入場料：1,200円(当日券)

　キャラクタ関連のグッズなどを集めた展示会「東京キャラクターショー2005」が、幕張メッセ9番ホールにて開幕した。期間は24日までで、入場料は当日1,200円。

　毎年7月に開催されている「東京キャラクターショー」は、今年も例年通り、イベント限定グッズを販売しているブースのまわりには長蛇の列が形成され、中には「60分待ち」の案内まで出るほどの混雑ぶりだった。イベントステージは整理券を配り、入場待機列のスペースを用意して、順番に誘導していた。

　グッズがメインとはいえ、ゲーム関連では昨年同様に「オンラインゲームゾーン」を設置。ガンホー・オンライン・エンターテイメントの「ラグナロクオンライン」やフェイスの「ローズオンライン」の試遊台が用意され、さらに公式サイトで告知していたイベントも開催していた。

　また、今年もスタンプラリーを実施。オンラインゲームゾーンにある6つのブースからスタンプを集めると、500円のウェブマネー(期限付)がプレゼントされていた。

　ガンホーはこのゾーン以外にも単独でブースを出展している。そこではWIN「エミル・クロニクル・オンライン」のパネルやプロモーションムービーの上映が行なわれていた。

【オンラインゲームゾーン】
ガンホーは「ラグナロクオンライン」の試遊台を3台	フェイスの「ローズオンライン」では2台の試遊台を設置	ミューズのコスプレをしたお姉さんが「ローズオンライン スターターキット」を配布
ガンホーブースでは、「エミル・クロニクル・オンライン」のキャラクタや世界観をパネル展示。プロモーションムービーも上映

　ブロッコリーブースの展示コーナーでは、7月27日発売予定のWIN「ギャラクシーエンジェルEX」が2台、8月26日発売予定のWIN「プリンセスコンチェルト」が3台の試遊台を設置。9月29日発売予定のWIN「クロスワールド -見知らぬ空のエターティア-」はプロモーションムービーを上映し、世界観を解説するパネルも展示していた。

　WIN「True Tears」は、サーカスの「ダ・カーポ」と合同で「D.C./T.T.」という単独ブースとして出展。ゲームの世界観をイメージした多数のパネルが飾られた小部屋に、定期的に雪が降るといった演出も行なわれ、子供たちが楽しそうにしていたのが印象的だった。

【ブロッコリーブース】
「プリンセスコンチェルト」の体験版がプレイできる	「ギャラクシーエンジェルEX」の試遊台は2台設置	「クロスワールド」はムービー上映とパネル展示
輪投げや円盤ダーツなどのテキ屋が夏祭りを演出	D.C./T.T.ブースでは、「True Tears」の内容をイメージさせるパネルを展示。パネルの並んだ小部屋では雪を降らす演出も

　バンプレストは、8月4日発売予定のPS2「サモンナイト エクステーゼ」の試遊台を8台設置。そのまわりでも同作のムービーを流すなど、ブース全体で「サモンナイト」をアピールしていた。

【バンプレスト】
バンプレストは「サモンナイト エクステーゼ」一色。円形に8台が設置されているため、ゆったりとプレイできる

　バンダイブースの試遊台のうち、発売前の作品としては、8月25日発売予定のPS2「カウボーイビバップ 追憶の夜曲」2台、8月11日発売予定の「マダガスカル」はPS2版とDS版が1台ずつ。このほか、GBA「機動劇団はろ一座 ハロのぷよぷよ」やPS2「カウボーイビバップ 追憶の夜曲」など、発売直後の作品も展示されていた。

【バンダイ】
バンダイブースの一押しは「剣聖アクエリオン」	PS2「スチームボーイ」やDS「鋼の錬金術師 デュアルシンパシー」の試遊台も設置されていた

【そのほかの出展ブース】
トミーブースでは、アーケード用「ゾイド インフィニティEX」やメダルゲーム機「ゾイド」、GBA「エレメンタル ジェレイド」の試遊台を2台ずつ設置。巨大なゾイドフィギュアも展示していた。
コナミは極上生徒会グッズの販売がメイン。確認した限りでは60分待ちの表示もあった	テクモは「Rio」と「Dead or Alive」関係のグッズを販売	キッドは東京キャラクターショー限定グッズを販売。新作のプロモーションムービーも上映していた
ビー・ビー・サーブでは、WIN「Master of Epic」の7日間無料プレイ付き体験版を配布	NETではパチスロ機「リオ・デ・カーニバル」の実機を使ったイベントを開催。午後になっても大行列ができていた	日本一ソフトウェアはサントラCD「佐藤天平 the BEST 日本一ミュージックコレクション　Beautiful Days」先行販売などの物販のみ

