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ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社は、オンラインアクションゲーム「ゲットアンプド」、「最遊記RELOAD GUNLOCK」2タイトルのサービスを2006年1月31日をもって終了する。同社が商用サービスを中止するのは今回が初めて。1月31日以降は、開発元であるサイバーステップが運営を継続していく方針。具体的な移管スケジュールについては未定となっている。 「ゲットアンプド」は、2003年にOnline Game Fantasistaにおいてガンホーのオンラインカジュアルゲームの1コンテンツとして取り扱いが発表され、2004年4月より正式サービスが開始されたオンラインアクションゲーム。「最遊記RELOAD GUNLOCK」は、「ゲットアンプド」のゲームエンジンをベースに、同名のテレビアニメとのタイアップによって生まれたオンラインコンテンツ。両タイトルとも当時としてはまだまだ珍しかったアイテム課金制を導入していた。ユーザー数や同時接続者数についてはサービス開始以来未公表となっているため、ビジネス規模は不明。 今回のサービス終了の理由については、同社では「タイトルラインナップの入れ替えの一環」としており、具体的な理由については「いっさい公開できない」という。“入れ替え”というキーワードを軸にして考えれば、「ゲットアンプド」、「最遊記RELOAD GUNLOCK」といったカジュアルゲームの比率を下げる一方で、「エミル・クロニクル・オンライン」や「ヨーグルティング」といったMMORPGの比率を上げるという、ビジネスモデルの方向転換の一環とも言えそうだ。 「ゲットアンプド」は、もともと2001年にパッケージ売り切りと月額課金を併用するスタイルで、開発元サイバーステップが正式サービスを始め、まもなく中断した経緯がある。その後、ライセンスを受けた韓国WindySoftが同地で大ヒットさせ、2004年よりガンホーが韓国サービスに倣う形でアイテム課金でサービスを再スタート。来年1月31日をもって2度目のサービス終了という形になる。これほど波瀾万丈なオンラインゲームもなかなかない。
サービス終了までのスケジュールは、12月13日をもってアイテムを購入するためのゲーム内通貨「SHOP POINT」の販売が終了し、1月31日をもってサービス終了となる。ユーザーが気になるのは、「SHOP POINT」を介して現金購入したアイテムの扱いおよび、サイバーステップの第3次サービスへの移行の可否だろう。続報を待ちたいところだ。 (2005年9月9日) [Reported by 中村聖司]
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