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アスミック・エース、PS2「VM JAPAN」
日本ファルコム開発のシミュレーションRPG

2005年2月3日 発売予定

価格:7,140円

 アスミック・エース エンタテインメント株式会社は、プレイステーション 2用シミュレーションRPG「VM JAPAN(ブイエム ジャパン)」を2005年2月3日に発売する。価格は7,140円。

 「VM JAPAN」は、日本ファルコム株式会社が2002年に発売した、Windows用シミュレーションRPG。その移植作となるPS2版では、新キャラクタや新ステージ、著名な声優を起用したイベント演出などが加えられ、大幅にパワーアップした内容となっている。

 ゲームの舞台は、和風のファンタジー世界「和国」。戦国時代が終わり、幕府が全土を統治する時代を迎えつつあった和国だが、何者かが「星落とし」と呼ばれる儀式を行ない、西方の「大和の都」が壊滅的な被害を受ける。これにより多数の人々が死んだが、その中には和国を統一した将軍も含まれていた。混乱に陥った幕府は事態を収拾できず、治安は乱れ、異国の船までが沿岸をうろつき始めるという状態になってしまった。この和国で、プレーヤーは8人の「幻魔使い(Vantage Master)」からひとりを選び、それぞれの視点で「星落とし」の謎を追う。

 ゲームシステムはシンプルなシミュレーション。各ステージでは、相手となる幻魔使いを倒すことが目的となる。幻魔使いは、「天」、「地」、「水」、「火」のいずれかの属性を持つ「幻魔」を召喚する能力をもっており、召喚した幻魔を操ることで戦闘を行なう。4つの属性は、天は地に強いが火に弱い、といった優劣関係があるため、属性を意識した戦略が必要となる。

 幻魔を召喚したり、術を使用したりすると、幻魔使いは「術数」を消費する。これは時間とともに回復するが、マップ上にある「魔晶石」を占拠することで回復量が上昇。より多くの幻魔が召喚可能となり、戦いを有利に進められる。

 登場する幻魔使いは、出で立ちや経歴が異なるだけでなく、術力や攻撃力といった能力にも違いがある。そのため操作するキャラクタによって、異なる戦略が必要になる。

 なお、シナリオモードでは4段階の難易度設定も用意されており、プレーヤーのレベルに合わせた調整が可能。また対戦モードも用意されており、シナリオモードでは徐々に集めていく幻魔を、初期状態から全て使用できる。また幻魔使いのステータスも任意に調整可能となっており、ハンデ戦も設定できる。

 Windows版からの具体的な改良点としては、従来の全41ステージに、8つのサブストーリー、サブイベントが追加された。合わせて、イベントシーンを盛り上げるサブキャラクタなど、合計7人の新キャラクタも追加。そのほか幻魔も新たに描き下ろされている。

先着予約特典「VM JAPAN 絢爛絵巻」に収録されているイラスト
 また同社では、PS2版の先着予約特典として、画集「VM JAPAN 絢爛絵巻」を用意している。山田章博氏や村田連爾氏など総勢12人のイラストレーターが、イラストを描き下ろしている。そのほか設定資料やキャラクタ原案なども収録した、全40ページの画集となっている。

【幻魔使い】
「ヒミカ」

大和神殿に仕える神楽巫女。言動や態度は控えめだが、強い意志を秘めている
「ロレンソ」

異国人の父を持つハーフ。感情的なところもあるが、正義感は強い
「モモスケ」

妖刀「柘榴」を操る旅の剣士。女性に節操がなく軽薄に見えるが、義理人情には厚い
「シュレン」

南方の島に生まれた海の民で、運動神経は抜群。しかし人見知りが非常に激しい
「キクカ」

ある大名の娘で薙刀を振るう。わがままで傲慢だが、愛嬌では誰にも負けない
「ロクロウ」

幾多の戦乱を生き延びた忍者。今は抜け忍のようだが、他人に過去を話そうとはしない
「タクワン」

巨大な木像を振り回す破戒僧。傍若無人な性格がたたってか、獄中暮らしをしている
「セツハ」

大陸の名高い寺院からやってきた学僧。あらゆる幻魔に通じ、その収集を楽しみにしている
【その他】
「ハヅキ」

「星落とし」の信託を受けた巫女。ゲーム中ではナビ役を務める
「キリ」

公儀隠密のくノ一。主人公達を導く役割を担う

【新キャラクタ】
「ヒナ」
「タマ」
「ミヤビ」
「リン」
「盗賊男」
「盗賊女」
「盗賊老人」

【スクリーンショット】


(C)2005 Asmik Ace Entertainment, Inc.
(C)2002・2005 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.

□アスミック・エース エンタテインメントのホームページ
http://www.asmik-ace.co.jp/
□関連情報
【2002年6月3日】PCゲームファーストインプレッション「VM JAPAN」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020603/vmjapan.htm

(2004年11月30日)

[Reported by 石田賀津男]


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