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【連載第13回】 進化し続けるヴァナ・ディールの魅力を徹底解剖


ファイナルファンタジー XI連載
~ヴァナ・ディール定点観測~

一攫千金コンテンツとはまた違った面白さ
バージョンアップでよりスリリングになった「潮干狩り」

 FF XIの「潮干狩り」は、伐採や採掘といった収穫に近いまったり系のコンテンツである。戦闘などは一切行なわず、わずか500ギルの出費で手軽に楽しめるため、かなりユニークな位置づけのコンテンツとしてプレーヤー間に認知されている。その潮干狩りが、4月21日のアップデートで仕様ががらりと一変した。ギャンブル要素が大幅に引き上げられ、その分、価値の高いアイテムが取れるようになっている。今回は誰もが小さなスリルと喜びを感じられる、この潮干狩りのガイドをお届けしよう。

戦闘が一切発生しない、まったり系コンテンツ「潮干狩り」

プルゴノルゴ島は、南国の無人島そのものといった雰囲気。景観が素晴らしく、ヴァナ・ディール有数の観光の名所である
ビビキー湾内を巡回する船に乗って、プルゴノルゴ島を初めとした3種類のツアーに参加できる。CoPの中では対象レベルは比較的低い方だ
 FF XIには「潮干狩り」というミニゲームが用意されている。これは「プロマシアの呪縛」(以下:CoP)の追加エリア“ビビキー湾”の中の、“プルゴノルゴ島”エリアのみで可能となっている。まず砂浜にいるミスラに500ギルで「潮干狩りセット」を借り、現実の潮干狩りと同様、海岸線の砂浜ポイントを探して穴を掘り、貝や小魚などのアイテムを見つけるという内容だ。

 潮干狩りは単純に掘るだけでなく、ゲーム的な要素も含まれている。まず掘ったアイテムを収納する“バケツ”には、最大積載量が定められている。この最大積載量を超えてバケツに無理に詰め込もうとすると、底が抜けて中身が台無しとなってしまうのだ。しかも実際に掘るまでは何が出土するのかわからず、中には岩石のようなやたらと重たいものも含まれている。バケツの底が抜ける前に切り上げれば、詰め込んだアイテムは自分のものにできるが、欲張りすぎは禁物というわけである。

 以上が潮干狩りの基本システムだが、他のFF XIイベントとは違い戦闘などは一切起こらないため、何ともまったりとした雰囲気なのがわかってもらえるだろう。プルゴノルゴ島は南国を偲ばせる景観や、アクティブモンスターが少ない点もあり、この潮干狩りと相まって観光地のような印象をプレーヤーに与えているのである。

観光地そのもの
島は東西南北の各方面に小さな海岸があり、それらが道で繋がった地形構造。構造そのものはかなりシンプルである
危険度は低い
アクティブ系モンスターは、スライム系の“クロット”とクラーケン、そして天候によってはボムが稀に出現する。難易度は比較的低い
潮干狩りの案内NPC
500ギルでNPCからバケツを借り受け、これに出土品をぎっしりと詰め込んでゆく。無事に終えれば中身は自分のものだ

ざくざくと掘る
潮干狩りポイントの“Clamming Point”は、一度掘った後はしばらくの間消え去る。挑戦者はこれを探し求め海岸を渡り歩く
無惨に散らばる中身
ただし欲張りは禁物で、こうなってしまうと中身は台無し。無闇に詰め込めばいいというわけではないのだ
無事に中身をゲット
そこで切り上げるタイミングが重要となってくる。どうやってこれを見極めるかが最大のポイント

ギャンブル的な要素が盛り込まれ、時には数万ギル相当を得られるチャンスが!!

 このようにユニークな位置づけであるイベントの潮干狩りだが、4月末のFF XIアップデート時において、さりげなく仕様変更されているのをご存じだろうか。これが実際に遊んでみると意外と面白く、本稿では詳しく紹介していこう。

 バケツの最大積載量が定められているのは既に触れた通りだが、これの中身をぎっしり詰め込み、なおかつ底が抜けないぎりぎりの状態でNPCに渡すと、新たなバケツに移し換えしてくれるようになったのだ。新しいバケツは積載量がアップしており、具体的には初めに貰えるものは最大で50ポンズ(単位)である。この中身を46以上50未満の範囲内に収めれば、次は最大100ポンズのバケツを得られるというわけだ。これは複数回繰り返すことも可能で、段階としては「50→100→150→200」の4種類のバケツが用意されている。

 そして特筆すべきは、自分が所持しているバケツのランクに比例して、潮干狩りで出土するアイテムの種類が増えること。例えば最初は「ビビキースラッグ」や「ジャックナイフ」といった価値の低いものばかりだが、次第に「埋もれ木」や「エルム原木」といった価値の高いものも採取できるようになる。しかもこれらの中には、競売等での価値が数千・数万ギルに達するものも珍しくない。とはいえ例え200ポンズのバケツといえども、最大積載量を1でも超えてしまうと台無しになるのは一緒である。

 言うならばトランプゲームの“ダブルアップ”にも近い、ギャンブル的な要素が新たに盛り込まれているのだ。試しに挑戦してみると、出土するアイテムはランダムとなっているため、46~50ポンズの間に中身を調整するのはかなり難しい。そして、バケツの底が抜けた瞬間の思わず頭を抱えてしまう様は、“ブラックジャック”で手札の合計が22になってしまった絶望感そのものである。だがリスクと引き替えに、上手くいけば合計数万ギル相当の品を得られるかもしれないのだ。

