ソニー、2005年度第1四半期連結業績を発表 「プレイステーション 3」へ向け研究開発投資を継続
7月28日 発表
ソニー株式会社は、2005年度第1四半期のソニーグループ全体の連結業績を発表した。ゲーム分野では、売上高が1,728億円となり、前年同期比で64%の大幅増。しかし営業損失は59億円になり、前年同期の29億円よりも大きな損失を計上している。
ハードウェアでは、新型携帯ゲーム機のPSPが、日本国内で89万台、北米地域で120万台の生産出荷台数を記録。さらにプレイステーション 2も欧米で販売数を伸ばし、全地域合計で前年同期比282万台増となる353万台を出荷。日米欧の全地域で増収となっている。
ソフトウェアは、PS2で前年同期比300万本減の3,500万本と若干落ち込んだが、PSPで490万本を販売し、トータルで増収。地域別に見ると、日本ではPSP用ソフトを100万本販売したものの、PS2用ソフトで600万本と前年同期比100万本減となり減収。北米でもPS2用ソフトが販売数を落としたが、PSPで390万本を販売して増収。欧州はPSPは未発売だが、PS2用ソフトで販売数を伸ばして増収となっている。
ハード・ソフトともに増収となったものの、営業損失は59億円。この理由について同社は、広告宣伝費を始めとした販売費や一般管理費が増加したほか、今後のビジネス向けに積極的な研究開発投資を継続したためとしている。同社は2006年に次世代ゲーム機「プレイステーション 3」の発売を控えている。
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ハード生産出荷台数と見通し |
ソフト生産出荷台数と見通し |
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/financial/fr/05q1_sony.pdf (PDF形式)
□関連情報
【4月27日】ソニーグループ、連結業績を発表
PSP、PS2等の出荷台数などを公表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050427/sony.htm
(2005年7月28日)
[Reported by 石田賀津男]
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