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帝国軍の新兵器をお披露目!?
EA「スター・ウォーズ ギャラクシーズ」プレス発表会を開催

12月11日 開催

開催場所:渋谷J-POP CAFE

 エレクトロニック・アーツ株式会社は、12月23日に発売するMMORPG「スター・ウォーズ ギャラクシーズ」のプレス発表会を12月11日、渋谷J-POP CAFEにて開催した。

イベントでゲームの説明を行なった、オンライン事業部マーケティングマネージャー 平岡三知氏。言葉の端々から、作品への思い入れが伺える
司会のお姉さんはマントを着用し、尊大な口調でイベントを進行。帝国軍の広報になりきっている
入り口でIDチェックを行なうストームトルーパー。彼らに武器を突きつけられると、けっこう緊張する
C-3POとR2-D2。帝国軍のイベントという設定なので、兵士に小突かれたりと、ちょっと居心地が悪そう。カメラを向けられると手を上げたり、映画でおなじみのポーズをとったりと、愛想の良さでは一番だった
 「スター・ウォーズ ギャラクシーズ(以下、SWG)」はスター・ウォーズの世界にひとりの住人として生活することができるMMORPGである。プレーヤーは10の異なる種族からひとりのキャラクタを作成、10の惑星で形成される広大な世界で、さまざまな目的を持ち生きていくことになる。

 北米では1年以上前からSony Online Entertainment によってサービスが行なわれていたが、日本では、12月23日より、エレクトロニック・アーツ(以下、EA)がサービスを開始することとなる。日本語版では、北米版では追加パックとなっている「Jump to Lightspeed」の内容も盛り込まれており、プレーヤーは世界での冒険と共に、本格的な宇宙での戦いも楽しめるようになっている。

 現在日本語版のクローズドβが3つのサーバーで実施されている。14日よりキャラクタデータのワイプが行なわれ、βテストに参加しているプレーヤーはそれ以降のキャラクタデータを正式サービス後にも使用することが可能となる。SWGの世界が本格的に活動を開始するのは14日以降ということになりそうだ。βテストのプレーヤー達がどのようにこの世界を動かし、正式サービス開始によってさらに多くのプレーヤーを得る事でどうなっていくのか、楽しみなところである。

 今回開催された発表会は、「SWGはどんなゲームなのか?」という非常に基本的な情報の提示にとどまった。23日の発売を前に、勢いをつけようという「イベント要素」が強い催しであった。表向きプレスカンファレンスということになっているが、「スター・ウォーズ」のファンサイトを開設している人達も参加しており、内容としてはファンイベントに近いものであった。

 入り口からストームトルーパーが出迎え、受付にはグッズが所狭しと並べられていて雰囲気を盛り上げる。さらに会場に入るにはストームトルーパーによる検問を受けなくてはならず、ニヤリとさせられる。ストームトルーパーは映画同様、横柄な態度で来場者のIDをチェックするなど、非常に芸が細かい。

 ストームトルーパー達を演じているのはルーカス公認のボランティア団体である「501st-JP」のみなさん。日本でのスター・ウォーズのイベントに積極的に参加をしている団体で、東京ゲームショウでもEAブースに登場、話題を集めた。ボディーアーマーなどはすべて自前で準備しているとのこと。ブラスターを初めとした武器なども非常に細かく作りこんであり、感心させられる。

 ボディーアーマーも宇宙で活動をしていることをイメージさせる綺麗なものから、タトゥイーン風の砂漠の汚れが入ったもの、さらにエンドアなどでの活動か一般的な汚し塗装を施したものがあり、肩の装甲など微妙にデザインが違う「サンドトルーパー」、スピーダーバイクを駆る「スカウトトルーパー」までいて、詳しい人ならばより一層楽しめる。さらに真紅の衣に身を包む「ロイヤルガード」、ファンの間で人気の高い賞金稼ぎの「ボバ・フェット」までいる。帝国側でないキャラクタとしてはドロイドの「C-3PO」と「R2-D2」が登場。ストームトルーパーに棒で小突かれながらも、カメラに向かってポーズをとったりと愛嬌を振りまいていた。

 今回の発表会は、「帝国軍が反乱軍を追いつめるため開発した新兵器」としてSWGを紹介するという“設定”であった。EAは帝国に協力する会社という位置づけだ。反乱軍に所属するキャラクタがドロイドしかいないのもこの設定のためだろう。司会を務めるお姉さんも帝国軍の一員としてマントをはためかせ、もうノリノリ。「帝国に協力する君たちに、今回は重要な情報をお教えしよう!」と高らかに宣言。デパート屋上のヒーローショウを思わせる、非常に楽しい雰囲気でのイベントとなった。