 これは従来のFF XIコンテンツの、どれとも違う面白さではないだろうか? バケツの中身をいったいどこで切り上げるかの駆け引きは今までに無いもので、これがプレーヤー間でにわかに注目を集め始めている。現在のプルゴノルゴ島では静かな、しかしアツい戦いが水面下で起こりつつあるのだ。

積載量増大のチャンス
適度に中身の詰まったバケツを渡すと、新しいものに差し替えてくれる。今後はより様々な種類のアイテムが得られるのだ
掘り出せる種類も増える
次第に高価なアイテムも掘り出せるように。潮干狩りというよりも、宝探し的なニュアンスが次第に強くなってくる
大成功!
うまく行くと、大きなバケツに詰め込んだ沢山のアイテムを得られる。写真の場合は合計で25,000ギル相当といったところ

 それでは、読者が実際に潮干狩りに挑戦する際のアドバイスを、幾つか紹介していこう。潮干狩りには大体30種弱のアイテムが登場するが、それぞれの重さを知っていれば、切り上げるべきかどうかの判断材料となる。各アイテムの重さとしては、3ポンズの“ビビキースラッグ”と、6ポンズのアイテム数種が出土品の半分近くを占めるだろう。

 ただし、中には極端に重いものも含まれるので要注意。例えば“火成岩”は35ポンズ相当で、仮に現在16ポンズ以上の状態でこれを掘り当てると、確実にバケツの底が抜ける計算となる。これが1段階目のバケツであれば多少の冒険は厭わないが、ステージが進むに連れ次第に考え込んでしまう。例えば4段階目の総重量が166ポンズ以上で更にチャレンジするというのは、もはやギャンブルを通り越し、ロシアンルーレットに近い冒険行為といえなくもない。

 各アイテムの重さを実際に計るには、受付のNPCが現在のバケツ総重量を教えてくれるので、これを利用するとよい。つまり一度掘った状態での総重量は、すなわち出土品単体の重量である。メモを取りながらこれを繰り返していけば、いずれは重量の一覧表が出来上がるという寸法だ。

 また重量の他に、競売での相場価格を知っておくと更に良い。この辺りはワールドによって微妙に変わってくるものの、仮にバケツの中に1万ギル相当の品が入ってるとわかれば、無理してこれ以上危険な道を渡ろうとは思わないだろう。現在のリスクとリターンを正確に把握し、時には「勇気ある撤退」を行なえるかどうかが、潮干狩りの勝敗を左右するといっても過言ではない。

ポンズ数に注目
出土品それぞれの重さがわかると、引き際を見極めやすくなる。調べる作業自体は難しくはないので自分で挑戦してみよう
掘り出せる種類も増える
火成岩を掘り当てた瞬間は思わずどきりとする。このようなトラップアイテムは他にもあり、気は抜けない
見極めが肝心
バケツのランクが上がると高価なアイテムを狙えるが、底が抜けた際のショックも大きくなる。このバランス加減が面白い

「潮干狩り」らしく気軽に挑戦してみるのがおすすめ

東西南北4方向の海岸に1匹づつポップする“クロット”は、高級食材を稀にドロップする。金策手段は意外な所にもある
こちらは殻に閉じこもっての防御アップとリジェネが厄介な“ウラグナイト”。この殻はシェード系防具の合成材料としての需要がある
 潮干狩りは「プロマシアの呪縛」発売直後、プレーヤーから大きな注目を集めたが、その導入当初は報酬がいささか地味だったため、あまり人気が高いコンテンツとはいえなかった。またプルゴノルゴ島の景色は確かに素晴らしいものの、レベル上げといった他の利用法には乏しく、その結果島全体が閑散としていたのは否めない。そういった状況がこれまで半年間続いてきたが、今回のバージョンアップでようやく、潮干狩りがゲームとして正常に機能し始めたのだ。

 しかも潮干狩りの全貌はまだまだ見えない印象である。例えば本来潮干狩りというものは、満潮・干潮といった時間による影響を受けて然るべきだが、これについては原稿執筆時点では検証しきれなかった。また、仮に採取時に何らかの法則性があり、プレーヤーのテクニックが介在する余地が含まれていてもおかしくはない。もしかすると“チョコボ掘り”のような、隠しテータスが絡んでいる可能性だってある。

 だがしかし、そもそもこれは「潮干狩り」である。あまり時給などの効率面は気にせずに、気の合う友達と観光がてら挑戦する位で、丁度良いのではないだろうか。BCNMやENMクエストのような一攫千金コンテンツも良いが、それとは違った小市民的なヨロコビもたまには悪くない。実際、FF XIのプレーヤーには純粋なライト層も大勢いるわけで、そのような人向けとしては、適度な緊張感と報酬を得られる潮干狩りはお奨めできる。例えば初~中級者のリンクシェル用イベントとしては最適といえよう。

写真では魅力が伝わらない
日没時に島の西側で見られる景観の移り変わりは、全FF XIプレーヤーにとって必見。プルゴノルゴ島は観光地としてはトップクラスだ
何が釣れるのだろう
釣りの基本システムも以前とはがらりと変わった。この島でしか釣り上げられない魚も導入されているかもしれない
潮干狩りの可能性
今後は潮干狩りと他コンテンツとの絡みにも期待したい。例えばスシ用の食材が得られると利用者が一気に増えそうだ

(C)2002-2005 SQUARE ENIX CO.,LTD All Rights Reserved.

□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/
□「ファイナルファンタジー XI」のホームページ
http://www.playonline.com/ff11/

(2005年4月28日)

[Reported by 川崎政一郎]


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