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元気、PS2「風雲 幕末伝」完成記念発表会
宣伝部長に“ギター侍”就任。会社も社長もメッタ斬り!!

2005年1月20日 発売

価格:7,140円

「風雲 幕末伝」ジャケット写真
(C)2003 Konami Computer Entertainment Japan Illustrated by Yoji Shinkawa
記者会見出席者全員で“ギター侍”ポーズ!! 浜垣博志社長ノリノリ
 元気株式会社は、2005年1月20日発売予定の本格歴史アクションゲーム「風雲 幕末伝」の完成披露パーティを都内で開催した。発表会では、「風雲 幕末伝」宣伝部長に“ギター侍”で話題となっているタレントの波田陽区さんが就任。笑いの溢れる記者会見となった。

 「風雲 幕末伝」は、“風雲”シリーズの最新作。「新撰組」だけではなく、佐幕側と倒幕側の両方のストーリーを楽しむことができる。前作に収録されていたステージなども作り直されており、システムがパワーアップしているだけでなく、マップの大幅追加などボリュームアップも図られている。

 壇上に上がった元気の浜垣博志代表取締役社長は「元気といえば『首都高バトル』シリーズがあり、これまで自分の車趣味もあって一貫して力を入れてきた。一方、歴史物のアクションゲームシリーズは、私が歴史小説マニアということもあって、『風雲』シリーズの立ち上げには私が加わっていたこともあって、思い入れのあるシリーズとなっている」と語り、「ただの剣術アクションではないので、ひとりでも多くの人に手にとって遊んで欲しい」と自信のほどを示した。

 また、最後にマイブームについて触れ「津本寅吉氏の『夢のまた夢』や塩野七生氏の『ローマ人の物語』がマイブームなので、2005年度以降の元気の作品にも注目して欲しい 」と語った。その後のスタッフの話では、浜垣社長の意向がゲームにかなり反映されるようなので、今回の社長挨拶は元気の次の作品の方向性を示す言葉といえるだろう。

 このあと、プロデューサーの堀越水軌氏とディレクターの今野一重氏が登場。制作の苦労話などを披露。「これまでの作品では声を入れなかったのだが、今回初めて収録しました。登場人物が70人もいて、それが大変だった。イベントもか成り用意されていて、すべてで映画1本分くらいになるのではないだろうか」と語り、「オープニングムービーも大変だった。社長に見せるのだが、 (社長の) わがままを盛り込まなければならず、それでコンテを何回かまるまる描き変えた」とヒヤヒヤな内幕を公開していた。

 「風雲 幕末伝」については「佐幕編と倒幕編のふたつがあるが、そのふたつだけでは描ききったことにはならないだろうと思った。そういったことから西郷隆盛などそこには治まりきらない人達を描くということで、「偉人録」というモードも作った。プレイすることで勉強にもなるし、2本分、3本分お得。色々な人にプレイして欲しい」とアピールした。

 ここでテレビCMの紹介に移った。ゲームのムービーだけを使用した2バージョンが紹介された後、話題の波田陽区さんが登場するバージョンが上映された。これがなんと6バージョンも存在している模様。そのすべてが違ったネタという凝った作りになっている。ぜひともすべて見て欲しいところだが、これだけバージョンがあると難しいかも。

 そして“ギター侍”こと波田陽区さんが登場。有名人をバッサリ斬るライブを披露。波田陽区さんは「なんだかんだでCMまで出られるようになれました。先日、あるアイドルのネタをしたところ、“12月25日に殺す”とたいへんありがたい苦情を頂きましたので、このゲームを宣伝している途中に死んでるかもしれません。みなさん、その時はわたしの代わりに『風雲 幕末伝』をよろしくお願いします。でも、死なないように2005年も宣伝部長として頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします」と爆笑挨拶を披露。

 ここでなんと、会社を斬るは、さらには社長まで斬ってしまうという1曲を披露。「ゲーム会社、元気。今回、満を持してゲームを出しました! 『風雲 幕末伝』みなさんよろしくねって言うじゃない……でもこの会社、拙者を起用しようとするなんて、どうかしていますから、残念!! “元気というより、病気”斬り!!!」と、会場を巻き込んでのライブは大いに盛り上がっていた。

