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マイクロソフト、「Zoo Tycoon 2 特別イベント at 上野」を開催
発売日は12月10日、「エンカルタ」との共同キャンペーンを実施

12月10日発売

価格:7,140円

 マイクロソフト株式会社は、10月30日、上野精養軒および上野動物園において、「Zoo Tycoon 2」と「エンカルタ総合大百科 2005」の共同特別イベントを実施した。会場には事前に抽選で選ばれた60組の家族が出席し、動物づくしのイベントに積極的に参加する姿が見られた。

「報道関係者、ご両親、お子供さんの誰に向けて喋ればいいのか戸惑っておりますが」とにこやかな表情で挨拶したマイクロソフト五十嵐氏
「ペットを1匹しか飼ってはいけない決まりなのに、犬とウサギを飼っています、どうしてでしょう」というクイズに正解した子供に、独断でタカのぬいぐるみをプレゼントする五十嵐氏
本イベントの仕掛け人である「Zoo Tycoon 2 日本語版」シニアプロダクトマネージャの風間氏
デモンストレーションでは風間氏が自作したという動物園を公開。俯瞰視点から見せるだけでなく、1人称視点でパンダにエサを上げたりして、同作の魅力をアピールした
 会場となったのは、東京上野を代表するランドマークである上野動物園と、それに隣接する上野精養軒。「Zoo Tycoon」シリーズは、2002年の「ペット博」への出展を皮切りに、昨年も「Zoo Tycoon Complete Edition 日本語版」の発表の場として横浜八景島シーパラダイスを利用するなど、ユニークなアプローチで日本語版の発表を行なってきた。

 シリーズ最新作である「Zoo Tycoon 2」は、フル3Dによるインタラクティブ性の高いゲームデザインを最大のウリとしているため、ゾウやキリン、パンダといった人気動物たちの迫力ある姿が見られる国内随一の動物園である上野がイベント会場に選ばれたのはある意味自明といえる。

 さて、イベントは2部構成になっており、まず第1部が上野精養軒で開かれた。イベントは、パーソナルシステム事業部事業部長の五十嵐氏の挨拶から始まり、各担当者の製品紹介、そして第1部のメインイベントであるトークショウと行なわれていった。

 今回のイベントの主役は、両親を同伴した子供達だったため、五十嵐氏の挨拶も、いきなり子供向けのクイズから始めるなど、同社のイベントとしてはかなり異例の内容となった。「Zoo Tycoon 2 日本語版」および、共同キャンペーンを展開する「エンカルタ総合大百科 2005」の製品紹介においても、両タイトルとも単なる紹介に留まらず、映像や音をふんだんに取り入れ、子供達も興味津々といった感じだった。

 「Zoo Tycoon 2 日本語版」の発売日は12月10日で、価格は7,140円。2つのキャンペーンも告知された。ひとつは2005年3月31日までの期間に、前述の「エンカルタ総合大百科 2005」とセットで購入することで5,000円のキャッシュバックが受けられるという魅力的なキャンペーン。もうひとつは11月1日より開始されるオンライン予約を行なった先着2,000名に、オリジナルノート「どうぶつ飼育日記帳」をプレゼントするというもの。

 なお、気になる必要環境については明らかにされなかったが、東京ゲームショウより格段にパフォーマンスが向上していたことが確認できた。「Zoo Tycoon 2」は、欧米では11月9日の発売が予定されており、英語版のマスターアップに伴い、日本語版においてもパフォーマンスの最適化作業が行なわれたものと見られる。

 その後行なわれたトークショウでは、「ナショナル・ジオグラフィック 日本語版」編集長長坂邦宏氏が登壇した。「最近雑誌が売れないが、こういう便利なものがあったのか、コレじゃ勝てないな」と発言して会場を沸かせたあと、同誌の迫力ある写真を題材に、多種多様な動物たちの生態や特徴について、たびたびクイズを交えながら解説を行なっていった。

 その後に行なわれたクイズ大会では1組ごとに1番から3番までが記された番号札が手渡され、3択による動物クイズが出題された。それまではおとなしくイスに座っていた子供達が、イスを台にして元気よく身を乗り出し、正解と思われる番号札を司会者に示す姿が見られた。クイズは子供向けの内容で比較的易しく、さらに両親が子供に口添えするためもあって、正解する子供の姿が目立ったが、最終的には7名の参加者が選ばれ、それぞれ賞品を授与された。

 以上までが第1部で、第2部では上野動物園に入園し、ゾウを皮切りに、ワシ、タカ、そしてペンギンのコーナーを順に巡るツアーが行なわれた。現地では実際の動物を目の当たりにしながら、長坂氏による解説も行なわれ、多くの参加者が耳を傾けていた。上野動物園は、昨夜までの悪天候から回復したこともあり、知的好奇心を大いにくすぐらせてくれる万人にとって心地よいイベントとなった。

今回のイベントのために特別に用意された子供向けのお絵かき風の「Zoo Tycoon 2」紹介ボード。この内容をそのままフルカラーでキッズマニュアルにすればかなり支持されると思うのだが

「ナショナル・ジオグラフィック 日本語版」編集長長坂邦宏氏のトークショウ。過去に同誌に掲載された写真から飛び切りのものを紹介し、クイズを交えつつ、撮影された状況や背景を紹介していった

大いに盛り上がったクイズ大会。賞品はキーボードや「エンカルタ」製品版、「ナショナル・ジオグラフィック」写真集、動物のぬいぐるみなど。もっとも高額な賞品であるキーボードを貰った子供が、動物のぬいぐるみを貰えなかった悔しさのあまり泣き出してしまったことが今回のイベント唯一の誤算か

第2部「長坂邦宏編集長の解説付き上野動物園ツアー」。ゾウ、ワシ/タカ、ペンギンの3カ所を急ぎ足で回るツアーだった。なぜパンダがツアーに含まれていないのか疑問だったが、イベント終了後に実際に足を運んでみたらその理由がよくわかった。人気がありすぎて常時凄い人だかりができていて解説どころではないのだ

□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/games/
□「Zoo Tycoon 2 日本語版」のホームページ
http://www.microsoft.com/japan/games/zootycoon2/
□関連情報
【9月26日】マイクロソフト、「Zoo Tycoon 2」を日本語版で出展
フル3Dになって新しく生まれ変わった最新作はカップルや女性に大人気
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040926/mszoo.htm
【2003年9月6日】マイクロソフト、「Zoo Tycoon Complete Edition 日本語版」一般初公開イベントを開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030906/mszoo.htm

(2003年11月1日)

[Reported by 中村聖司]


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