 “帝国の協力者であるところの平岡くん”とお姉さんに呼ばれ、ゲームの紹介を行なったのはEAのオンライン事業部マーケティングマネージャー 平岡三知氏。ゲームの基本的な説明の他、映画での名場面とオーバーラップしたゲームシーンを紹介。10の種族の紹介の中では、「トランドーシャンで一番の有名人は、出てきてハン・ソロにすぐ倒されてしまうならず者です」等、映画とゲーム両方での深い思い入れを感じさせるコメントと共にゲームのポイントを紹介していった。日本でのサービスに関しての新しい情報はなかったものの、作品へのスタッフの強い思い入れを確かに感じさせるイベントであった。

 イベントの締めくくりとして来場者には「スペシャルドリンク」が振る舞われた。グラスにつがれた状態では、緑をベースにさまざまな色が混じる飲み物だが、混ぜることで真っ赤に変わる。赤は反乱軍を象徴する色だ。「これを飲み干すことで、帝国軍の勝利を共に祈ろうでははないか!」というお姉さんの言葉を聞きながら、筆者も真っ赤になったドリンクを楽しんだ。

 ドリンクが配られた後は、「このイベントのために用意された映像」として、2005年に公開が予定されている。「スター・ウォーズ エピソードIII」の映像が紹介された。「エピソードII」と「エピソードIV」に登場する若いころと、年老いたオビ=ワン・ケノービが現れ、“堕ちたジェダイ”の事を語り始める。それとともに、悲しげな叫びを上げるアミダラ王女や、怒りに満ちた表情で疾走するアナキン、さらに煮えたぎる溶岩や、ライトセーバーを振るヨーダ、さらにはシスの暗黒卿の姿など、イメージをかき立てる映像がつぎつぎと現れる。

 それらの映像の合間に、ダース・ヴェイダーのマスクと、それを取り上げ、装着する男の映像が……。アナキンがどういった経緯で“ダークサイド”に取り込まれてしまうのか? ルークとレイアという“新たなる希望”はどうして生き別れてしまうのか? そんなファンの疑問が、ついに明らかになりそうだ。映画への期待を非常にかき立てる映像だった。

 この後、会場でのプレゼント抽選会、ストームトルーパー達との撮影会が行なわれた。ちなみに今回のイベントでは「帝国の新兵器」としての扱いだったSWGは、反乱軍としても、どちらに所属しなくてもプレイを楽しむことができる。スター・ウォーズ世界の住人としてどんな“人生”を歩むのか、それはプレーヤーの自由である。

ゲームの説明では、映画の場面とゲームシーンを交互に写し、「映画世界で楽しめる」という本作のポイントを強調。他にはキャラクタの作成や、アイテム作成のデモンストレーションが行なわれた
会場で振る舞われたスペシャルドリンク。混ぜると反乱軍の色である真紅になる プレス関係者他、ファンサイトの管理者なども招待されていたため、年少者の姿も このイベントのための特別映像として、2005年5月に公開が予定されている「エピソードIII」の紹介映像も流された
イベント開始の前は、来場者の前に帝国兵士が立ちはだかる。ちょっと緊張した表情を浮かべる人も 会場には所狭しとスター・ウォーズのグッズが展示されていた
ボバ・フェット。バックパックまで細かく作りこんである 真紅の衣が非常に不気味なインペリアルガード イベントの最後には撮影会が行なわれた
LucasArts and the LucasArts Logo are trademarks of Lucasfilm Ltd. Star Wars Galaxies is a trademark of Lucasfilm Entertainment Company Ltd. (C)2002-2004 Lucasfilm Entertainment Company Ltd. or Lucasfilm Ltd. & TM as indicated. All rights reserved.

□エレクトロニック・アーツのホームページ
http://www.japan.ea.com/
□「スター・ウォーズ ギャラクシーズ」のページ
http://www.japan.ea.com/swg/
□関連情報
【12月8日】PCゲームファーストインプレッション
「スター・ウォーズ ギャラクシーズ」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041208/swg.htm
【11月11日】EA、「スター・ウォーズ ギャラクシーズ 日本語版」
βテスト開始を延期。その後のスケジュールは変更なし
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041111/swg.htm
【11月1日】EA、「スター・ウォーズ ギャラクシーズ」
日本語版プロデューサーインタビュー
“宇宙の戦い”を得た本作を満を持して日本に提供
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041101/swi.htm
【10月27日】EA、「スター・ウォーズ ギャラクシーズ完全日本語版」
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http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041027/swg.htm
【9月29日】「スター・ウォーズ ギャラクシーズ」インタビュー
日本語版ローカライズへ向け間口の広さを強くアピール
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040929/swgint.htm
【9月22日】EA、「スター・ウォーズ ギャラクシーズ 完全日本語版」
プレイ料金と英語版プレーヤーへのサービスを発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040922/swg.htm
【2003年7月2日】PCゲームレビュー「Star Wars Galaxies Empire Divided」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030702/swg.htm

(2004年12月13日)

[Reported by 勝田哲也]


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