ソニー、2004年度第2四半期の連結業績発表 新型PS2を控えハードの生産出荷台数が大幅減
10月28日 発表
ソニー株式会社は、2004年度第2四半期のソニーグループ全体の連結業績を発表した。売上高および営業収入は1兆7,023億円で前年同期比5.3%減となっているが、営業利益は30.6%増の434億円、当期純利益は61.6%増の532億円となっている。ゲーム分野では、売上高が1,196億円で、前年同期比で25.8%減。営業損益は若干の損失と発表されている。
ゲーム分野のハードウェアの生産出荷台数は、プレイステーション 2が前年同期比で679万台減の199万台と大幅に下げている。この理由について同社は、当四半期において新型PS2への移行を控え、従来機種の生産出荷を戦略的に抑えたとしている。また、PS2の販売価格を前年同期よりも日米欧の各地域で引き下げていることから、ハードウェアでは大幅な減収となっている。またPSoneの生産出荷台数も、前年同期比で36万台減の60万台と、数字を下げている。
対してソフトウェアの生産出荷本数では、PS2用ソフトウェアで前年同期比1,200万本増の5,600万本となった。PS用ソフトウェアは700万本減の300万本としたものの、ソフトウェア全体では販売数量、売上金額ともに増加し、増収となっている。ただし地域別に見た場合、欧米では増収ながら、日本では減収となっている。
このほかエレクトロニクス分野では、PS2の生産が中国での外注生産に移行した影響により、ゲーム分野へのセグメント間取引が大幅に減少し、前年同期比2.5%減となったことが挙げられている。
【PS/PS2出荷数の推移】 |
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ハード生産出荷台数推移と計画 |
ソフト生産出荷本数推移と計画 |
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/financial/fr/index.html
□関連情報
【4月27日】ソニー、2003年度連結業績発表
PS2の生産出荷台数は242万台減の2,010万台
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040427/sony.htm
(2004年10月28日)
[Reported by 石田賀津男]
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