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ソニーグループ、連結業績を発表
PSP、PS2等の出荷台数などを公表

4月27日 発売

 ソニー株式会社は2004年4月1日から2005年3月31日までの2004年度連結業績を発表した。ゲーム分野については売上高が7,298億円で2003年度の7,802億円に対し6.5% (昨年度の為替レートで計算した場合6%) 減少した。営業利益は432億円で、2003年度の676億円から36.1%の大幅な減少となっている。

 売上高の減少の原因については、販売数量の減少に加え、日米欧での戦略的価格引き下げが影響したとしている。営業利益の減少についてはハードウェアの販売数量減少に加え「PSP」の立ち上げ費用の発生を要因のひとつとして挙げている。

 ハードウェアについては、「プレイステーション 2」の販売台数が1,617万台で前年度比393万台減少を記録。「PS one」は277万台で前年度比54万台減となっている。今年度から発売された「PSP」については、全地域合計297万台となった。

 ソフトウェアは好調で、PS2用ソフトウェアは25,200万本と前年度比3,000万本プラスと伸びている。逆にプレイステーション用ソフトは1,000万本で前年度比2,200万本減と、ハードウェアの減少に合わせる形で減少している。PSPのソフトウェア出荷本数は570万本で、単純には言えないが、ハードウェア生産出荷台数に照らし合わせるとハード1台に対し約2本のソフトウェアが出荷されていることになる。

 来期の展望については「PSP」に期待する一方で、「次世代コンピュータエンタテインメント・システム」などを中心とした研究開発投資が増加することで、前年度並みの水準を見込んでいるという。

 「プレゼンテーション資料」において「PlayStationハード生産出荷台数推移&見通し」と題した資料が公開されたが、この資料によれば2005年度の見通しとして「PS/PS one」の台数が表記されていない。この点についてソニー・コンピュータエンタテインメントの広報部は「プレイステーションおよびPS oneの出荷台数は年々減少しているので、公称の値からは省いたが、ビジネスとしては今後も市場の動向を見ながら継続していく」とコメント。即座に生産中止と言ったことには繋がらないとの見解を示した。

 なお、2005年度の出荷予定台数は、PSP、プレイステーション 2共に1,200万台となっている。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース (PDF形式)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/financial/fr/04q4_sony.pdf
□関連情報
【2004年4月27日】ソニー、2003年度連結業績発表
PS2の生産出荷台数は242万台減の2,010万台
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040427/sony.htm
【2004年10月28日】ソニー、2004年度第2四半期の連結業績発表
新型PS2を控えハードの生産出荷台数が大幅減
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041028/sony.htm

(2005年4月27日)

[Reported by 船津稔]


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