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セガ、AC「甲虫王者ムシキング」台湾で展開開始 |
会場では質疑応答も行なわれた。左から田副氏、植村氏、緒方氏、司会を務めたタレントの小嫻さん |
AC用「甲虫王者ムシキング」日本では筐体約4,000台、カード約6,500万枚を出荷している大ヒット商品。台湾では5月から試験設置が行なわれており、予想を上回る収入を計上しているという。これを受けて、同社は7月より初回出荷分100台を台北市と台北縣を中心に設置。今後も順次設置店舗を拡大し、年内に500台の設置を目指すという。
発表会には、セガの常務取締役の田副康夫氏、「甲虫王者ムシキング」プロデューサーでセガ 未来研究開発部部長の植村比呂志氏、セガ台湾総経理の緒方正憲氏の3人が挨拶。記者の質問に答えた。
台湾での展開が、当初、台北市と台北縣に限定していることについては、「ライセンス規制や海外製品の輸入規制がある台北から導入することで、健全なアミューズメントを根付かせたいと考えている。今後は秋以降から、台中、台南、高雄に順次展開していきたい」としている。
また、日本でアーケードゲームのオンライン化が進んでいることから、「甲虫王者ムシキング」でも遠距離対戦ができるようになるのか、という質問には、「技術的にはいつでも可能」と答えた。ただし、「台湾ではインフラ整備など、クリアすべき課題が多い。まずは『甲虫王者ムシキング』の遊び方や楽しさを浸透させ、次の展開を考えていきたい」とコメントを付け加えている。
日本国内での展開について触れたものではないにせよ、オンライン対戦機能の実装が可能であると明言したことは、同作において大きな意味を持つだろう。小学生を中心に現在も圧倒的な人気を誇る作品だけに、今後どのような展開を見せるか注目していきたい。
会場の試遊台や出展物には、記者のほか子供達も集まり大混雑。子供のムシ好きは万国共通、ということだろうか |
(2004年8月2日)
[Reported by 石田賀津男]
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