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アスミック・エース、PS2「VM JAPAN」 |
価格:7,140円
「VM JAPAN」は、日本ファルコム株式会社が2002年に発売した、Windows用シミュレーションRPG。その移植作となるPS2版では、新キャラクタや新ステージ、著名な声優を起用したイベント演出などが加えられ、大幅にパワーアップした内容となっている。
ゲームの舞台は、和風のファンタジー世界「和国」。戦国時代が終わり、幕府が全土を統治する時代を迎えつつあった和国だが、何者かが「星落とし」と呼ばれる儀式を行ない、西方の「大和の都」が壊滅的な被害を受ける。これにより多数の人々が死んだが、その中には和国を統一した将軍も含まれていた。混乱に陥った幕府は事態を収拾できず、治安は乱れ、異国の船までが沿岸をうろつき始めるという状態になってしまった。この和国で、プレーヤーは8人の「幻魔使い(Vantage Master)」からひとりを選び、それぞれの視点で「星落とし」の謎を追う。
ゲームシステムはシンプルなシミュレーション。各ステージでは、相手となる幻魔使いを倒すことが目的となる。幻魔使いは、「天」、「地」、「水」、「火」のいずれかの属性を持つ「幻魔」を召喚する能力をもっており、召喚した幻魔を操ることで戦闘を行なう。4つの属性は、天は地に強いが火に弱い、といった優劣関係があるため、属性を意識した戦略が必要となる。
幻魔を召喚したり、術を使用したりすると、幻魔使いは「術数」を消費する。これは時間とともに回復するが、マップ上にある「魔晶石」を占拠することで回復量が上昇。より多くの幻魔が召喚可能となり、戦いを有利に進められる。
登場する幻魔使いは、出で立ちや経歴が異なるだけでなく、術力や攻撃力といった能力にも違いがある。そのため操作するキャラクタによって、異なる戦略が必要になる。
なお、シナリオモードでは4段階の難易度設定も用意されており、プレーヤーのレベルに合わせた調整が可能。また対戦モードも用意されており、シナリオモードでは徐々に集めていく幻魔を、初期状態から全て使用できる。また幻魔使いのステータスも任意に調整可能となっており、ハンデ戦も設定できる。
Windows版からの具体的な改良点としては、従来の全41ステージに、8つのサブストーリー、サブイベントが追加された。合わせて、イベントシーンを盛り上げるサブキャラクタなど、合計7人の新キャラクタも追加。そのほか幻魔も新たに描き下ろされている。
先着予約特典「VM JAPAN 絢爛絵巻」に収録されているイラスト |
【新キャラクタ】 | |||
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【スクリーンショット】 | |||
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□アスミック・エース エンタテインメントのホームページ
http://www.asmik-ace.co.jp/
□関連情報
【2002年6月3日】PCゲームファーストインプレッション「VM JAPAN」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020603/vmjapan.htm
(2004年11月30日)
[Reported by 石田賀津男]
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