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ソニー、2004年度第3四半期連結業績を発表
PSPを51万台出荷するも、ゲーム分野は減収

1月27日 発表

 ソニー株式会社は、2004年度第3四半期のソニーグループ全体の連結業績を発表した。グループ全体での売上高および営業収入は、前年同期比で7.5%減の2兆1,482億円。営業利益も13.0%減の1,382億円となっているが、当期純利益は55.3%増の1,438億円となっている。ゲーム分野では、売上高で前年同期比23.0%減の2,826億円、営業利益では36.8%減の446億円といずれも減少している。

 ゲーム分野のハードウェア生産出荷台数は、プレイステーション 2が前年同期比で56万台増の739万台。PS oneは18万台減の84万台。PS2は小型化された新型が2004年11月3日に発売されたこともあり、出荷台数ベースでは好調に見える。しかし販売数量では日米欧で前年同期を下回り、さらに本体価格を各地域で引き下げたことが影響し、ハードウェア全体では大幅な減収となっている。

 ソフトウェアの生産出荷本数は、PS2用ソフトウェアで前年同期比500万本増の1億900万本、PS用ソフトウェアは700万本減の300万本。PSでの減少分をPS2で補い、ソフトウェア全体では増収となった。地域別に見ると、日欧では増収、米では減収となっている。

 また2004年12月12日に発売されたPSPの生産出荷台数が、今回初めて発表された。当期ではハードウェアで51万台、ソフトウェアで130万本を生産出荷している。同社の代表執行役会長兼グループCEOの出井伸之氏は、「『PSP』の導入は成功を収めた」とコメントしている。

【PS/PS2出荷数の推移】
左がハード、右がソフトの生産出荷数推移と見通し。PS2とPSのみで、PSPはグラフに反映されていない


□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/financial/fr/index.html
□関連情報
【10月28日】ソニー、2004年度第2四半期の連結業績発表
新型PS2を控えハードの生産出荷台数が大幅減
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041028/sony.htm
【4月27日】ソニー、2003年度連結業績発表
PS2の生産出荷台数は242万台減の2,010万台
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040427/sony.htm

(2005年1月27日)

[Reported by 石田賀津男]


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