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★スペシャル短期集中連載★


第3回 ~仲間集めと本拠地の楽しみ~

 19日、ついにシリーズ最新作「幻想水滸伝IV」が発売された。連載の最後となる今回は、「幻想水滸伝」シリーズを愛する多くの人が楽しみにしている、108人が集まることの魅力についてお伝えしていきたい。第1回目で全員を集めなくてもゲームのクリアは可能だというお話をしたが、仲間集めの具体的なところはどんなふうなのか、集まった仲間はどうなるのかなどについてちょっと突っ込んで見ていこう。



■ あれやこれや想像を働かせて進めていく仲間集め

 冒険を進める中で、新しく仲間になってくれるキャラを探すときの1つの目安は、「顔キャラ」であるかないか、ということ。例えば新しい村に行ったら、片っ端から村人に話しかけていくと思うのだが、多くはメッセージウィンドウのみが表示されるが、中にはメッセージウィンドウと共に顔イラストと名前が表示されるキャラがいるだろう。これが通称「顔キャラ」と呼ばれるもので、仲間になるキャラは必ず「顔キャラ」だ。1度話しかけて仲間にならなかった顔キャラは、居場所をマークしておくといい。

本拠地ができるまで、状況に応じて仲間が加わったり離れていったりする。また、「顔キャラ」の中にも、最後まで108人の仲間にならない者もいる
最初は好意的でなくてもいずれ仲間になってくれる者もいれば、1度パーティに加わったキャラでも最終的に108人の仲間に入らない場合もある

・話しかけるべし

 人間同士のコミニュケーション、それはやっぱり会話なのだ。多くの仲間は、最初は話しかけることがきっかけで、仲間に加わってくれる。一度話しかければ仲間になってくれる者もいるが、中には根気よく何度も話しかけて仲間になってくれる者や、会話に選択肢が現れたり、何らかを頼まれて条件を満たすと仲間になってくれることもある。一見、主人公の目的とは全く関係ない行動理念に基づいて、独自の行動をしているキャラも、仲間にできそうであれば躊躇せず引っ張り込む方向で話を運べばいい。

・主人公の資質を常に己に問え(少し大げさだが……)

 困っている人は見捨てずに、助けてあげることが重要だ。また、子供の捜し物から、無銭飲食をしてしまった人のお代を肩代わりしてあげるなど、何にでも興味を持って寛大に人々と接すること。水戸のご老公的「旅の途中の人助け」を心掛けていれば、間違うことはないだろう。また、無頼な感じのキャラが要求する高額な雇い賃も、文句を言わず支払って雇うなど、あまりけちけちせず懐の大きさを見せる心構えも大事だ。

・人間関係を観察せよ

 人と人が居ればそこには人間関係が存在するわけで、人を増やしたければこれに気を留めることもちょっとしたポイントとなる。キャラによっては、同種族の誰かをパーティに加えたり、ある一定の法則を持つパーティで話しかけると仲間になってくれる者がいる。例えば、主人公の仲間集めに興味を示さない忍者でも、先に仲間になっている忍者を連れていって話しかけると仲間になってくれたりするのだ。

 なかなか仲間になってくれない「顔キャラ」がいるなら、既に仲間になっているキャラを見渡して、同属性の者がいないか探してみよう。すると何か突破口があるかもしれない。このように、人と人との関係を類推するところに想像の余地があって、楽しめるところでもある。

 以上は過去のシリーズの仲間スカウトの方法の中でも、主だったもの。他にも出逢いから仲間になるまでのパターンは、さまざまなものが存在する。しかし上記の部分を読んでもらえば、普通にRPGを進める中でやっていることで、ある程度の仲間集めができるとおわかりいただけるだろう。これら過去の例から類推しつつ、普段のRPGをプレイする触覚を研ぎ澄ませつつ、「IV」の仲間集めも楽しんでもらいたい。


■ 合宿のような楽しみがある本拠地

 仲間にしたキャラクタは、本拠地に集結する。本拠地は、集めた仲間がひと所に集結して、戦いに備えて生活する場所だと考えればいい。

 仲間を増やすと本拠地はどんどん活気に満ち溢れ、集めた仲間が渾然一体となって共に生活をする様は、大規模な合宿のようになり、副産物としてキャラ同士の会話の様子を眺めるだけでも結構楽しむことができるのだ。またシリーズが進んで本拠地は、もはや副産物とは言えないほどの充実ぶりで、本拠地単体でも楽しませてくれる。