■ ブロッコリー、「ギャラクシーエンジェルII」を発表

　イベントステージでは、各社趣向を凝らしたイベントが毎時間行なわれ、多数のファンが駆けつけ長蛇の列を作っていた。初日のラストはブロッコリーのステージ。

　まず、8月1日からクローズドベータテストが開始される、ブロッコリー、ヘッドロック、ガンホーのコラボレーションで運営されるMMORPG「エミル クロニクル オンライン」で前説が行なわれた。

　続いて「ミュージカル ギャラクシーエンジェル」が「Re-MIX」となって再び公演が行なわれることが明らかにされた。ミルフィーユ・桜葉役の富田麻帆さん、フォルテ・シュトーレン役の白川りささん、烏丸ちとせ役の中山恵里奈さんが登場した。「Re-MIX」では、横山智佐さんが出演することが決定。12月7日～11日、銀座博品館劇場で行なわれる。

「エミル クロニクル オンライン」で前説	「ミュージカル ギャラクシーエンジェル Re-MIX」公演決定! 横山智佐さんも出演

　そして、最大のトピックである「ギャラクシーエンジェルII」制作発表 Part.1 開発編が富田さんの司会で行なわれた。まず、プロモーションムービーが上映され、壇上に上がったのは、ゲームプロデューサー・水野良氏、キャラクター原案・かなんさん、シナリオコーディネイター・菜の花すみれさん、メカデザイン・山根公利氏、CGディレクター・青山敏之氏、チーフディレクター・土田康司氏（アートディンク）の6名。

【「ギャラクシーエンジェルII」】
ゲームのイメージ的なムービーが上映された。機体の変形シーンなども随所に取り入れられている

　「今作は各紋章機を単独でキャラクタの性格に合わせて変更する贅沢なデザインになっています。シーケンスの状況に応じた変形を行なうようになっていて、気体を見ればキャラクタの性格がわかるようにデザインしました(山根)」

　「恋愛アドベンチャーのパートは、よりリアルに女の子を感じてもらえれば。女性のユーザーにも感情移入してもらえるようなリアルなキャラクタになるように注意してがんばりました(菜の花)」

　「開発状況(を答えるのは)は台本になかったことなので非常に困るんですが、50%ぐらいですね。これから収録などもあるので(土田)」

　「『GA』はソフトな部分とハードな部分があるので、ある意味贅沢な作品ですね。『GAII』に携わることができて喜んでいます。皆さんぜひ楽しみにしていてください(水野)」と、途中で地震が起こるアクシデントにも関わらず、それぞれのコメントが聞けた。

　さて、他にも、賞金10万円をかけた「プリンセスコンチェルト」フローラコスプレコンテストには13人＋1人が登場。伊月ゆいさん、中山恵里奈さん、佐藤裕美さん、yozucaさんがステージに上った「true tears」ミニライブ、最後の「クロスワールド」ミニライブでは、阿澄佳奈さん、井口裕香さん、徳永愛さんのユニット名が「クロワッサン(表記は仮のもの)」に決定し、「Over The Sky」、「君のMemory」を披露してくれた。24日は「『ギャラクシーエンジェルII』制作発表 Part.2 エンジェル隊入隊編」が行なわれる。

「true tears」ミニライブ	「クロスワールド」ミニライブ

□東京キャラクターショー2005のホームページ
http://event.1242.com/tcs/
□関連情報
【7月22日】フェイス、WIN「ローズオンライン」
東京キャラクターショー2005に出展。PvPイベントを開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050722/rose.htm
「ギャラクシーエンジェルII」など新作の制作発表も
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050714/tcs.htm
例年よりゲーム関連の出展が目立つ
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040724/tcs.htm

(2005年7月23日)

[Reported by 滝沢修/佐伯憲司]