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テクノブラッド、「CPL 2004冬季大会日本予選」を開催
協賛各社がブース出展、BYOCエリアは初日から大盛況

11月12日~14日開催

会場:Necca秋葉原店
入場料:500円


 株式会社テクノブラッドのイベント事業部門AceGamer.netは、11月12日、Necca秋葉原店において、Cyberathlete Professional League(CPL) 2004冬季大会日本予選を開催した。本日はBYOCエリアとイベント会場の設営等が中心で、実際の日本予選は明日からのスタートとなる。一般ユーザーの入場料は500円となっている。なお、同日行なわれたプレス発表会については別稿にてお伝えする。

挨拶を行なうAceGamer.netの犬飼博士氏。FPSコミュニティを束ねるe-Sports、BYOCの仕掛け人である
設営準備が進むNecca秋葉原店イベントスペース。明日からここで試合が行なわれる
BYOC参加者御用達のPC運送アイテム。モデルは弊誌FPS担当ライターのtyokuta。すべて彼の私物で、BYOC参加者のひとりである
 CPLは、アメリカで主催されている「Counter-Strike」などFPSを中心としたPCゲームの世界一を競う世界選手権大会。今年も日本予選は、AceGamer.netが主催となり、各ハード/ソフトベンダーにスポンサーをお願いする形で実施される。参加種目は「Counter-Strike」1種目のみで、期間中にはCPLとは別にAceGamer.net主催の「Painkiller」大会と、スポンサー主催のゲーム大会が実施される予定になっている。

 今年の日本予選でもっとも特徴的なのは、会期の長期化に伴う、BYOCエリアの充実ぶりだろう。過去、日本予選はいずれも1日ないし2日の日程で行なわれてきたが、今回は3日間に渡って実施される。BYOCエリアも、昨年の冬季大会の30席から一気に70席まで増やし、24時間オープン体制で運営を行なっていく。

 先述したように、本日は日本予選そのものは行なわれず、スポンサーによるプレス発表会や、BYOCの準備や、明日からの大会準備がメインとなった。BYOC会場となったのはNecca秋葉原店の1つ上の階にある多目的イベントスペース。会場入り口では14時30分の会場前から、特等席を確保するために参加者たちが長い行列を作り、登録を終えた順に、BYOC会場でPCの設置作業に勤しむ姿が見られた。

 BYOC参加者が設置しているのはPCばかりではなく、Xboxやプレイステーション 2も含まれ、ゲームもFPSだけでなく、MMORPG、格闘ゲーム、リアルタイムストラテジーと実に幅広い。会場の雰囲気は、さながら即席のゲームセンターといった印象だった。

 BYOCの素晴らしさは、趣味を共有した選手と観客が同じ箇所に長時間とどまり、気軽にコミュニケーションを取ったり、対戦をしたりすることが可能なところだ。それが大会と平行して行なわれることで、選手達の練習風景も間近で見られるだけでなく、“遊びの合間”に大会を観戦するといった、ユーザー本意の形で大会を楽しむことが可能になる。

 BYOCの本質は、ゲームイベントとコミュニティの直結にあるが、それがようやく日本でも花開いたという印象だ。残念ながらBYOC向けに用意された70席の枠はすでにすべて埋まってしまっているが、大会観戦と同時にBYOCエリアの入場も可能なので、興味のある人は一度見てみてはいかがだろうか。

 BYOC参加者のほとんどが設営準備を終えたところで、AceGamer.netの犬飼氏が参加者に対して、挨拶を行なった。挨拶といっても格式ばったものではなく、マイクを片手に会場を歩き回りまわるというざっくばらんな雰囲気で、スポンサーの紹介と、ユーザー向けのゲーム大会の告知を行なっていった。

 今回コーナーを設けて出展を行なったスポンサーは、アスク、ASUS、GDEX、GTUNE、マイクロソフト、プリンストンの6社(50音順)。各社はそれぞれ自社の新製品を賞品としたゲーム大会を夜間に順次実施していくということだが、仕切り方が大変ユニーク。主催者の犬飼氏自ら「今日の24時(深夜0時)から、世界5位のSIGUMA選手の仕切りで『Halo』の大会やります」と発言し、参加者が参加する気満々で「おー!!」と騒ぐといった感じで、BYOCならではの無茶な開始時間とド外れた盛り上がりぶりが魅力である。

 明日からは、CPL日本予選とAceGamer.net主催の「Painkiller」の大会が実施される。BYOCの席とは別に、一般観戦者用のスペースと大型プロジェクタが用意されているので、観戦希望者は明日11時までにNecca秋葉原店に向かうといいだろう。

登録を待つ参加者たち。重いPCを持ち込む猛者が多数いたのが意外だった

設置準備が整ったら早速対戦開始。BYOC参加者は、選手が約半数を占めているため、大会種目である「Counter-Strike」が一番目についたが、そのほかにも「Halo 2」や「DEAD OR ALIVE Ultimate」など、Xboxタイトルが目に付いた

スポンサーコーナー。今回中でも出色の出展だったのが、オンラインゲームサイトを運営するGDEXの「GAMEDECK MAYFLY FULL SET」。PCゲーマーのための多機能PCデスクで、マウス、キーボードのみならずステアリングホイールやジョイスティックまで含めて、非常に効率的に収納/使い分けが可能。値段は235,000円なり

□AceGamerのホームページ
http://www.acegamer.net/
□「Cyberathlete Professional League 2004 冬季大会日本予選」のページ
http://www.acegamer.net/cpl/2004winter
□関連情報
【10月4日】テクノブラッド、「CPL2004冬季大会日本予選」を開催
「Counter-Strike」予選トーナメントとLANパーティを実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041004/cpl.htm
【6月29日】CPL2004 夏季大会日本予選観戦レポート
優勝はチーム力と個人技能の両輪を磨き上げた4DN!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040629/cplsum.htm

(2003年11月12日)

[Reported by 中村聖司]


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