 合宿と言えば、当然何らかの目的に向けての鍛錬が第一だが、そればかりではなく、食堂でみんなで食べる食事、数人単位で入るドキドキのお風呂、夜になればちょっとしたゲームをするなど、楽しみもたくさんある。本拠地は、もちろん戦争イベントが起これば、みんな一丸となって命を賭して戦えるよう準備する場所なのだが、そういった遊びが凝縮され、息抜きと共に遊びに熱中できる場でもある。

 仲間が増えていくと、本拠地でできることが増えていく。仲間の入れ替えができるようになり、さまざまなお店が開店して買えるものが増え、仲間それぞれが思い思いの生活を展開して、遊びの種類も増えていく。

 シリーズ最新作「IV」では、本拠地での遊びにもかなり力が注がれているようなので、これから遊ぶ方は、バッチリ楽しみ尽くす心の準備を整えておかれるといいだろう。

人を集めていくと、本拠地の随所で様々なミニゲームも遊べる。写真はすべて「幻想水滸伝II」のもので、左からちんちろりん、魚釣り、もぐら叩き
宿屋や防具屋といった必須のお店のほかにも、各人が個人の技能や特徴を活かして旅に協力してくれる。地図や資料が閲覧できたり、中にはお風呂屋さんもある



■[Q&Aコーナー]「幻想水滸伝」初めてさんいらしゃ~い!

Q.仲間がどんどん増えていったら、32人パーティーとか、75人パーティーとか、大変じゃないですか?

 そんな大変な状況にはなりません。かつてのシリーズでは戦闘に出すメンバーの数は6名、「幻想水滸伝IV」では4名と決まっています。多くの場合、旅先で新しく増えた仲間は、先に本拠地に行く、というようなことを言い残して、本拠地に勝手に向かってくれます。同行者として移動パーティーに加わる場合もありますが、いずれかのタイミングで同行者からは外れます。

 ちなみに仲間みんなで力を合わせて戦う場面もありますが、それは集団戦闘になります。

Q.仲間がどんどん増えていって、たくさん使えるにしても、RPGってレベルがあるでしょ。使えるキャラって、結局最初から使い続けた仲間になっちゃうんじゃないすかね?

 ところがどっこい。途中で仲間にして、そのまま放置していたためにメインメンバーとレベル差が開いたキャラがいたとします。これを、レベルの高い仲間に放り込んで戦闘させれていれば、経験値の割り振りに補正がかかってすぐにレベルアップしてくれます。少し連れ回している間に、難なく同等のレベルにまで上がってきます。

 早く先へと進みたい人は、変わり種の協力攻撃を発見していく部分は、追加の楽しみと捉えればいいと思います。

Q.キャラ名を覚えるのが苦手な私です。昨日遊んでいたゲームのキャラ名も思い出せないほど……登場人物が多いことを考えると、こんな私でもやっていけるか不安です。

 大丈夫、名前を全部覚えていなくても生きていけます。キャラの容姿をパッと見たとき、名前が思い出せないとしても、そのキャラに関して起こったイベントや出会った土地、どんな集団の一員として活動していたか、誰ソレの仲間だった、どうやって仲間になったなど、何かしら1点くらいは思い出せるものです。また、周りのキャラクターとのセットの関係で覚えていることも多いです。

 本拠地をひと通り歩いてみれば、関連した人同士で集まって会話をしていたりするので、ときどき回ってみるといいでしょう。キャラクター同士の微妙な関係を発見できることもあり、そんなところから意外なお気に入りキャラが、心の中に誕生しないとも限りません。


(C)1995 2004 Konami Computer Entertainment Tokyo

□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□「幻想水滸伝」シリーズ公式ページ
http://www.genso.com/
□関連情報
【8月11日】初めてトライする幻想水滸伝
第1回 ~群像ドラマを楽しむ~
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040811/gen.htm

(2004年8月20日)

[Reported by 河本茉澄]


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