【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

SCEJ、「PSビジネスブリーフィング」開催
PSPの実機を公開!! ただし発売日は公開せず

9月21日 発表

思ったより薄く、思ったより軽く感じたPSPの実機。そして圧倒的な画面の大きさが特徴
 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは、2004年度下半期のビジネス施策に関する発表を行なった。24日から開催される東京ゲームショウ2004において出展されることが決定しているプレイステーション・ポータブル (PSP) に関して発売日や価格の発表が行なわれるものと憶測が飛び交ったが、実際には発表されることはなかった。

 7月に開催された「PlayStation Meeting 2004」では、東京ゲームショウにおいて販売店などに向けた商談などの発表を行なう旨が明らかにされていたため、発売日と価格が公表されるとの観測が広がっていたわけだが、実際には見送られる形となった。SCEJのCEOである久夛良木健氏の口から「今回発売日と価格に関する発表はありません」とするアナウンスが告げられると、報道陣からはガックリとしたため息が漏れた。この点について久夛良木氏は「実機を実際に手で振れることができるのは、東京ゲームショウが初めてとなる。この場でユーザーや販売店などの声を聞いて、検討したい」と説明した。

 久夛良木氏はまた、「プレイステーションが39,800円と発表されたときも、その値段がどれくらいのものかみんなよくわかっていなかった。でも、プレイステーションで『リッジレーサー』を遊ぶことができるということで、発売後の盛況ぶりは皆さんもおぼえていると思う。どんなプラットフォームでも、どんなソフトを遊ぶことができるかだろう。今年の冬からどんな楽しいゲームを楽しむことができるのか……流通やユーザーからの意見を考慮して今年の冬の発売日、価格を発表させていただきたい」と続けた。

 今回、新たに公開された内容として注目なのは、メニュー画面としてPSXやVEGAで採用されているXMB (クロスメディアバー) が採用されたことだろう。使いやすさでは群を抜いている“家電”で使われている「XMB」を改良してPSPに搭載。TVなどとの統一を図ったという。

 また、開発の遅れが噂されていたPSPだったが、バッテリー駆動の実機を初めて手にすることができた点も大きい。実際に触った印象では、とにかく画面が大きく感じる。筐体のギリギリまで画面があることも要因だと思われるが、思ったより画面が大きく感じられ、その迫力はなかなかのものだ。たとえば、会場では「真・三國無双(仮称)」や「どこでもいっしょ」、「みんなのGOLF ポータブル」、「新リッジレーサー (仮称)」を実際にプレイすることができたが、迫力満点だった。

 筐体は薄く、大きさという点ではポケットからはみ出す大きさだが、薄いため、胸ポケットに入れたところで気になることはないだろう。実際、久夛良木氏は胸ポケットから取り出し、実際に電源を入れていた。重量も軽く、「重たい」と感じることはない。

 個人的はこれまでの携帯ゲーム機に比べボタンが多いとも感じた。操作ボタンだけみてもSTART、SELECT、上下左右、△○×□、L1、R1と、ゲームボーイアドバンスに比べ2つ多い。これだけでなく、音声のON/OFFスイッチ、画面のバックライト調整、ボリュームといったスイッチが用意されている。メモリースティックの挿入口など、これまでのゲーム機にはない多用途さがそうさせているのだろう。

 映画などの再生についての今後の展開について久夛良木氏は「現在最終段階のツメに入っている」ことを明らかにした。このほかにも出版などについてもなんらかのコンテンツ提供を考え、打診しているようだ。

 久夛良木氏は最後の質疑応答で、PSPについて「初心に返ってはじめの1台目からやっていきたい」と意気込みを語り、「ハードウェア的には完成していて、あとはソフトウェアの最終的な追い込みだけ。今日、発売日と価格の発表を行なおうとも思ったが、発売後も途切れなくソフトが発売されなければならないし、そういったせめぎ合いから今日の発表は見送った」と冬の発売に向けて、ギリギリの調整が続いている模様だ。

