マイクロソフト、「ダンジョン シージ2」の発売を決定
グラフィックス、システム、すべてを一新したシリーズ最新作
発売日:未定
価格:未定
マイクロソフト株式会社は、Windows向けアクションRPG「ダンジョン シージ2」の日本語版の発売を正式決定した。前作にあたる「ダンジョン シージ」は、マイクロソフトが2002年5月17日に発売した初のRPG。次々と現れるモンスターを複数のキャラクタを操って撃破していく爽快感が印象に残る作品だった。
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炎の結晶のような姿をした「フレイル シャドウ ソウル」周囲のモンスターが身にまとう青い光や、フィールドの気の表現にも注目して欲しい。前作とは比べものにならない細かなグラフィックス表現を実現。それでいながら、ゲームは前作同様最初のロード以外はシームレスで展開する
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クエストジャーナルや、モンスター辞典などプレーヤーはいつでもゲームの情報を調べることができる。日本語版では隷書体のテキストを採用。雰囲気を盛り上げている。今作では音声は英語版を使用している
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ステータス画面の一番下のキャラクタが新しいペットだろうか? ペットにはダイアウルフといったモンスターの他、エレメンタルも登場するという |
キャラクタは接近戦、遠距離攻撃、自然魔法と戦闘魔法というスキルを持ち、それぞれ使用することで成長していく。戦闘時にはあらかじめ使用するスキルをセットしておき、後はキャラクタに攻撃対象を指示するだけ、という非常にシンプルな戦闘システムとなっており、RTSのような戦闘のスピーディーさを実現している。場面によっては力押しだけではダメで、効果的な魔法を選んだり、地形を考えて戦うといった戦略性も併せ持っている。グラフィックスは多少荒削りながら、過酷な自然や、派手な効果を持った魔法などをうまく再現しており、独特のテイストを生み出していた。
スピーディーなゲーム展開、ゲームに登場するキャラクタを望んだ傾向に育てられる自由度、レアアイテムを求めてとことんまでやりこめるとレジャーハンティング要素。シングルプレイの楽しさはもちろん、オンラインでの協力プレイも特に海外では活発に行なわれた。ゲーム要素を自由に作成・変更できるSiege Editor(英語版)の公開により、さまざまなModを作成する“職人”たちも登場。さらに2004年1月30日には拡張パック「アランナの伝説」を発売、2005年6月24日にはMac版「ダンジョン シージ」も発売、現在でもファンを増やし続けている。
「ダンジョン シージ2」ではプレーヤーは中世ヨーロッパをモチーフにしたファンタジー世界を舞台に、「ザラモスの剣とアズナイの盾」にまつわる運命に導かれながら、多くのモンスターと戦いを繰り広げていく。今作ではテキストのみが日本語化されており、音声はオリジナルの英語が使用されている。
今作では前作以上の広い世界がプレーヤーを待ち受けている。グラフィックスは前作とは比べものにならないほど細かく書き込まれ、キャラクタの表情もより多彩なものになった。キャラクタ育成は、前作以上に高い自由度を実現。キャラクタは戦闘中にスキルを使用するほどに成長していくのだが、今作ではさらに「スキルツリー」が導入され、より多彩なキャラクタを育成できるようになった。レベルアップ時に得られるスキルポイントを割り振ることで、「体力の高い魔法使い」、「自然魔法を使うアーチャー」といったキャラクタを作り出すことができる。スキルは弱点を補うように使うも良し、長所を強めるも良し、さまざまなキャラクタを育成し、楽しむことができるのだ。
「アイテム合成」という新要素も加わった。さまざまな素材を合成させ、まったく新しいアイテムを作ることができる。前作ではゲームが進むに連れ膨大なアイテムが登場し、持ちきれず放置してしまったり、捨ててしまうことも多かったが、アイテム合成の素材として使用できれば、運が良ければより強力なアイテムに生まれ変わらせることができるかもしれない。
他にも新しいペットの登場や、戦ったモンスターを識別することができるモンスター辞典、ゲーム内でいつでも参照できるチュートリアルなど、さまざまなポイントが追加されている。前作からのファンはもちろん、初心者も戸惑うことなくプレイできるだろう。
また、マルチプレイモードではGame Spyを使用して接続すれば、キャラクタがGame Spy上に保存されるため、クライアントに依存せず、どこからでも自分のキャラクタを使用できるようになる。マルチプレイでは最大4人がメインキャラクタのみでプレイできる「クラッシックモード」の他に、最大3人のプレーヤーがメインキャラクタともう1人のパーティーメンバーかペットを使用してプレイできる「カップルモード」、ふたりのプレーヤーがメインキャラクタの他に最大ふたりのパーティーメンバーかペットを連れて参加できる「パーティーモード」という3つのモードが搭載されている。前作ではマルチプレイは特に人気が高かっただけに、今作にも期待がかかる。
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滔々と流れる滝、怪しげなトーテムポール、崩れた石柱……細かいグラフィックス表現を実現していながらも、前作の雰囲気はきちんと踏襲されている |
こちらはダンジョンだろうか、倒れたモンスターの周りに広がる血が殺伐とした雰囲気を一層強める |
砂漠地帯での戦い。スコーピオンの体力を示す部分に弱点が表示されている。また、各キャラクタのより雰囲気を増したアイコンにも注目したい |
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マウスのホイールによって画面はスムースに拡大、縮小する。モンスターの細かいモデリングをチェックすることも可能だ |
奇妙な形をした兜や、顔の入れ墨まで確認することができる。ユニークな装備品もたくさん登場するようだ |
炎を両手にまとった敵キャラクタは自然魔法の使い手だろうか、背後からの敵とどちらを先に倒すか? |
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今作では前作以上の壮大な冒険が待ち受けている。シングルプレイでこだわりのキャラクタを育成した後は、マルチプレイで更なる戦いに身を投じてみよう
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□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/games/
□「Dungeon Siege 2」のページ(英語版)
http://www.microsoft.com/games/pc/dungeonsiege2.aspx
□関連情報
【5月23日】マイクロソフト、MAC版「ダンジョンシージ」
6月24日発売決定。発売記念キャンペーンも実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050523/dun.htm
【2004年9月24日】Microsoft、「Dungeon Siege 2」スニークプレビューレポート
クリエイターChris Taylorが語る「DS II」の魅力とは!?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040924/msds2.htm
【2004年1月23日】PCゲームレビュー「マイクロソフト ダンジョンシージ 拡張パック:アランナの伝説 」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040123/dgs.htm
(2005年7月27日)
[Reported by 勝田哲也]
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