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SCEJ、「PSビジネスブリーフィング」開催 |
■ 驚きの薄さを実現した、久夛良木健氏「究極のPS2」
発表会に出席したSCEJの面々。実際には久夛良木健氏とSCEJプレジデントの竹野史哉氏の2人によるプレゼンテーションが行なわれた |
現行製造中のGS、EEの2チップ版でも、90nsの新しいバージョンの1チップ版でも搭載可能な基板で、厚さ28mmとその圧倒的な薄型化に成功。その薄さには発表された瞬間、記者席から驚きの声が漏れたほど。久夛良木氏は「 (従来機の) 半分であればそれほど驚きではない」とコメントし、まさに究極に近いダイエットを果たすために頑張ったことになる。
発売は、日本では11月3日で価格はオープンプライス。推定価格については「まだ公開できる時期ではない」としている。ちなみに北米、欧州では11月1日から、149ドル、149ユーロで販売が開始される。
従来機との仕様的な違いはないが、新型プレイステーション 2では100BASE-TX/10BASE-Tのネットワーク端子が標準装備となる。また、ハードディスクについては内蔵できないし、外付けのHDDも現在用意されていない。この点について久夛良木氏は「現在ハードディスクを使用しないソフトが増えてきている。ハードディスクを搭載しているPSXの価格も下がってきている」と、色々な商品ラインナップを用意し消費者側が選択することになりそうだ。
北米市場については、ユーザーの4割がアナログ回線を使用していることから、100BASE-TX/10BASE-Tだけでなくモデム端子も設置される。SCEJとしては取りあえずネットワークゲームをさらに加速させていきたいことから今回のような仕様にしたのだろう。
■ 久夛良木健氏「Next SystemにBD-ROM採用」電撃的に公開
また発表会では電撃的に、現在開発中の「Next System」にブルーレイディスク (BD-ROM) を採用すると発表された。
BD-ROMの使用については現在策定中だが久夛良木氏は「メディアの戦略は、プラットフォームの戦略と切り離せない」とし、「グランツーリスモ」シリーズのディスク容量が作品を経過するに連れて増加していることを挙げ「コンピュータの世界では、容量に直結する」とコメントし、30GBの「HD DVD」に比べ、より多くの容量を扱うことのできるBD-ROMが有利であることから採用を決定したという。
もちろん、CD-ROM、DVD-ROMも使用可能となる。このことから従来製品……つまりプレイステーションとプレイステーション 2との互換性についての質問が出たが、これについて久夛良木氏は「これまで膨大なプログラムが書かれてきて、我々の想定外のものも生まれてきた。そういったことから互換性をとるのに苦労しているのが実状」としながらも、「下位互換についてはプレイステーションの文化。チャレンジしなければならない」と、下位互換を前提に開発中であることを明らかにしている。
また、映像などの録画機能については、「ゲームには必要ない機能で、今のところは考えていない。メモリーカードもあるし、ネットワークもあるので、データの記録場所はどこにでもある。今のところは“ゲーム機”としてやらなければならないことではない。ただ、ホームサーバーなど市場はドンドン変化し、進化している。商品企画として、どう考えるかだろう」ということで、ゲーム機としての「Next System」としては搭載する意志が現状ないことを明らかにしている。
「Next System」については、この7月の発表会において、来年のE3で発表され、2005年の東京ゲームショウで一部のソフトウェアを公開する旨が明らかになっている。
現在開発中の「Next System」のディスクメディアに、ブルーレイディスク (BD-ROM) を採用すると電撃的に発表 | こちらは光ディスクの進化についてのスライド | SCEJが発売してきた「グランツーリスモ」シリーズについて、プログラムなどデータ量が増大傾向にあることを示したスライド |
(2004年9月21日)
[Reported by 船津稔]
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