 また任天堂の「ニンテンドーDS」の印象を聞かれ、「ゲームボーイシリーズの最新作と思っている。コンピュータエンタテインメント業界を活性していくためには歓迎している。PSPは、全く新しい世界を切り開く。オーバースペックという声もあるが、今後必要となる機能も含めこれから数年先のことを考えて技術を投入した。そういった意味では役割が違う」と答えた。また、記者団から囲み取材で「どちらを購入すればいいのか?」との問いには「全部買って下さい。僕も全部持っている」とコメントした。

 ちなみに「東京ゲームショウ2004」では、50台の実機が出展されるという。その目で確かめ、実際に遊んでみることが重要だろう。ぜひとも会場で一度、手にとって遊んで欲しい。

すでに何度も公開されているPSPだが、今回はバッテリー駆動の実機が公開された。USB 2.0の仕様がTargetに変更されたが、その他の基本的な仕様はほとんど変更ない PSPの裏側。持ちやすいように、左右に若干のふくらみがある。底面の向かって右側がヘッドフォン端子。ステレオミニジャックで、リモコン端子も用意されているのがわかる。向かって左側はAC電源 UMDを挿入する瞬間。HOMEキーを押すことでゲームを終了。電源を切った段階で背面のオープンボタンをスライドさせ扉を開けディスクを取り出す
電源スイッチ付近。電源を押すとグリーンのランプが点灯。右下にはAC電源が見える。START、SELECTボタンの横の音符マークは音のON、OFF。その横は輝度調節ボタン。真っ暗にすることも可能で、3段階に調節可能だった。ちなみに、「真・三國無双 (仮称)」が動作中だということがわかる 表から向かって左側面。背面側にヘッドフォンジャックが隠れるように配置され、その上にはメモリースティック挿入口も用意されている 反則気味にゲームボーイアドバンスSP(GBASP)と並べて写真を撮ってみた。現在正規流通で発売中の携帯ゲーム機は国内ではゲームボーイアドバンスシリーズのみ。そのGBASPを見慣れた目でPSPの画面を見ると思ったより大きく見え、その迫力には驚くだろう
UMDとパッケージ写真。新書版、ペーパーバックの大きさだという。すでに「2枚組でも大丈夫な仕様になっている (久夛良木健氏)」ということで、2枚組ソフトも視野に入っている模様 PSPの操作画面に採用されることが決まったXMB (クロスメディアバー) 。PSXやVEGAでも採用済みの操作方法 PSPの参入コンテンツメーカーは現在60社。NDA締結メーカーは100社と発表された



■ あのドリフトが帰ってきた!
「新リッジレーサー (仮称)」ファーストインプレッション

 会場で実機デモが行なわれていたソフトがいくつかあったが、「新リッジレーサー(仮称)」に触れるチャンスに恵まれたので、簡単だがインプレッションをお届けしよう。

 「新リッジレーサー(仮称)」は、初代「リッジレーサー」のコースレイアウトをパーフェクトに再現。トンネルから山間を抜け、下りの高速コーナーからビーチを横目にのぼりのヘアピン、そしてさらにトンネルを抜けると1周という、まさにアレだ。コースレイアウトこそ初代のものだが、グラフィックはポリゴン、テクスチャを含め全面的に作り起こされているようだ。また、トンネル内部では、ヘッドライトによる光跡が見受けられ、ただの移植版ではないことを主張。

 また、アナログ、デジタル両方のコントロールが可能となっており、アクセルオフからステアリング入力で簡単にドリフトが可能。がんばれば1回転のドリフトも可能のようだ。その操作感覚はまさに初代のアレ。サウンドも初代のものを踏襲したもの。「Ridge racer」が流れるなか、当時の感覚そのままにマシンを振り回すことができる。アナログ操作はちょっと慣れが必要で、短時間の試遊では使いこなせなかったのが残念。また、高いスピードでドリフト状態に入ると、後で起こる加速はちょっと確認できなかった。

