て順調に推移したという。特に9月に発売されたDVD/UMD用映像コンテンツ「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」の販売が好調だったことが挙げられている。
通期の連結業績予想では、売上高が460億円増(51.1%)の1,360億円、当期純利益が20億円増(12.9%)の175億円と大幅な上方修正を行なった。これは9月28日に、株式会社タイトーが、スクウェア・エニックスの連結子会社となったことを受けたもの。タイトーは下期から連結対象となるため、中間期業績には影響していない。
スクウェア・エニックスは下期に大作の発売が偏る傾向にあり、今期も「キングダムハーツII」、「ファイナルファンタジーXII」など超大作の発売が下期に予定されている。
□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.com/jp/
□ニュースリリース
http://www.square-enix.com/jp/company/j/news/2005/download/release_051102.pdf (PDF形式)
□関連情報
【9月22日】スクウェア・エニックス、タイトー株式の公開買付を完了
9月28日付でタイトーの連結子会社化を予定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050922/sqex.htm
【8月4日】スクウェア・エニックス、和田洋一CEO記者懇親会を開催
「『ドラゴンクエスト』はマルチプラットフォーム化する可能性はある」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050804/sqex.htm
【5月24日】スクウェア・エニックス、2005年3月期決算説明会を開催
和田洋一氏「順調に過去最高益を更新できました」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050524/se.htm
(2005年11月2日)
[Reported by 石田賀津男]
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