 ゲームは「スポーツゲームと歴史物のゲームをプレイする」という波田陽区さん。宣伝部長になってやりたいことは「僕はギター1本しか持っていないので、社長に元気と書かれたギターを買ってもらい、週末の営業でドンドン宣伝していきたいと思う」とアイディアを披露していた。

 こういった大々的にCMキャラクタとして採用されたのは初めてということで、宣伝部長になったことについては「1年前はバイトしていた身なのに、CMに起用されるなんて半信半疑です」とコメントしていた。

挨拶を行なった元気の浜垣博志代表取締役社長。「ただの剣術アクションではない」と「風雲 幕末伝」をアピール プロデューサーの堀越水軌氏 (写真左) とディレクターの今野一重氏。制作の苦労話などを披露 そして今や時の人、タレントの“ギター侍”こと波田陽区さん。宣伝部長として登場しライブを披露
部長就任の辞令と名刺が社長から手渡された。名刺には「風雲 幕末伝 宣伝部長 波田陽区」と書かれている 発表会後はレポーター陣だけでなく、テレビ番組のマイクさんにまで名刺を配る波田陽区宣伝部長 宴会担当部長よろしく、最後に「社長、CM下ろしちゃイヤですからね」と断わり、会社だけでなく社長まで斬ってみせた


 11月に都内のスタジオで行なわれたCM撮影では、ゲームの映像に被さるようにして波田陽区さんが登場するため、撮影はすべてブルーバックを背に行なわれた。波田陽区さんはCM制作チームの要求に応え、かなりのバージョンの撮影が行なわれていた。「エロ親父っぽく……」と注文を出され演技してみるも、自分からダメだしするなど、厳しい一面も。スタッフから「ちょっと休憩入れますか?」と声を掛けられても「まだ新人ですから、甘やかしちゃダメです」と断わり撮影に挑むなど、まじめな一面が伺い知れた撮影現場だった。

 そんな苦労のかいがあって、完成したCMはいずれも笑えるものばかりに仕上がっている。そして、CMが気になったのならば、ドラマチックな歴史ドラマを自分の手で体験できる同作品をぜひともてにとって遊んでみて欲しい。

【CM撮影現場】
ブルーバックを背にして撮影。かなりのバージョンのCMが存在するので、撮影も大変 カメラに大アップで「~ですからぁ!!」と叫ぶ波田陽区さん。血管切れそう…… どこまで手が大写しになるのかテストモニターで確認している波田陽区さん
CM制作のスタッフと打ち合わせしているところ。とにかくまじめな波田陽区さん 制作陣の「エロおやじの顔」というリクエストに苦労している波田陽区さん。なんども自分からダメ出ししていた 企画でCM撮影とは別にビデオがまわっていたのだが、そのカメラにもちょこっと笑いを入れる波田陽区さん


【スクリーンショット】
倒幕側のスクリーンショット。一番左の画面写真は勝海舟のイベントシーン
佐幕側のスクリーンショット。函館戦争なども描かれている

【人物のCG映像】
倒幕側の主人公
宮本宗助
佐幕側の主人公
秋月小次郎
沖田総司
高杉晋作 坂本龍馬 西郷隆盛


(C) 2005 GENKI

□元気のホームページ
http://www.genki.co.jp/
□「風雲 幕末伝」のページ
http://www.genki.co.jp/games/bmd/
□関連情報
【5月31日】PS2ゲームレビュー「風雲 新撰組」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040531/sin.htm
【8月23日】元気、PS2「風雲 幕末伝」今冬発売
新撰組などの佐幕派を相手に戦う歴史アクション
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040823/baku.htm
【11月16日】元気、PS2「風雲 幕末伝」オープニングムービーを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041116/genki.htm
【11月26日】元気、PS2「風雲 幕末伝」ゲーム内プロローグ映像を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041126/genki.htm

(2004年12月13日)

[Reported by 船津稔]


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