 ただ、ちょっと違うのは、横長の画面だからか、PSPの画面の大きさから来るものなのか、携帯機なのに圧倒的なスピード感を感じることができたことだ。開発途中バージョンということで、サウンドエフェクトの類が一切入っていない状態で、ヘッドフォンでのプレイだったが、画面から感じるスピード感は、初代にも勝るとも劣らない。むしろこちらのほうが体感的には先を行っているかもしれない。画面をにらみつけながら思わずニヤけてしまうほどだった。TGS2004に出展されるので、ぜひそのスピード感を味わってもらいたいものだ。 (Text by 佐伯憲司)

【スクリーンショット】
ナムコ
「新リッジレーサー (仮称)」
コナミ
「麻雀格闘倶楽部」
コナミ
「迷宮探索型モンスターシューティング (仮称)」
タイトー
「パズルボブルポケット」
ナムコ
「ことばのパズル もじぴったん大辞典」
ナムコ
「T.O.E. (仮称)」
バンダイ
「英雄伝説 ガガーブ トリロジー 白き魔女」
バンダイ
「蒼穹のファフナー (仮称)」
バンダイ
「LUMINES (ルミネス)」

PSP国内ソフトウェアラインアップ(予定)
発売元 タイトル名 ジャンル
アイディアファクトリー 新天魔界(仮称) シミュレーションRPG
アクアプラス ビジュアルノベルシリーズ(仮称) アドベンチャー

アタリ ジャパン

未定 アクション アドベンチャー
未定 ドライビング アクション
未定 レースゲーム

アトラス

EX人生ゲーム(仮称) ボードゲーム
峠MAX(仮称) レース
プリンセスクラウン(仮称) アクションRPG
ペルソナ(仮称) RPG

アリカ

TGM-K(仮称) パズル
テクニクキュート(仮称) リズムアクション
イマジニア エデュケーショナルゲーム エデュケーショナルゲーム
SNKプレイモア KOF(仮称) 3D対戦格闘アクション

エム・ティー・オー

エンジェルコレクション(仮称) ローティーンきせかえ
パズルゲーム(仮称) パズル

エレクトロニック・アーツ

タイガー・ウッズ PGA TOUR ®(仮称) ゴルフ(スポーツ)
ニード・フォー・スピード
アンダーグラウンド ライバルズ(仮称)
レース
音楽館 Mobile Train Simulator + 電車でGO! 東京急行編(仮称) シミュレーション

カプコン

ヴァンパイア クロニクル ザ カオス タワー 対戦格闘
デビル メイ クライ シリーズ スタイリッシュアクション
ビューティフル ジョー シリーズ VFXアクション
グローバル・A・エンタテインメント 虫(仮称) シミュレーション
クロスノーツ 戦国キャノン(仮称) シューティング
元気 首都高バトル(仮称) レースゲーム

コーエー

三國志(仮称) シミュレーション
真・三國無双(仮称) アクション
麻雀大会(仮称) テーブル

コナミ

イース -ナピシュテムの匣-(仮称) アクションRPG
麻雀格闘倶楽部 テーブル
迷宮探索型モンスターシューティング(仮称) FPS
未定 シミュレーションRPG
コナミコンピュータエンタテインメントジャパン METAL GEAR ACID ACID
コナミコンピュータエンタテインメントスタジオ パワフルプロ野球 シリーズ(仮称) 野球
コナミコンピュータエンタテインメント東京 ウイニングイレブン シリーズ(仮称) サッカー
サイバーフロント ころん パズル・アクション

サクセス

雀メイト テーブル
未定 テーブル
サミー 実戦パチスロ必勝法!シリーズ(仮称) 実機シミュレーター
サンライズインタラクティブ 新型シミュレーションゲーム(仮称) シミュレーション
スクウェア・エニックス 未定 未定
スパイク RS Revolution(仮称) バイクレース

セガ

ぷよぷよフィーバー アクションパズル
Project S(仮称) 未定

ソニー・コンピュータエンタテインメント

RPG(仮称) RPG
MMORPG(仮称) MMO・RPG
KARAOKE(仮称) カラオケ
グランツーリスモ4 モバイル(仮称) レース&カーライフシミュレーション
GAMES(仮称) On-Line対応ゲーム
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX FPS
サルゲッチュP! サルつかまえアクション
ダービータイム 総合競馬エンタテインメント
天地の門 剣術アクションRPG
TALKMAN エンタテインメント・ツール
どこでもいっしょ お話しゲーム
Novel(仮称) Novel
ピポサルアカデミ~ア
-どっさり!サルゲー大全集-
サルゲー大全集
ポポロクロイス物語~ピエトロ王子の冒険~ アニメチックロマンチックRPG
みんなのGOLF ポータブル ゴルフゲーム
Red Line(仮称) コミュニケーション

タイトー

スペースインベーダーポケット(仮称) シューティング
パズルボブルポケット パズル

拓洋興業

ぷらすぷらむ2 again(仮称) 対戦天秤型パズルゲーム
ほしがりエンプーサ 学園恋愛争奪シミュレーション
ディースリー・パブリッシャー パズルゲーム(仮称) パズル

テクモ

KARAKURI(仮称) 群集アクション
テクモ マイ ジェネレーション(仮称) バラエティー
どこでも楽勝!パチスロ宣言(仮称) パチスロシミュレーター
トミー アクションゲーム(仮称) アクションゲーム

ドラス

ドラスロット2・主役は銭形 パチスロシミュレーション
ドラスロット・スーパーハナハナ-30 パチスロシミュレーション

ナウプロダクション

インテリジェント・ライセンス(仮称) パズルアクション
彼岸島(仮称) ホラーアドベンチャー

ナムコ

ことばのパズル もじぴったん大辞典 知的好奇心くすぐり系パズルゲーム
新リッジレーサー(仮称) レース
太鼓の達人(仮称) リズムアクション
T.O.E. (仮称) RPG
ナムコミュージアム(仮称) バラエティゲーム
日本一ソフトウェア 魔界ウォーズ(仮称) シミュレーションRPG

ハドソン

天外魔境シリーズ(仮称) 和風RPG
ボンバーマンシリーズ(仮称) アクション
煉獄 The Tower of Purgatory SFアクションRPG

バンダイ

英雄伝説 ガガーブ トリロジー 白き魔女 RPG
機動戦士ガンダム(仮称) 未定
蒼穹のファフナー(仮称) ACT
ドラゴンボールZ(仮称) 未定
NARUTO-ナルト-(仮称) 未定
パトレイバー(仮称) ミニパト
LUMINES(ルミネス) 音と光のアクションパズル
ワンピース(仮称) 未定
バンプレスト スーパーロボット大戦(仮称) 未定

フロム・ソフトウェア

アーマード・コア フォーミュラフロント メカカスタマイズ・シミュレーション
キングスフィールド(仮称) 3DリアルタイムRPG
新機軸アドベンチャーゲーム(仮称) アドベンチャー
天誅(仮称) 忍者アクション

マーベラスインタラクティブ

A.I.シリーズ 囲碁 最強ボードゲーム
A.I.シリーズ 将棋 最強ボードゲーム
A.I.シリーズ 麻雀 最強ボードゲーム
川のぬし釣りシリーズ 釣りRPG
パイロットになろうシリーズ フライトシミュレーション
牧場物語シリーズ ほのぼの生活ゲーム
毎日コミュニケーションズ 東大将棋ポータブル テーブルゲーム
メディアワークス キノの旅-the Beautiful World- ノベル&アドベンチャー
ヤマサエンタテインメント 山佐Digiポータブル(仮称) パチスロバラエティ
ユークス プロレス(仮称) スポーツ
ワークジャム 探偵神宮寺三郎(仮称) アドベンチャー

※ピンクは東京ゲームショウ2004出展タイトル

□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ
http://www.scei.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.scei.co.jp/corporate/release/pdf/040921b.pdf
http://www.scei.co.jp/corporate/release/pdf/040921c.pdf
□関連情報
【5月13日】PlayStationのブースで“PSPを触ってきました”
~ プレイステーション・ポータブル(PSP)続報
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040513/psp.htm
【7月12日】PSP参入メーカーは59社に増加
「TALKMAN(仮称)」、「どこでもいっしょ(仮称)」をプレゼン
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040712/psm_2.htm

(2004年9月21日)

[Reported by 船津稔/佐伯憲司]


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.